黒線塗りの封筒で返送依頼/弘前
弘前市がバーコード印字ミスによりコンビニで納付できない国民健康保険の納付書を送っていた問題で、市国保年金課が再交付希望者に返送を依頼する返信用封筒に市選挙管理委員会の封筒を流用、部署名を黒線で塗りつぶしていたことが、12日の市議会一般質問で明らかになった。蛯名正樹副市長は「市民に不快感を与え反省している」と陳謝した。(2012年9月13日Web東奥)
副市長、陳謝ですか。まぁ、事の発端が印字ミスの納付書を送付した、ということだったために、一部の市民の怒りを増幅させてしまったのかな(その一部がどれぐらいいるのかはわからないけど)。
でもどうなんだろう…そもそもこの封筒で送り返して欲しい、という返信用の封筒なんだから、これぐらい目をつぶってくれてもいいんじゃないか、と思うんだけど、やっぱりそれって「役人的な発想」なんだろうか。
もっとも、黒線を引いた封筒の下に、「経費節減のため、封筒の再利用を行っています」と一言付け足せば、こんな騒ぎにはならなかったのかも知れない。あるいは、黒線じゃなくて部署名を記載したシールを貼るとか。
うちの職場でも、やってましたよ。一つグループが増えてしまったので、古い封筒の部署名の上に、新しいグループを付け足した部署名のシールを貼り付けた封筒の再利用。
それでも「そんな封筒使うんじゃねえよ!!」と騒がれるんだろうか。少なくとも今まで、そんな苦情が来たことはなかったけど…。
それとも、行き場をなくした封筒はゴミ箱行き?市民の税金で作られた封筒が、ゴミになる?そっちの方がよほど問題のような気がするんだけどなぁ…。