別に隠す事でもないと僕は思っていますですが、僕はこの世に「逆子」の状態で生まれて来ました。母曰く「首にへその緒が絡まって、仮死状態だった。真っ黒だった」らしく、「取り上げてくれた助産師が尻を叩いて、ようやく泣いた」そうです。
ちなみに、僕が母のお腹の中にいた時、僕が逆子であることをいち早く見抜いた人は、ある助産婦さんでした。実はそれは母の伯母さんに当たる人なのですが、その方が先日亡くなった事を母から聞かされました。
僕がここまで生きて来れたのは、元を辿ればその人のお陰。それを思うと、何ともやりきれぬ思いに駆られています。
きれいごと、と笑われるかも知れないけど、僕はこの世に生かされているんだと思っています。いろいろ…それは一言では語り尽くせぬほど本当に色んな事があった41年だけど、この世で生きて行かなければならない何らかの理由があって、この命を受けたのだと思っています。
住み心地の悪い社会かも知れませんし、昨今の状況を考えると住みやすい環境からは程遠くなってしまった感も否めません。でも、せっかくの機会なので頂いた命の意味を考えつつ、この世の世知辛さとやらを、もうちょっと噛み締めてみようかと思います。
明日は彼岸の中日ですね。
合掌