日別アーカイブ: 2004-08-04

アテネ五輪に備え治安対策強化、迎撃ミサイル配備(ロイター)



7月27日、アテネ五輪に備え治安対策が強化され、迎撃ミサイルも配備された。写真は27日、配備された最新型のパトリオットミサイルPAC3。五輪終了後は、最新型のところてん製造機として第二の人生を歩むことが決定している。


反日感情とジーコ・ジャパン


ここ最近、何かにつけてサッカーの試合が続いていたのでちょっと辟易していたのですが、アジア・カップの準々決勝、準決勝はホントに興奮しました。準々決勝。会場のある中国・重慶が、日中戦争の際に日本の激しい爆撃を受けた地という歴史的背景から、日本にとっては「アウェーの中のアウェー」と言われておりましたが、舞台を済南に移しても、状況は一緒でした。そんな逆境にあっても、歴史に残るような試合を二試合も続けてしまうんですから、ジーコ・ジャパンもいよいよ軌道に乗ってきたと考えていいのでしょうか。
昨日のバーレーン戦は後半から観ていたのですが、一人足りないということを解説者が言わなければ、しばらく気づかなかったかも知れません。それにしても、10人対11人という人数的不利はもちろん、あの劣悪ピッチ、そして異様な雰囲気の中、よく勝ったなぁという気もします。今大会、個人的に特に応援しているGK川口の3失点は、疲労もあっただろうし、DF陣に若干の穴があった(相手へのマークが薄かった)ような気もします。そんな中で4点取り返した(それも10人になってから)のは、大したものだと思います。途中交代出場の中田浩、後半早々同点に追いつくヘディングシュートは明らかに空気を変えたし、万事休すと思われた後半終了間際の中澤、負ければ戦犯扱いされそうだったけど、よくぞ決めた!といった感じ。そして誰よりも、玉田。昨日は安定感が抜群でした。ジーコ監督の采配も見事。加地から西へのスイッチは、まさにこのタイミングで、という感じでした。前述のとおり、前半終了間際に投入した中田浩も、期待以上の活躍をしてくれましたしね。
それにしても、判官びいきもさることながら、「反日感情」というだけで、よくもまぁ中国人サポーターはあそこまで激しくヤジやら何やら飛ばすモノだ、という気もします。私はまだそのシーンを目にしていないのですが、いくらなんでも国歌斉唱の時にヤジるのはいかがなものか、と思います。というか彼らは、純粋にサッカーを応援しに会場に足を運ぶのではなく、日本選手にヤジを飛ばすだけのために会場に足を運んでいるのでしょうね。
ただですね…私、ああいうシーンを観ていても、最近あまり不快な感情が沸き起こらないんですね。もちろん中国人サポーターがあそこまで感情的になるのは、歴史的な背景があってのことでしょうけれど、何かあればああいう風に過去の出来事を引っ張り出して、いわばそういった背景とは何の関係もない人たち(今回はサッカー選手)に感情をぶつけようとするシーンに、何か一抹の空しさいうか、哀れみにも似た感情が何か沸き上がってくるのです。
といいつつも、中国人サポーターよ、一体いつまで過去を引っ張るつもりなのか、と問いつめたい。世代が変わっても、歴史が変わっても、あなた達は一生そうやって苦い過去を背負って生き、そして怨念を抱いたまま死んでいくのか。いつまでもズルズル過去を引きずらず、今を生きなさい、と言ってやりたいのですが、これぞ「感情的」の典型なのかも知れないですね。
ただ、民族としての気質とか地理的状況とかいろんな要素があって、簡単に説明することは難しいとは思うのですが、特に一部アジア諸国の持つ反日感情というのは、ちょっと尋常ではないような気がします。まぁ、そういう意味では、日本サポーターやイレブンの振る舞いが実に紳士っぽく、他方、中国サポーターによるブーイング等の行為が、実に幼稚に見えた昨日の試合でもありました。あ、別に他国を蔑視しているつもりはありませんので念のため。
あのような状況下にあっても、冷静に試合運びができるようになったジーコ・ジャパン。[絶対に負けられない云々]は某TV局のキャッチフレーズのようになっていますが、始まるまでは[勝って当然]といった雰囲気があったのも事実でしょう。ただ、スポーツというのは蓋を開けてみないとわからないものです。ある解説者が「中田英も小野も高原もいない。いわば、飛車角抜きでの戦い」と述べていましたが、そういう[ハンデキャップ]を背負ってここまで勝ち上がってきたのです。裏を返せば、それだけ精神的に強くなっただろうし、短期決戦のお陰でチームが結束し、選手とスタッフの信頼感を生み出しているのかも知れません。決勝戦は、日本対中国になるようですが、更に厳しい戦いが予想されます。疲労もピークに達していることでしょう。でも、ここまで来たら目指すは頂点。アウェーの洗礼をバネに、是非頑張って欲しいものです。