日別アーカイブ: 2013-10-15

フルマラソンを完走するために参考にしたもの

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前回の投稿では、長々と完走記録を書かせていただきました。
今回はその続きというわけではありませんが、「また後日…」とした内容をアップします。

先日のアップルマラソンでは、42.195キロを走っている間、絶対脚が止まると思っていたのに、結局一度も立ち止まらず、そして歩きませんでした。
暑かった、という人もいましたが、暑さはそれほど感じませんでした。走っている間集中しすぎていたのか、実は緊張しまくりでそこまで気が回らなかったのかも知れません。

ということで、レースの前に耳年増になっていろいろ収集した情報が、意外に役立ったのではないかと思います。
来年…というか自分の今後のために、備忘録的な内容ですいません。

【走る前に読んだ本】

「走ることについて語るときに僕の語ること」村上春樹

もはや僕にとってバイブル的な文庫本。フルマラソンを走るんだと決めた昨年、いやその前から、機会ある毎に幾度となく読み返した。著者のようにストイックに走り続けることや、海外の大会にたくさん出て走ることを真似ることはできなかったけれど、走る時に思い、考えることは大いに参考になった。
「大丈夫、僕も走れるんだ。」という思いをかき立ててくれる本。多分これからも、幾度となく読み返すことになるんだと思う。

「3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから」金哲彦

初夏の頃から初秋にかけて、僕は頻繁に昼休みや仕事帰りにウォーキングをしていた。職場の周りを約30分かけて歩いてみたり、仕事を終えた後に職場から約1時間20分かけて、それもわざわざ遠回りして、青森駅から二駅先にある津軽新城駅を目指したり。

もちろん平日走る時間をなかなか確保できないことを補うためでもあったけれど、自分の姿勢を確認する意味もあった。いわゆる「腰が落ちる」状態にならないようにするためだった。そのきっかけとなったのが、実はこの新書だった。今更ながら、もう一度読み返してみる必要性を感じている。

「非常識マラソンマネジメント レース直前24時間で30分速くなる!」岩本能史

レースの直前に一番目を通した新書。

「非常識」というだけあって、すべてが参考になった訳ではないが、前日の過ごし方や当日のレース運びについては、大いに参考にさせてもらった。実は、この書籍に記載されていた「岩本メソッド」を3日前ぐらいから多く採用したことは、今だから明かそう。

例えば。
前日夜からウォーターローディングと称して「メダリスト5500」を溶かしたOS-1ウォーターを飲み、起床してから家を出る直前まで、「メダリスト5500」とOS-1ゼリーをシェイカーで混ぜて飲み込んだこと。

30キロ走の練習の時に経験したように、エネルギー(あるいは水分?)が枯渇して脚が止まるのが怖かったため、当日朝は切り餅5つと大福1つを平らげたこと。

ほとんど役に立たなかったけれど、3時間35分を目標時間に設定したペースチャート(5キロ毎のラップ表)を作成し、途中で何を服用すべきかメモしたこと(結局走っている途中に取り出したのは15キロ付近の手前、1度だけだった)。

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パワージェルやパワーバーなどをウェストポーチに4つ忍ばせ、いろんなタイミングで服用したこと。(他のメンバーから「随分いっぱい持ってるね!」と驚かれたけど、実はこれでも足りないと思っていた。)

【レース中に口にしたもの】

・アミノバイタルゼリー。当初の計画より早く、15キロ地点で服用。

・サバスピットインジェル(ウメ味)。20キロ過ぎ、折り返しの前で服用。

・パワーバー(パワージェル梅味)。気合いを入れるため、28キロ地点で服用(濃厚でドロッとしていたので、その後の給水ポイントで口の中をゆすいだ)。

・パワーバー(パワージェルグリーンアップル味)。カフェインが含まれていたため、34キロ地点で服用(脚が攣りそうになった時に、気を紛らわすために飲んだ)。

・この他「OS-1ゼリー」は、当日の朝自宅で2つ、出発前に1つ、折り返し地点で1つ。

・スポネット弘前の私設エイドでクッキー1つ。

・国吉地区の私設エイドで小さなおにぎり1つ。

・30キロ地点と35キロ付近で塩入りゼリー。

・給水は、西目屋村のエイドと38キロのエイドを除き、すべてスポドリ(2か所は水)。

これが、今回のアップルマラソンにおいて、初めてフルマラソンを走るに当たって準備し、そして実践したものです。
もちろんこれが全てではないですし、その人その人の体質に合う合わないもあると思います。

そう考えると、マラソンって本当に奥深い競技なんだな、と改めて思っています。