日別アーカイブ: 2008-06-16

地震!!!その時私は…。

先週金曜日は、隣町で竜巻が発生したり、雹(ひょう)が降ったり、集中的に豪雨に見舞われたり、落雷が相次いだりと、大変な一日でした。

土曜日は早朝から釣行に出かけ、魚がクーラーから溢れるぐらい爆釣…の予定だったのですが、仕事の関係で木曜日あたりから日程調整の雲行きが怪しくなったため、早々に見切りをつけてやむなくキャンセル(タガシ先生、ゴメン)。

結局金曜日は、大雨による電車の遅延もあって帰りが遅くなったため、仮にそのまま早朝4時に出発していたら、睡眠時間の確保もままならず、恐らく船上でグロッキーになっていたことでしょう。
そういう点では、結果オーライ、ということで。

しかし先週は、猛烈に忙しかったという訳ではないにせよ、何だか細々とした仕事が重なり、気忙しい時間を過ごした結果、終末になってドッと疲れが出ました。このため、土曜日は珍しく朝8時近くまで寝ていました。
モゾモゾと起きてパパッと朝食を済ませ、居間の掃除を始めた、その時でした。まだ眠りから覚めていないのか、何だかフラフラ…あれ?これって目眩かも…ん?

「ちょっと!地震!地震!」

妻と母が叫びます。そのそばでは、犬が寝惚けていました。
何と僕は、最初それが地震だということに気づかずに、掃除機を動かしていたのでした。

グラグラと長く続く揺れ。地震だと知った途端、僕は明らかに狼狽し、しばしその場から動けなくなりました(日本海中部沖地震、三陸はるか沖地震のことがトラウマになっているらしい…)。

「ちょっと!これだけ揺れてるのに地震だって気づかなかったの!?信じられない!!」

いや、信じられないって言うけど、まさかヘタレで動けなくなったとも言えないし…ねぇ。
結局弘前市の震度は3ということでしたが、体感的にはもっと凄い揺れのようにも思えました。

初動から数十秒にわたって増幅するような揺れ具合。これまでの経験上、「この地震はかなり強い」と直感的に確信しました。

テレビのスイッチを入れると…。
あとは報道されているとおりでした。

釣りに行かなかったことが良かったのかどうなのかはわかりません(釣果も聞いていません)。
しかし、釣りに出かけていれば、地震のことなどわからずに釣りに興じていた可能性が高かったことでしょう。なぜなら、釣りの間はラジオはほとんどつけないのです。

それにしても、中国四川省の地震も相当なもの(マグニチュード7.9)でしたが、マグニチュード7.2という今回の地震も、思った以上に凄い被害でした。山岳部、それも浅いところが震源となったため、直接的に建物が倒壊するといった被害よりも、地震により発生した土石流や山崩れといった間接的な災害による死者・行方不明者が多いのも特徴的。都市部の直下型地震でなかったことが、不幸中の幸いといったところでしょうか。それにしても衝撃的だったのは、沢に釣りに出かけた人で行方不明になっている人が複数名いることでした。山の形状が大きく変わり、山が山でなくなっている状態がテレビで放映されていましたが、さすがにあの画面を観た時は、身震いにも近い感覚を覚えました。

余震への不安も燻っています。気象庁では、1週間程度は余震に対する警戒が必要、ということでしたが、1ヶ月程度は警戒が必要だと思います。というか、ヘタレな僕は、実はいつ余震が来るのかと、戦々恐々としています。

亡くなられた方々に対し、衷心から哀悼の意を表するとともに、行方のわからない方々の一刻も早い発見救出と、被災された皆様へのお見舞いを申し上げます。