日別アーカイブ: 2018-01-05

2018年は、平常心で。 #ランニング #マラソン

2018年も早いもので残り360日となりました。
ここ最近何となく避けていたランニングの話を、そろそろ再開したいと思います。

ランニングを始めて10年以上の月日が流れ、フルマラソンに挑戦してから5年目に突入しました。年が改まったのを機に気持ちも改め、練習を再開しています。
初めてフルマラソンに挑戦したのが2013年10月、42歳の時。この時に叩き出した3時間34分50秒というタイムが、僕にとってマラソンの一つの基準となっています。
どうせ走るならもっと速く走りたい!思うのは人間の性ではないでしょうか。僕自身、フルマラソンにはこれまで16レースに出場(うち3レースはペースランナーとして出場)し、最初の記録からこれまで25分ほどタイムが縮まりました。

昨年1月の勝田全国マラソンで、走り始めた頃には夢にも思わなかった3時間15分の壁を越え、更に8月の北海道マラソンで3時間8分を切る怪走(快走ではありません)。しかも北海道の時は、後半に余力を残してのタイム、想定通りのネガティヴスプリットだっただけに、まだまだ行けるんじゃないかという勘違いをした結果、なぜか迷走状態へと陥り、フォーム、体調、その他いろんなものを崩す(壊す)こととなり、現在に至っております。敢えて言うならば、スクラップ・アンド・ビルドの時期に突入したんでしょうね、いろんな意味で。

さて、毎回の走行記録を残しているサイトで調べてみたら、2016年は通算で約2,320.9km、2017年になると約2,739.6kmを走っていたようです。2017年に関しては月間平均で約228キロ。そんなに走っていたという気がしないのですが、屋内外、練習、レースを全て合わせると、結構走っていたようです。僕は走行距離よりも内容を重視、といつも嘯いているものの、やはりこれぐらいは走らないと次の目標には届かないのかな、という思いもあります。

ところで、「プラトー」という言葉をご存じでしょうか。
【Plateau】
一時的な停滞時期を指す言葉で、主に筋力トレーニング時の停滞期のことを言うそうです。
昨年1月までは、何となくこの「プラトー」状態に陥っていたというか、記録が伸び悩んでいました。正しく表現するならば、一進一退を繰り返しながらも少しずつ記録が伸びているんだけれど、かといって劇的に伸びているわけでもなく、感覚的には初完走した時よりも酷い状況というか、何というか。
初フルからサブ3.5を達成するまでは、出場レースの数が少なかったとは言え、たった5分タイムを縮めるのに約1年を要しました。
そこから3時間20分を切るまでには、実に2年を要しました。僕の中では、この時期がまさに「プラトー」の真っ只中だったのではないかと思っています。しかし一旦そこから抜け出すと、3時間10分を切るまで1年もかかりませんでした。

この間で何があったのかといいますと、一つだけ思い当たる節があります。
多分皆さんもやられているとは思うのですが、昨年は、練習やレースの内容を記録する(ウェブ上だけではなく、紙に書いて残す)ということを1年間通してやりました。特に冬場の青森は、外走りするのもままならないことがあるので(冬場のランを全く苦にしない方もたくさんいますが、僕はかなり苦手です)、改めて読み返すことで、この時期にどんな練習をしていたのかを見直す一つのきっかけにもなります。
以前は「Number Do」という雑誌に付いていたランナーズ手帳を愛用していました。ほぼ日手帳の監修だったものが、2017年版は、高橋尚子さんも監修に参加した手帳となり、非常に使い勝手が良く、本当にスラスラと練習内容やレース結果を記していたのですが、2018年版は今のところ同梱される気配がありません。
まあ、普段使っている手帳に書くのもいいのかも知れませんが、仕事の内容もランニングの内容もゴチャゴチャと手帳に書き込まれたものはあまり見栄えがいいものではありません(仕事の内容がたくさん書き込まれることもないのですが)。
今、代用品を探しているのですが、なかなか手頃な大きさのものが見つからず、最後は自分で作るしかないのかな、と考えているところです。

さて、どうせ走るんだったら、1秒でもいいから速く走りたいと思うのは、先ほどもお話したとおり。でも、毎回毎回それを狙うには、レースとレースの間隔が少し短すぎるようです。これから先もずっとマラソンを楽しむためには、走る時期やレースなど、ある程度の取捨選択はやむを得ず、そこからターゲット(勝負レース)を絞っていく、ということも必要になってくると考えています。いや、もちろんそれなりのお金を払って出場する以上は、結果を出さないと、とは思うのですが、裏を返せば、結果を出すためにどれだけ練習を積んでそのレースに臨むか、ということになるのかな、と。
「レース出場も練習の一環」と捉えることもあるのでしょうけれど、色んな意味でそんな余裕ないんですよね…。

昨年、バースデーランとなった勝田全国マラソンへの出場は、今年は見送りました。実はこれ以外にも、出場したいと考えていた幾つかの大会出場を断念しています。一番大きな理由は、「4月から新たに配属となった業務の中身が見えないから」でした。しかし、結果的には無理に断念する必要もなかったようです。今となっては失敗したな、という思いも強いです。

今月末には47歳を迎え、いよいよ50歳の足音が聞こえて来ます。
ひとまず昨年からの積み残し(宿題)は何とか消化しないといけないな、と思っていますし、やらなければならないことの消化に向けて、レースや練習などをどう組み立てて行くかが大事になってきます。嗚呼、なんかすっかりランナー気取りですね。どうもすいませんね。

そんな中、実は既に幾つかの大会にエントリーしておりまして。

まずは3月の「古河はなももマラソン」。初出場の大会です。
開催される日が東日本大震災から7年目の節目となる3月11日だということ、虹の橋を渡ったうちの愛犬が「ハナ」と「モモ」だったということ、これだけで出場を決めました。…って、理由が安易でしょ?
ただ、出場する以上は、それなりの結果を求めたいと思っています。
2017年は「北海道マラソン」の後の「田沢湖マラソン」で大失速をやらかしてしまい、それから走りに迷いが出始めました。
あの時の反省を踏まえ、まずは一定ペースで走りきることを念頭に置きたいと思います。イメージは北海道マラソン。最低限(表向き)の目標は、安定の3時間15分切りということで、3時間14分59秒。これを達成するためには、やや強めのトレーニングを積まなければならないところではありますが、強めと考えるトレーニングが、いつしか平時のトレーニングになるよう、少しでも目標に近づくために頑張りたいと思います。

4月の「イーハトーブ花巻ハーフマラソン」は、今回で5回連続出場となります。このコースは、これまで3度ハーフの自己ベストを更新している相性のいい大会。しかし、この驕り、勘違いが大失敗を生むということもあるので、そうならないよう慎重に走りたいと思います。(実際、残り1度は脚の痙攣で大失速しているので。)

この他にも、5月に五所川原市で開催される「走れメロスマラソン」はハーフでエントリー済み。
「メロス」の2週間前、昨年自己ベストを更新した「仙台国際ハーフマラソン」は、陸連登録の部が来週9日からエントリー開始となりますが、久し振りに八戸市の「うみねこマラソン」に出場しようかと、ちょっと悩んでいるところ。
「北海道マラソン」は今年8月26日に開催されますが、エントリー開始が3月4日(日)と例年より1か月早くなっているので要注意。
昨年残念な結果に終わった「田沢湖マラソン」は、大会の間隔を睨みながらどうしようか思案することになりそう。

ざっと挙げるとこんな感じでしょうか。この他、昨年は出場を見送った「さいたま国際」をどうするか、思い切って「NAHA」に高跳びしようか、「勝田」はどうしよう、10キロのレースも何本か出場したいな、などとプランを練り始めると止まらなくなってしまいます。

とりあえず、いかなる場合も平常心で、冷静にレースに臨めるような姿勢で挑む。
そう考えると今年は、フィジカル面よりもメンタル面の強化が重要になってきそうな気がします。

昨年の北海道マラソンみたいに、激しい動揺にも打ち勝つ強靱な精神力でレースを迎えたいものです。でも、あの精神状態であのレース運びができるなら、もうちょっと上を目指せると思うんだけど、逆にあの精神状態まで追い込まれるのだけは、もう勘弁して欲しいなあ(笑)。