僕は旅行に行くとよく、旅先のスーパー等でどんなものが売られているのか物色したり、珍しいものがあったりするとそのまま購入することがたまにあります(事実、沖縄県うるま市の「マックスバリュ石川店」には、沖縄に行くたびに足を運びます)。
僕みたいな行動をする方はあまりいないと思うのですが、これから青森県を訪れ、僕みたいな行動をとってしまう方にはちょっとした注意を。
青森県内のスーパーや百貨店約230店舗で2日、レジ袋の有料化が始まった。都道府県では全国で5例目の取り組みで、有料化を歓迎する声がある一方、まだ「エコバッグ」を用意していない消費者には戸惑いも広がった。
県が推進する「もったいない・あおもり県民運動」の一環で、県と協定を結んだスーパー、百貨店、ホームセンター、クリーニング店計24社231店舗が参加した。
1枚5円になった青森市浜田のイトーヨーカドー青森店では、真新しいエコバッグを手にした客が買い物に訪れ、また、エコバッグを持参していない買い物客は、購入した食料品などをレジ袋いっぱいに詰め込んでいた。
青森県はゴミの排出量が全国平均より相当高い(リサイクル率は全国45位で、東北最下位)とかで、今月2日から県内のほとんどのスーパーや百貨店で、レジ袋の有料化が始まっています。レジ袋の価格は1枚1~5円に設定されているようですが、実は私、有料化が始まってから一度もスーパーや百貨店を訪れていないので、正直、お客さんがどんな反応を示しているのかはちょっとわかりません。
僕なんかはせいぜい週末にスーパーを利用する程度ですので、これだけのためにエコバッグを購入すべきなのかはちょっと悩みます(いや、一応それ相応のものはもっているんですけど)。そういえば僕って、小学~高校1年までボーイスカウトに所属していて、キャンプに出かけては薪を集めてガンガン焚き火をしていたような人間ですので、エコのかけらもないのかもしれません(トホホ…)。
僕みたいなヘヴィユーザーではない消費者の立場からすれば、この取組みについては賛同できる反面、疑問なところも結構あります。
エコのかけらもないからこんな発想をしてしまうのかもしれませんが、仮にエコバッグが1枚300円で、レジ袋が1枚5円だとしても、単純に割り返してみて年間で60回の買い物をするかといわれれば、何となくしないような気もするし、その前にエコバッグそのものが駄目になっちゃうんじゃないか、という気もしてならないのです。
実際、これまでもレジ袋はただ捨てるのではなく、ゴミ袋の代わりとして再利用しているわけであり(この発想が駄目なのかな?)、そう考えると今回の取り組みで喜ぶのは結局のところ、大幅に経費節減が見込まれるスーパーや百貨店(しかも「有料化」の大義名分で客から更にお金を取ることができる)だけであって、それまでレジ袋を卸していた業者さんとか、エコバッグの製造元は需要が落ち込むことが予想され、結構これから大変なのかな、とか思ったり。エコバッグは、今は売り上げが伸びるかもしれないけど、一度購入してしまえばある程度長持ちすることを考えると、また数週間後に購入するなんてことはあり得ないでしょう。
しかも、消費者には余計な負担がかかるというわけで、環境には優しいし、確かに「いいこと」ではあるのでしょうけど、下世話な言い方をすれば、結局「得」をするのはやっぱりスーパーや百貨店だけ、ってことなのかな?
そう考えると、何となくこの取り組みというのが単にスーパーや百貨店の「エコ」の名を借りた経費節減策にも見えてくるようなこないような。まぁ、レジ袋有料化、という点では確かにわかりやすいですけどね。
というわけでこれから青森県に来られる予定の皆さん、スーパーや百貨店、一部ホームセンターでは、レジ袋を持参しないと「お金」を取られますので要注意(ただし、食品レジのみだそうです)。
レジ袋削減の取組-青森県庁ホームページ
青森県が推進する「もったいない・あおもり県民運動」には、大いに疑問を抱きながらではありますが、私もちょっぴり賛同しています。
…いや、「お金」がもったいないので、小さなバッグは常に携帯しようかと(笑)。
ちなみに、コンビニについては対象外だそうです。