弘前公園舞台に1000人快走
弘前市の弘前公園を会場に42.195キロをたすきでつなぐ「第1回弘前城リレーマラソン」が16日、開かれた。最高気温27.2度と7月中旬並みの暑さの中、109チーム(1チーム5~10人)、約千人の選手たちが天守を背に、新緑の桜が茂る園内を駆け抜けた。【出典:2013年6月17日付けWeb東奥】
このブログでは、約1か月のご無沙汰でした。
開催決定から心待ちにしていたこの大会が、2013年6月16日(日)、ついに弘前公園内で開催されました。
僕は本体の「弘前公園RC」からではなく、敢えて別動部隊として「一平会」を結成し、エントリー。当初9名程度でのチーム編成を見込んでいたのですが、離脱者や都合の悪くなった方が続出し、結果的に6名でのエントリーとなりました。
※「一平会」というのは、平成元年3月に弘前高校を卒業した同期生の集まりです。
大会は、弘前公園内に設けられた1周約2キロのコース(「約」と表したのにはまぁ、諸々事情がありまして…笑)を21周、襷で繋ぐというものです。10名での参加の場合、一人2周+誰かが1周というパターンでOKなのですが、うちらのチームの場合、個々の走力に非常にムラがあったため、誰がどういう順番で何周するかについて、当日まで決定しないまま本番を迎えました。
しかも、1名がお昼12時前後まで会場入りすることができないということで、スタートの10時から2時間は、5名で走らなければならないということになりました。
他のチームを見ると、上位入賞を充分狙えそうな(狙っている?)強者揃いのチームや、各々が仮装姿で臨むチームなど色々。総じて見れば、仲間同士でチームを組んでそれぞれが楽しむ、といった構成が一番多かったのではないかと思います。
前日、会場の設営を微力ながら手伝わせていただき、その際に、お世話になる弘前公園RCの拠点となるテントも設営。
翌朝8時過ぎに会場入りし、受付を済ませたあと、まずは弘前公園RCのメンバーでもある長尾さんと一緒にコースを試走しました。
この日の朝まで痛めた左足ふくらはぎの痛みは引かないまま、騙し騙しでこの大会に出場しなければならないことを後悔しつつ、10分近い時間を掛けてゆっくりジョギング。ひとまず何とかなりそうかな、といった感じで試走を終えました。
テントの前で記念撮影。一人まだ来ていません。
代表者会議のあと、9時30分からは弘前市長やマスコットキャラクターのたか丸くんも登場した開会式が行われ、津軽三味線と津軽弁によるラジオ体操第一という、これまた実に地元民の心をくすぐるような仕掛けのあと、いよいよスタート準備。
我がチームのトップは、僕と同じクラスで、現在は同じ釜の飯を食う田澤くん。うちのチームの中では最速、最強のランナーです。田澤くんは持参したリンゴの被り物を頭に装着し、「じゃ、2周ね。行ってくるわ。」と言い残してスタート地点へ向かいました。
午前10時。スターターのたか丸くんによる号砲と同時に勢いよく飛び出し、参加109チームの先頭を切ったのは、弘前公園RCの走る弾丸、勝瑞くん。これがまたホントに早い!弘前公園RCのメンバーからも歓声が上がります。
…さて、各チームが既に1周での襷つなぎを行う中、無事2周を走り終えて次走の田中くんに襷を繋いだ田澤くん、息も絶え絶えでこう呟き、倒れ込みました。
1~2周 田澤 → 3周 田中
「2周は…無理だ。」
朝方降った雨が災いし、猛烈に湿気が上がっています。しかもそれに輪を掛けて、この日の気温はどんどん上昇。
そんな中、少しでも盛り上げようと持参の被り物までして、2周約4キロを走り抜いた田澤くんの疲労困憊っぷりを目の当たりにして、一人2周連続は無謀だということを確信しました(何を隠そう僕自身、4周連続で走ることを考えていました)。
ここで急遽作戦を変更し、一人1周で襷を繋ぐことにしました。田澤くんの疲労っぷりが半端なかったので、田中くん→竹内くん→棟方くん→僕…の順で繋ぎながら、彼の疲労回復を待つことにしました。
そうそう、ちなみに田澤くんは我がチームのエース格で、フルマラソンの自己ベストは3時間3分。
なので、ホントは一人で走っても充分だったのですが(笑)、そこはチームということで、5周走ってもらうことを見込んでいました。
また、他のメンバーには当初、次のとおり走ってもらうことを考えていたのですが、当日の天候や本人の走力、そして石澤くんが遅れて来るということも考慮して、結果的に次のとおり割り振ることにしました。
石澤 3周 → 2周
竹内 3周 → 2周
田澤 5周 → 6周
田中 2周 → 2周
棟方 4周 → 4周
蒔苗 4周 → 5周
あとは、どの順番でどうやって繋いでいくかがキモ。石澤くんが何周目ぐらいを走っている時に到着するのかも気になるところです。
田中くんが周回を終えて次走の竹内くんに襷を繋ぎます。硬式野球部同士の連携作業(笑)。
3周 田中 → 4周 竹内
その間も、続々とリレーゾーンでは襷が繋がり、歓声や声援があちらこちらから飛んでいます。ホントに楽しそう!
竹内くんから棟方くんへの襷リレーが終わり、いよいよ次走は僕ということで、否応なしに緊張感が高まってきました。たかが2キロ、されど2キロ。朝まで歩くのも辛いぐらい痛みが引かなかった左足のふくらはぎは、気がついたら痛みがかなりなくなっていました。ああ、アドレナリン出まくってるな、これは。
やがて、棟方くんがトラックに戻ってくる姿が見えました。
いよいよ本日の第一走が始まります(ドキドキ)!