新青森駅。
来年の冬には新幹線がやって来て…。
しかし寂しい。寂し過ぎる!
新青森駅。
来年の冬には新幹線がやって来て…。
しかし寂しい。寂し過ぎる!
弘前公園の桜開花予想は21日(Web東奥)
二十三日開幕の弘前さくらまつりに向け、弘前市公園緑地課は七日、桜の開花を青森地方気象台の最終予想より一日早い二十一日とする独自の予想を発表した。四月に入り気温の高い日が続いているためで、平年より三日早い。
いよいよ弘前公園の桜の開花予想日が迫ってきた。気象台の発表では22日の開花予想だが、気温が高めに推移していることから、市の公園緑地課では21日と予想、それから約1週間後、ちょうどGWが始まる頃には見頃を迎え、GW中盤の3日には一番遅く見頃を迎える西堀でも、花吹雪が舞うのではないかという予想だった。どうやらGW後半は昨年同様「葉桜」となるようだ。
ただ、昨年は4月20日頃に既に外堀が満開となっており、昨年よりは若干遅めのようだ。GWの前半からいきなり葉桜、ということではなさそうなので、ある程度は楽しめそうな雰囲気。ただ、また例のごとく僕はさくらまつりに出かけることはせずに、早朝の犬の散歩がてら、桜を堪能する、ということになるだろう。
わざわざ雑踏に身を投じてまで観たいとは思わないことが、最大の理由だろうか。
弘前さくらまつりが始まると、桜の名所ではどこでも見られる光景だが、青いシートを一面に敷いて宴に興じる人たちを数多く見かける。僕も以前は気の置けない畏友とともに公園で場所取りをしたり、酒を飲んでわいわい楽しんだこともあった。しかし最近ではそういう機会もなくなり、やがて公園そのものからも足が遠のくようになった。あれはあれで楽しかったけど、それぞれが家庭を持つようになってからは、そちらが中心となっているようだ。
日中の砂埃や強い風は、下手をすると持ち込んだ飲食物に余計なトッピングをもたらすこともままある。
噂で聞いた話だが、ある露店では実は鍋底に砂がかなり沈んでいる、とのこと。
しかし、砂埃舞う雑踏の中に晒されている鍋を想像すると、あながち噂のレベルだけではないような気もする。
僕が思うに、桜を見る時間帯は早朝もしくは夜が理想的だと思う。その中でも特に早朝の花見は気持ちがいい。
日中は人混みで舞い上がった砂埃と、上空と地上との温度差によって生じる強風が鬱陶しいからだ。
朝夕はよほど天候が悪くない限りは風が収まっている。夜桜は、日中とはまた違った一面を見せてくれるし、堀の水面に映し出される桜も、風情があっていい。ただ、人混みは日中とさほど変わらない。
その点早朝は、人影や車もまばらで、砂埃が舞い上がる前なので、心地よい空気を吸い込みながら桜の花を堪能することができる、というわけだ。
ちなみに我が家は、風向きによって園内のステージ上で繰り広げられている民謡であったり三味線であったり、園内の放送であったり、いろんな音が飛び込んでくる。垂涎の桜の名所が、犬と一緒に散歩できる、それぐらい近い場所にあるということだ。
まだご覧になっていない方々には、弘前公園の桜は、一度は観ておいた方がいい、と言いたいが、僕としてはあまりに近すぎる場所にあって、四季の移りゆく中で毎年目にする光景の一つになってしまっているため、慣れっこになっているというのは、ひょっとしたらかなり贅沢なことなのかも知れない。