日別アーカイブ: 2017-10-29

「夢」と「目標」と「現実」と


皆さんの夢は、何ですか。皆さんの目標は、何ですか。

最近、特に若い世代で「自分が思い描いていた夢や理想と違う」といって社会の歯車から外れる人が多いという話を耳にしまして、「夢」とか「理想」とかって、そんなに簡単に手に入るものじゃないし、そこに向かって努力や苦労を重ねてこそ理想に近づいたり、夢が叶うものなのになあ、とオッサンは思ってしまった次第です。

しかし実は、自分自身にこの問いを突き付けた時、情けないぐらいにその答えを明確に持ち合わせていないということに気がつきました。

いや、もしかしたらそれでもいいのかも知れません。夢や目標って、一朝一夕でどうのこうのなるようなものじゃないと思うのです。いわば「長期プラン」「人生設計」に関わってくること、といってもいいぐらい。

ただ、それを持ち合わせていない、という現実を目の当たりにして、果たして自分は、この世で一体何のために頑張っているんだろうか、と思ってしまったわけです。

昔、こんなことを聞かれませんでしたか。

「将来、何になりたい?」

恐らく、この問いに対する答えを一生懸命考えたのは、小学生若しくはその前かも知れません。

ケーキ屋さんになりたい。花屋さんになりたい。いやいやお巡りさん、お医者さん、看護婦さん、コックさん、パイロットになりたい、などなど…。

さて、この問いに対する答えは大概が「職業志望」みたいな感じ。それって、「夢」なのか「目標」なのか…。

まあ、そんなことどうでもいいんですよ、小さい頃は。
ところが年を重ね、色々社会の現実を垣間見るうちに、自分が思い描いていた「夢」らしきものが、現実を見据えた「目標」らしきものに置き換わっていくという。

僕の幼い頃は、何となく父親の卒業した高校に入学したいという朧げな「目標」はあったけれど、「夢」らしきものなんて何も持っていませんでした。

結局そのままずるずる成長することとなり、夢っぽいものすら何も抱かないまま、何となく成人を迎え、何となく今の職業に就いた、そんな感じでしょうか。

何か得意なものがあったわけでもなければ、他人から敬われたり激しく妬まれるといったものも持ち合わせていなかったし、漠然とした目標とまだ見ぬ夢を追いかけたままこの年齢にまでなってしまった、みたいな。

最近、この問いを自分自身にぶつけ、回答を得られなかった時、ふと今更ながらに思ったことは、「夢」と「目標」って相乗効果というかとても深い関係にあるんだな、ということに気づいたわけで。

端的に言うと、

・「夢」は、いつか叶うといいな、と思い描くもので、途方もなく成就することが不可能に近い場合もあるもの。

・「目標」は、いつか叶うかも知れない「夢」に向けて、ちょっとあるいは一生懸命努力すれば手が届きそうなところにあるもの。

こんな感じでしょうか。

「夢」として思い描いていたものは、将来「目標」に置き換わるかもしれないわけで、もっと簡単に言えば、自分が「夢」として思い描いているものを現実に叶えている人がいたり、自分の努力次第では、それは「夢」ではなくて「目標」となりうる、という。

例えば「宇宙旅行をしてみたい」と夢を描く少年。でも、現に日本人の宇宙飛行士が存在し、活躍しているという現実を見ると、それは「夢」ではなくやがて「目標」になる可能性がありますよね。ただし、その「夢」の実現に向けたそれなりの「目標」を立てなければならないだろうし、「宇宙旅行」に向けた環境がどうなるかによっても、それが「夢」のまま終わるのか「現実」になるのかはわからない、ということだってあると思います。

またそっちの話かよ、と呆れないでくださいね。
転じて僕自身、5年前に初めてフルマラソンに挑戦した時、完走すること自体を「目標」として定めていました。ここでいう「完走」というのは、一度も立ち止まることなく最後まで走り続ける、という意味での完走。ちょっと頑張ればこの目標は恐らく達成できるだろうと考えていましたし、そのために色々作戦やら計画やらを練って練って練りまくって挑んだのも事実。そしてその「目標」を見事達成した時に、「次は3時間30分を切ってみたい」という欲が生まれ、それが次の「目標」となりました。その目標が達成されればまた次の目標、といった感じで、どんどん目標を塗り替えていくといったところでしょうか。あの頃は3時間30分を切ることが一つのステータスみたいな感じになっていて、サブ3なんて夢のまた夢、自分には全く関係のないレベルと信じていました。

あれから5年が経ち、自分の持ちタイムが3時間ひとケタというところまでやってきた今日、朧気ながらサブ3なんていうものが夢ではなく目標の一つとして浮かんできそうなところまで来たのかな、なんて思っていますが、そんなにうまくいかないというのも現実。

僕としては一つ一つ確実に目的を達成していく方がやりがいがある、と思っているので、来シーズンではなく、50歳までにサブ3を一度でもいいので達成する、というのが僕にとって最大かつ一番の大きな「目標」です。

「夢」は…そうですね、今はそっと胸に秘めておこうと思います、はい。(と口を濁しつつ、実は何も考えていないというオチ)