日別アーカイブ: 2017-03-24

「ランニングマガジン・クリール」5月号に拙稿が掲載されました!

くだらねえとつぶやいて 醒めたつらして歩く
いつの日か輝くだろう あふれる熱い涙
(エレファントカシマシ「今宵の月のように」)

こんばんは。醒めたつらしながら路頭に迷う46歳、出口のない迷路に彷徨いこんだようです。
…いや、出口は自分で作ればいいだけの話っしょ。ということで、今日はそんな出口のないお話を。なーんてな。

勝田全国マラソンから早2か月が経とうとしています。当面の目標(3時間15分切り)をクリアしたので、のほほんと冬眠生活を送るはずだったのですが、思いのほか雪解けが進み、早くも動き出した周りの皆さんに引っ張られるかのように、単独での練習を少しずつ再開しています。

ただ冬眠していてもダメだと思い、座学を取り入れようと、幾つかの書籍もおさらいのように読み直し。勝田全国マラソンに関するブログも投稿しつつ、密かに裏でもう一つのことに着手していました。

勝田全国マラソンに関しては今回、伯父の誘いから参戦を決めましたが、大会前夜から当日にかけては、伯父一家に頼りっぱなしの2日間を過ごしました。それがあったからこその自己ベスト更新でしたし、お世話になりっぱなしだったことに対して、何か違う形でお礼をしたいなあ、と思っていました。

そこで思いついたのが、普段よく読んでいる「ランニングマガジン・クリール」の読者投稿で記事にしてもらう、ということでした。

ゴール後に伯父夫妻と一緒に撮影した写真もありますので、これも一緒に掲載してもらった雑誌を寄贈すれば、きっとビックリすることだろう、なんていう空想じみたお話。

…とはいえ、雑誌に掲載されるなんてそんな簡単なことではないこともわかっていました。限られた字数の中でレースの状況や分析、そして伯父に対する感謝の言葉も滲ませなければなりません。
しかしそこは、自称「弘前公園ランニングクラブ」の物書き担当として一念発起。

投稿済みのブログの内容から構成を推敲し直し、更に表現の再整理や書き直しなど手を加え、上限の1,200字ギリギリまでまとめ上げました。
あとは、画像2枚を添付して、メールでえいっ!と祈るように送信。昨年、H編集長が「弘前公園ランニングクラブ」の取材に来られたこともありましたので、その際のお礼も一言添えて…。

しかし、その後「採用決定」の通知も来なかったため、まあ、所詮は駄文だし、当然不採用だわな…と気にも留めていなかったのですが、3月23日の夜、仕事帰りに書店へと立ち寄ると、「ランニングマガジン・クリール」5月号が陳列されていました。
普段は一読してから購入するかどうするかを決めているのですが、ペラペラとページをめくりながら、あ、そう言えば今月は、結局どんな人の投稿が採用されたんだろう…と読者のページへ。

「あっ!!!!!」

ページをめくった途端、思わず声が出ました。
そこに掲載されていたのは、何と伯父夫妻と僕が並んだ画像。
さ、採用されている!!


(著作権とか諸々の関係でボカシを入れています。)

一瞬で顔が紅潮し、鼓動が早くなったのがわかりました。迷うことなくそのまま手に取った冊子をレジへ持参し、会計を済ませます。
そして、慌てて青森駅の待合スペースに駆け込み、周囲に誰もいないことを確認しながら、再び雑誌を袋から取り出し、そっとページを開きます。
若干の校正が入ったようですが、ほぼ原文ママで掲載されていました。一緒に送信した2枚の画像も、思いのほか大きなサイズで掲載されていました。

掲載される自信があったから投稿したわけだし、実際に掲載されているのをみて素直に喜べればいいのですが、自分が投稿した内容が雑誌に掲載されているのを目の当たりにして、何とも言えない居心地の悪さと気恥ずかしさを感じながら、電車内では一度も雑誌を取り出すことなく帰宅の途に。

帰宅後、おもむろに雑誌を取り出し、無言のまま母と妻に投稿が掲載されたページを差し出すと、「あっ!!!!」と、さっきの自分と全く同じ反応が(笑)。

そして、帰ってきてから気がつきました。伯父に寄贈する冊子を買いそびれました。
とはいえこれでひとまず、勝田全国マラソンに向けた一連の取組が終了。

こういう形で今回の勝田全国マラソンを締めくくることができたことに、我ながら自画自賛。
たかが数ある中の一つの大会、通過点でしかないんですけれど、嬉しさがじわじわこみ上げてきました。
前述の通り、既にこのブログで投稿した内容を編纂したものを掲載したものですので、こちらのブログをご覧になっている方々にしてみると、何の面白みもないかも知れません。
しかし、当の本人からすれば「雑誌」という形になって自分の投稿を取り上げて頂いたことは、大変ありがたいものです。

投稿を採用して下さった関係者の皆さまに心から感謝です。
…あ、どんな内容の投稿なのかは、実際雑誌を手にとってご覧頂ければ幸いです。