日別アーカイブ: 2011-12-31

出会いと別れ、今年一年の締めくくり

今年一年を振り返ってみると、今年の漢字に「絆」が選ばれたように、僕自身も絆を意識せざるを得ない年になりました。ただ、この一年で何ができたかと言われれば何もできなかったように思うし、特に何の成長もしていないような気がします。ブログの記事から今年一年を振り返ってみようと思います。

1月2日。5年ぶりとなる高校同期会「一平会」の開催。「毎度様」だった人もいれば、高校を卒業して以来、二十数年来に再会した人たちもいました。担任の先生5人にも参加して頂き、大盛り上がりの中、無事に終えることができました。

29日にはにいよいよ四十路を迎えたものの、相変わらず戸惑いっぱなしの毎日。

そして迎えた3月11日。
年度末も近づき、普段通り仕事をしていたところに突如やって来た大地震。
電気が止まり、交通網も全てストップし、初めて家に帰れないことに対する恐怖感を覚えました。しかし、迎えに来てもらった妻の車の中で見た想像を絶する光景に言葉を失いました。

あの日を境に、何か自分の中で多少なりの化学反応といえばいいのでしょうか、心境に変化があったような気がします。

4月にはわずか4日間ではありましたが、被災地である宮古市に救援物資の仕分けのお手伝いに行きました。実際その場で目にした光景は、テレビや新聞を通じて報じられるそれとは比較にならないほどの惨状で、ただただ「うわぁ…」と呟いては絶句ばかりしていました。言葉にならない、とはまさにこのことを言うのでしょう。修学旅行で広島の平和記念資料館を訪れた時以来の衝撃でした。

そして今回、宮古市を訪れ、実際に復興活動のお手伝いに携わった時の体験、経験もまた、自分にとっては非常に大きな意味があったように思えますし、この日をきっかけに家族や友人のみならず、色んな人との絆を意識するようになりました。

特に、地元弘前市でFacebookを通じて色んな方々と知り合うことができたのは、僕にとって非常に大きな収穫でした。

7月。吉川晃司と布袋寅泰のユニット、COMPLEXが東日本大震災の復興支援のため電撃的に再結成。運良く2日間行われたコンサート両日のチケットを取ることができました。

ちょうどこの時に合わせ、「一平会の東京支部を開催しよう!」という気運が高まり、コンサートがてらの僕と、この東京支部に出席するだけのために三浦会長が上京。東京近郊在住の同期生9名と我々2名の計11名が一堂に会し、東京都神田にある「跳人」で大盛り上がり。非常に有意義で楽しい会合となりました。

10月。アップルマラソン。今年も10キロを無事走破。そして自己新更新!来年もまだまだ走りますよ!

12月。2年ぶりの人間ドック。毎年必ずといっていいほど何らかの数値が異常を示していて、とりわけ肝機能はもはや絶対的異常値を示していたのだが、今年は何と全て異常なし!オールAですよ、オールA!まぐれ?奇跡?検査機器の故障?まあ、何でもいいんです。だって、オールAなんですから。
そうそう、一生に一度でいいから言ってみたかったんです。年末なので言わせて下さい。「俺を見習いな(笑)」ってね。

年末も押し迫り、一平会の非公式忘年会のアナウンスを投げ込んだところに、訃報が飛び込んできました。恩師・阿部次男先生の逝去。
思えば、正月2日に久しぶりに再会し、「また会いましょう」との約束を果たすことはできませんでした。でも、余命3ヶ月と言われた後、5年も人生を謳歌した先生。きっと何の後悔もなく、黄泉の国を目指していることでしょう。
そして昨日、今年を忘れないための「忘年会」を開催。再び集結した一平会の面々。本当に強い「絆」を意識せざるを得ない、素晴らしい会合となりました。

一年を通じて感じたことは、いつまで経っても何年経っても、僕はやっぱり一人じゃ何もできないし、みんなの支えがあって生きているんだな、ということ。
辛いことがあってもみんなにその辛さを伝えることで僕の痛みは軽減されるし、楽しいことはたくさんの人たちがいればいるほどその楽しさが増幅するんじゃないかな。

皆さん、この一年間を楽しく過ごすことができたのは皆さんのおかげです。僕が苦しい時、辛い時に支えて下さったのも、他ならぬ皆さんです。

今年一年間、本当に,本当にありがとうございました。
来年もまたお世話になります。いよいよ本厄を迎えます。またいろいろ変なこと言うと思いますが、どうぞよろしくお願いします。