月別アーカイブ: 2011年5月

自分の最期を考える


40歳を迎えて最近、どういうわけか自分が最期を迎える時のことを考えるようになった。念のため言っておくが、別に余命宣告を受けた訳ではないし、近々そういう予定があるわけでもない。

何をバカなことを、と思われる方もいるかもしれないが、本人は結構真面目にこの事を考えていて、そのきっかけとなったのは間違いなく3月11日のあの大地震である。

さらに震災後、実際に被災地を訪れてみて、自分の価値観や死生観に多少なりの変化があったこと、とりわけ津波に襲われた建物や自家用車に無造作にスプレーで吹き付けられていた無数の「×」(今更説明するまでもなく、そこで人が亡くなっていた事を意味する。)、そして支援物資の中に紛れて届けられたBODY BAGという名の遺体袋を目の当たりにして、遅かれ早かれ自分の身にも死というものがやってくることを強烈に意識するようになった。

それと同時に、死というものが実は決して遠いところにあるものではないこと、極端な言い方をするならば、この世に生きている人たちは、誰もがいつ死んでも不思議なことではない、ということを思うようになったのだ。

東日本大震災の死者・行方不明者の数は約2万3千人。ただし、一家全員が行方不明になっていて所在がわからないままになっている人たちも相当数いると見込まれていて、正確な数は永遠にわからないのではないか、とも言われている。また、阪神大震災の時にも同様のことがあったのだが、将来の展望が描けぬまま絶望感に打ちひしがれ、自ら命を絶つ人も少なくないということを聞いた。なので、こういう潜在的な数も含めと、恐らく死者・行方不明者は相当数に上ってしまうのだろう。

特に先日、畏友達と一献設けた時に聞いた、津波に飲み込まれず無事に残った自宅で、自ら最期を迎える人が少なからずいた、という話は非常に衝撃を受けた。

話が少々脇道に逸れることをご勘弁。

個人的には、自死という行為の大半は発作的な行動なのだろうと確信している(それは、遺書が残されていたとしてもだ。)。しかし、形はどうあれ、誰にも看取られることなく、思いがけぬ形でこの世を去ることになった人たちの無念を思うと何ともやりきれなく、この世への未練なくして死を迎える人というのはほんの一握りであって、そこまで達観するに至るには、恐らく相当の喜怒哀楽を経験しなければ無理なのではないか、とも思うようになった。

僕の場合も、父の最期が余りに唐突であったために、暫くその死を受け入れる事が出来ずにいたのだが、最近になってようやくそれを素直に受け止める事が出来るようになったし、こういう気持ちを抱くようになったのも、3月11日以後だったことは間違いない。

最期は自宅で過ごしたい、家の畳で最期を迎えたいと思っても、自宅に近づく事すら許されていない人たちがたくさんいるという現実。誰にも看取られぬ事なく、突然この世から去らなければならなかった人が数万人に及ぶという事実。

そういう中で、自分の最期を呑気に考えるなんていうのは、凄く贅沢であり失礼な事なのかも知れない。

自分が一体どんな最期を迎えるのかは想像もつかないし、理想の最期なんてものを考えるまでにはまだまだ至らないわけだが、できる事であれば、何の思い残しも後腐れもなく、綺麗さっぱりとこの世に別れを告げたいものだ。

願わくば、皆から拍手で見送られるような、そんな最期を迎えたいというのが理想なのだが、僕は人格者でもなければ人並み外れた知識や行動力を持っている訳でもなく、そういう点においては、手前味噌ながら父が(いろんな意味で)どれほど凄い人だったかということを、今更ながらひしひしと感じるようになった。

ただ、父には申し訳ないが、父のような最期は迎えたくない。
僕は自分の披露宴で父の事を「反面教師」と揶揄したが、今思えば、こうあってはならない、という父の反面教師としての最後の教えだったのかな、と考え始めている。


動くSade


皆様お久しぶりです。このブログ、GWの途中経過から一向に更新することができなかったため、友人からは「お前のGWはいつまで続くんだ。」と突っ込まれてしまいました。永遠にGWが続けはいいと思う今日この頃ではありますが、そんなことも言っていられないのが実情。
何だかいろいろ忙しくて、結局ブログを書く気にもなれぬまま数週間が経ってしまいました。

で、その間何があったかというと、例えば6月の福山雅治青森公演(18日19日)には2日間とも参戦することになったこととか、7月早々に夏季休暇を取得し、例のところに行くことにしたこととか、公私ともにそれなりにいろいろあったのでございます。

そんな中、久しぶりに面白いネタ、というかCDを購入したので、紹介しようと思います。

Sadeのベスト盤「The Ultimate Collection」。

普段からアルバムの発表頻度がメチャクチャ遅い(昨年発表された最新作は、10年ぶりの発表だった)くせに、なぜかその最新作から僅か1年のブランクで突然ベスト盤の発表という…。

しかも、滅多に他の人にはリミックスさせないという楽曲(The Moon And The Sky)を、今回Jay-Zが(と?)リミックスしたということで(ちょっとだけ)話題になっています。

国内盤の発売が来月ということで待ちきれず、輸入盤を購入してしまいました。もちろんDVD付きのデラックス・エディション。リージョン・フリーなのでうちのDVDプレーヤーでも再生できました。
収録されているのはCD2枚に29曲、うち新曲が4曲(オリジナル曲2曲、カバー1曲、前述のリミックス1曲)で、残り25曲は全てのアルバムから満遍なく選曲されています。

DVDは、これまで発表したPVから16曲を収録。躍るSade、走るSade、というか、動くSadeを堪能することができます。よく見ると年の取り具合もあからさまにわかっちゃう(ちなみにボーカルのSade Aduは今年御年52歳だそうです)のですが、それでも何となく昔のまんまのスタイルでそんなに変わらない風貌を保っているのもある意味凄いかな、と思ったりして。
1994年に「Best of Sade」という作品を発表していますが、今回の作品の方が言うまでもなく充実していますし、何より初回生産限定のDVD付きは是非購入すべし!のお勧めです。
ちなみに僕は早く作品を手に入れたくて輸入盤を購入しましたが、Amazonで購入する場合、来月発売される国内盤の方が多少安価になるようですので要検討。


今年のGW(途中経過)


毎年今頃の時期になると、弘前公園の桜を目当てに各地から親戚が訪れ、我が家はその対応に追われる。結果、GW後半にはかなりヘロヘロになる、というのが常であった。
例年通り今年も県外から親戚が数組やってくるはずだったのだが、3月の震災やその他の事情により、誰も来ない、ということになった。
我が家に親戚がやってくることには全く抵抗がないのだが、結果的には、久しぶりにゆっくりとしたGW(前半)を過ごすことになった。
ただ、天候がパッとしないこともあって、どこかに出かけようという気にはなれず、福岡へ旅立った義母を青森空港に送り届けた道すがら青森市内に立ち寄ってみたり、五所川原市内に向かってみたりと、ほとんど近場で用事を済ませているような状況だ。
もっとも、桜がどうかと言えばGWにピッタリ照準を合わせたような開花で、犬との散歩がてら30日の土曜日に弘前公園の外堀を散策してみたが、この時点ではまだちょっと早いような感じだった(園内は2日に満開となったが、恐らく西堀、いわゆる「桜のトンネル」は4日以降に見頃を迎えることだろう。)。
そんな中、30日には母方の伯父家族が突然来訪。「朝のテレビで弘前公園の様子を観たら無性に来たくなった。」とのことで、約2時間掛けて弘前にやって来た。結果、思いがけず従弟と約5年ぶりに再会し、従弟の家族とも初めて会うことができた。

さて、5月6日に休みを頂いたので、明日からは6連休となる。妻からは「家でゴロゴロしないで、何か目的を持って過ごすように。」と、何だか業務命令のような指令が発せられたが、取りあえず次のことだけはやっておこう、やりたいなと思う。

・ジョギング。前半は雨と体調不良(軽い二日酔い)で全然走ることができなかったため、明日からちょっとペースを上げる。たった3日間ながら、呑む食う寝るの連続の結果、ちょっと大変なことになっています。
・野良仕事。家庭菜園よろしく畑の掘り起こしをしようと思案中。明日は午前中雑草を取り除き、石灰を購入してきて土壌改良。で、今年は何植えるんだったっけ?
・時間があれば婆ちゃんの顔を見てくる。多分婆ちゃんは僕のこと完全に記憶にないと思うけれど。
・温泉。一度だけでもいいので、身体をゆっくり休めたい。

何はともあれ暴飲暴食に走ることなく、連休前の身体に戻るよう努力したいと思います。