日別アーカイブ: 2009-10-20

人間ドック

ということで、2年ぶりに短期人間ドックに行ってきました。
検査項目は、身長体重血圧尿等の基本的なものをはじめ、心電図、腹部超音波、胃検査(バリウム)等。
持参しなければならないお土産もありましたが、敢えて伏せましょう。

7時30分から受け付け開始ということで、まぁ7時40分ぐらいに行っても大丈夫だろうとタカをくくっていたのですが、これが大誤算。
検査施設に到着したのが7時35分で、駐車場がほぼ満杯…。ムム、これは不吉な予感、と慌てて受付へ駆け込むと、既に時遅し。20名を越す人が既に待合室で名前を呼ばれるのを待っていました。
嗚呼、出遅れた…。
結局1時間ほど待たされ、ようやく順番が回ってきたのが8時40分近く。一番乗りの人は、検査項目が少なかったのか、その時点で既に検査を終えていました。

検査着に着替えさせられ、まずは体内の水分を紙コップに放出。
待合スペースで待っていると、高校時代の同期と遭遇。現在、弘前市内の中学校で教鞭を執る彼は、高校卒業後も何度か会っていますが、会うたびにどんどん巨体化していくのがちょっと気になる…。まぁ、ちょっといろいろ訳ありなことがあって、何となく距離を置いている(というかほとんど普段からの付き合いがない)輩ではありますが、久し振りに会ったということで、待合スペースで彼の「グダメギ」を聞かされたのでした。

と話し込んでいるところで呼び出しの声がかかり、身長体重を測定。身長は、ちょっと縮みました(172.2センチ)。体重も、少し減りましたが、夢の65キロ台は残念ながらキープできず(66.1キロ)。土曜日の午後1時間近く走った後は、65.2キロまで減ってたんだけどなぁ。

直後に問診。機械的にといいましょうか事務的にといいましょうか、「何か変わったことはありますか?」「いいえ、特に…」みたいな感じで終了(笑)

再度待合スペースで彼と話し込んでいると再び呼び出し。この後、彼との遭遇はなくなってしまいました。うーん、折角なのでもうちょっと話し込みたかったねぇ。

まずは腹部周りの測定。これ、恥ずかしくて数値言えません(笑)。
続いて血圧測定。2度測定しましたが、上が120台後半、下が70台後半、脈は65。ま、普通かな?
触診。目の座った診察医が、無言のまま聴診器をあて、結局最後まで終始無言のまま終了。
聴力、視力検査。視力には絶対の自信を持っていた僕も、ここ数年は視力が落ちてきたことを実感。結局左が1.5、右が1.2ということで、日頃からPCの画面とにらめっこしながら目を酷使しているツケが回ってきているようです。そのまま眼底検査と肺活量を調べる検査。高校の頃、応援団で声を張り上げていたこともあって肺活量には自信があったのですが、実際計測してみると4,300mlって、何か平凡な数字でした。まぁ、20年も前の話だからなぁ。人間はこうやって、過去の栄光にすがりたいものなのです(多分)。

いよいよ第一の難関、採血検査。注射嫌いの僕としては、一番緊張する瞬間かも知れません。
右腕を差し出すと、血管が浮き出た場所を慎重に探り始める看護婦。もう、見てられません。
と、左に目をそらしたつもりが、注射針の刺さった左隣の人の腕に目が行ってしまいました。嗚呼。
相当顔をこわばらせながら採血終了。

心電図。こちらも実に機械的に。「ハイ、仰向けになって下さい」
終始無言のまま、あっという間に終了。

さて、問題の腹部超音波。第二の難関です。前々回はこれで脂肪肝が指摘され、以降熟成されたフォアグラのように油を蓄え込んできましたが、5月から軽くジョギングを始めたことが幾分でも好影響を与えているのでしょうか。
「この検査はやったことありますか?」
「ハイ、あります。」
「何か言われました?」
「肝臓に脂肪が…。」
「お酒飲まれるんですか?」
「ハイ、結構…。」
「ところで最近何か運動してますか?」
「5月ぐらいからちょっと走ってます。」
「そうですか。では…」
生ぬるいゼリーを腹に垂らされ、器具が腹の周りを行ったり来たり。
「ハイ、おなかから息を大きく吸って下さい。」
何度も同じところを行ったり来たり。これは何か、尋常ではない事態が僕の身体の中で起きているのでは…。ジンワリと手の平が汗ばんできました。
10分ぐらいも寝そべったままになっていたでしょうか、ようやく検査終了の声がかかりました。
「うん、思ったほど肝臓に白いところ(脂肪)はないですね。軽度、といった感じでしょうかね。」
その言葉に安堵。これでたくさん酒が飲める…(違)。
「運動は、続けて下さいね。」
「はい。」
第二の難関、突破。

そしていよいよ待ち受ける最後の難関、バリウム検査。
前回は鼻穴の手前までゲップが出そうなのをこらえながらの検査。さて、今回はどうなるでしょう。事前に検査概要と注意書きが書かれた紙を手渡され、熟読。
約10分後、ようやくお呼びがかかりました。
検査室に入り、発泡剤とバリウムを一気飲み!口の脇からこぼれようが、お構いなし。
…あれ?ゲップが出る感じがないぞ?は、早く早く!
検査台にのせられた後は、まな板の鯉状態。やれ左に回って下さい右に回って下さいと、いわれるがまま。
「頭が下がりますから、バーをしっかり握って下さいね。」
結構な角度で頭が下がっていきます。し、しまった。さっき汗ばんだ手を拭くのを忘れた!
更に手の平の汗が増し、滑り落ちそうに。うぐぐぐ…ここで落下したら元も子もないぞ。必死に耐え抜き、額にはジンワリと汗が。

「はい、これで全ての検査終了です。下剤をお渡ししますから、うがいした後飲んで下さいね。」
そういえば前回はバリウムの排出がうまくいかず、七転八倒したんだった…。

結局全ての検査が終わったのは10時近くでした。帰宅後、腹部に違和感を覚えるのを待つも、なかなかその時はやって来ません。

まぁその後何とかなりましたが、あとは検査結果ですな。脂肪肝、γ-GDP、尿酸(疑)等々、数値が改善されていることを祈る。