日別アーカイブ: 2009-05-08

知らなかった弘前 – 長勝寺

38年間のうち35年間を過ごした弘前市内でも、実は灯台もと暗しというか、一度も足を踏み入れたことのない場所が幾つもある。
先日、父の墓参りの帰りに、弘前市内でも有名な観光スポットの一つである長勝寺を訪れてみた。実はこの長勝寺、うちの寺からは徒歩で1分もかからない場所にあるのに、なぜか足を運んだ記憶がないのだ。隣の広場には、写生遠足で来たことがあるのだが…。
弘前城を築き上げた津軽氏一族の菩提寺でもある長勝寺は、禅林街と呼ばれる33ヶ寺の一番奥にそびえる。正面には、重要文化財にも指定されている三門がドーンと構える。

弘前市内に寺院は数多くあるが、ここまで大きな門を構える寺は、長勝寺以外にはない。それだけ歴史と由緒のあるお寺なのだということ。何せ弘前城趾の一角を占めるお寺なのだから。

一歩足を踏み入れると、中では若い住職が観光客を相手に建造物の概要や歴史を説明していた。三門の奥に広がる禅林街を眺めてみる。なんだか一度見たことがあるようなないような…。でも、記憶が定かではない。

隣の広場は、戦没者を悼む忠霊塔が建立されていて、一時期すったもんだがあって閉鎖されたこともあったのだが、今はトイレも整備され、解放されている。
ちなみに、広場の一番奥まで進むと、岩木山を綺麗に望むことができるビューポイントがあることは、意外と知られていないようだ。