秋口から冬にかけて、毎週のようにマラソンの大会が各地で開催され、ランナー仲間が各地で健脚を披露している。
国内最大のハイライトは、リオ五輪の選考レースも兼ねた今月28日の「東京マラソン」かと思われるが、正直言ってあの人数を見ると、どうしても走ってみたい、何が何でも走ってみたい、かと問われれば、さて、どうだろう…という感じ。
もっとも、11月のレースを終えたあと、4月まで大会の予定がない中、この時期は自分のモチベーションをどう維持していくかがとっても大事。実際、練習量の低下に反比例して体重が増加。次のシーズンに向けた準備はもうしっかりしておかないと、また怪我に泣かされることになるので…。
そんな僕が今一番出場してみたいと思う大会は、「別府大分毎日マラソン」である。このマラソン大会に出ることが、自分がマラソンというのを始めてみたときの一つの大きな目標になっているような気がしている。(3月には「びわ湖毎日マラソン」というのもあるけれど、あちらは2時間30分以内でフルマラソンを走れることが出場資格。そんなの無理に決まってるべ。)
「別大」は残念ながらリオ五輪の選考レースにはなっていないものの、世界陸上の選考レースともなるこの大会、ゴールまでの制限時間が3時間30分以内に設定されているほか、各ポイントの関門もかなり厳しい設定となっている。
当然のことながら、出場資格もハードルの高いものに設定されている。
20歳以上(1996年2月7日以前の出生者)で、フルマラソン3時間30分以内の記録(2014年1月1日以降。グロスタイム。日本陸連公認またはAIMS公認コースでの記録)を持つ男女の競技者
僕の場合、一昨年から日本陸連に登録していた(というか、別大の出場資格を得たかったので登録した)ことにより、必要最低限の出場資格を得ており、実は昨年春から虎視眈々と出場することを狙っていた。(事実、昨年の4月に異動したばかりの職場でも「2月の別大に出ます。」と宣言していたことを今だから明かそう。)
…が、しかし。
今年の開催は2月7日。タイミングがあまりに悪すぎた。
その日のうちに帰れるのならまだしも、翌8日に青森に帰ってくるとなると、10日に都内で開催されるフォーラムの準備のため9日から上京しなければならず、超ハードスケジュールとなることは火を見るより明らか。
九州まで遠征するにはあまりにもタイミングが悪すぎるため、早い時点で出場を諦めた。
今年もまた、スピードに磨きをかけたランニングクラブのステイヤーの面々が勝負の地・大分へ向かう。正直言うと、僕も出場してみたい。出場して、自分の実力を試してみたい。足切りを食らってもいい、逆にそれが励みになるはずだから。
そういう思いがどんどんどんどんどんどん湧いてくる…。
いつか、自分の手でその機会を掴み取ろう。そしてそれまでに、しっかりと脚を作ろう。きっと願えば叶うはず。
そのために何をしなければならないか。うん、そうなのだ。そういうことなのだ。
来年以降に向け、最終的な目標は既に決まっている。
ええ、こうなったら一皮剥けますよ。ビックリするぐらい剥けてやりますよ。