日別アーカイブ: 2017-07-27

靴紐を結んだ時がスタート #ランニング


PCやスマートフォンと同様、ランニングシューズも日々進化を遂げており、1年前どころか半年毎に新しいモデルが登場するといったことは珍しくありません。

どこのメーカーのどのシューズが履きやすい、クッション性が高い、色々耳年増になりながら情報を入手するものの、実際は人それぞれ走力も足の形も異なるため、自分に合ったシューズは他人からの情報ではなく自分で見つけるしかない、といったところでしょうか。

私事になるのですが、人生初のランニング、30歳の記念と称して10キロマラソンに出場した時にはブルックス、約10年前、成人病予備軍を宣告されて走り始めた時はナイキのシューズ、それから5年ほどナイキのシューズを履いていたのですが、いわゆる「boostモデル」が登場した頃からアディダスへと鞍替え、それ以降、ずっとアディダスのシューズを履き続けています。

この間、その時は足に合うと思ったシューズが、走ってみたらどうもしっくり来ない、ということも何度かありました。
それだけが原因ではないにせよ、足の色んな部位を痛めたり、足の指の爪を剥がしたりを繰り返しながら、一体自分の足にピッタリ合うシューズはどんなものなのだろうかと、未だに暗中模索の状況が続いている、というのが正直なところです。

ランニングする上でシューズの話は避けて通れませんが、シューレース(靴紐)のことはラン仲間の間でもほとんど話題に上ったことがありません。話題になったといえば、結び方をどうするかといったことや、結ばない靴紐として登場した「キャタピラン」のことぐらいでしょうか。

実は一度だけ、シューレースで大失敗したことがあります。
フルマラソン挑戦2年目となったその年、足底筋膜炎を発症していた僕は、土踏まずの部分を上げるインソールに替え、騙し騙し走っていた、そんな感じでした。タイムも思うように伸びず、フル挑戦3度目の田沢湖マラソンでようやくサブ3.5を達成したものの、どこか消化不良気味なレースがずっと続いていました。そんな中で挑んだ第30回NAHAマラソンは、フル5度目の挑戦でした。
コースの起伏や大会の雰囲気などを総合すると、記録は狙えない、と聞いてはいましたが、出るからにはちゃんと走りたい、まして沖縄まで来たんだから、と気合いだけは入っていました。
そして大会当日、お気に入りのシューズだったアディダス、水色のadizero Japan(実はこのシューズ、色違いも含めこれまで3足購入、現在も履いています。)を履き、靴紐をキュッと。

…いや、待てよ。

これだとちょっと緩いか…と、「もう少しギュッ」と結んだそれが、仇となりました。

決して順調ではなかったものの、21キロの中間地点を過ぎてから、下り基調が9キロほど続くコースの途中で、足の甲に今までに感じたことのない違和感。

どうやら靴紐を少しきつく結びすぎたようで、足全体が締め付けられた感覚がずっと続きます。下り基調であるにもかかわらずペースが落ち、ようやく平坦となった30キロ過ぎで遂に足を止め、「ギュッ」と結んだ靴紐を緩めました。

キュッと結んで良かったんだ…。いや待てよ?靴紐の緩みは気の緩み、なのか?そんなアホな。

緊張感が一気になくなり、戦意も喪失。
走ったり歩いたりを繰り返しつつ、途中で日本最南端にある吉野家の牛丼(エイドで配給されているのです)まで頂戴し、3時間40分も切ることができずゴール。

これが、靴紐で失敗した唯一のレースとなりました。

その後、前述の話題となったキャタピランも装着して練習に臨んでみたのですが、あの「瘤」の部分が足の甲に当たり、走っている途中で何度も歩くハメに。

これ、見た目は山菜のミズの瘤か、育ちの悪い海ブドウ、みたいな。

それはともかくこの一件があってから、シューレースはシューズに同梱されているものが一番合うようにできているものなんだ、と勝手に思っておりました。

確かにNAHAマラソンでの失敗は、靴紐に対するちょっとしたトラウマになっていたのも事実。そんな時、こんなものがあるのを発見しました。

セリアの靴紐がとある理由で大人気!

100円ショップ「Seria」で販売されている、いわゆるゴム紐。
ちなみに、色も各種あるみたいでして、シューズに合わせた色を選ぶことも可能です。(ただし、合う色があれば、の前提ですが。)
実は私、1年前ほどから1足のランニングシューズにこの靴紐を結んでおり、そのシューズでレースに出たこともあります。

肝心の使用感ですが、個人的には十分アリです。緩過ぎず、きつ過ぎず、走っている時の足の浮腫などで窮屈になるといったことや、少なくとも以前のように、靴紐の締め付け過ぎによる痛みを感じるということはなくなりました。何だろう、その時その時でシューズの幅がうまいこと可動する、みたいな。

もちろん装着した感覚に好き嫌いがあるでしょうし、走っている時の絶対的なシューズのホールド感を望むランナーの皆さんには、決してお勧めできる代物ではありませんが、試してみる価値はあるような気がします。
まあ、所詮は税込108円ですから、仮に失敗しても痛手は少ないのでは?少なくともシューズが合わないと失敗するよりはマシだと思います。

なお、あくまでも個人的な使用感であって、この靴紐にしたら走っている途中で靴が脱げた、などといった苦情は一切受け付けませんのであしからず。

…おお。今日は原稿用紙5枚ちょっとで収まったぜ。