月別アーカイブ: 2025年9月

老婆の休日(4) #沖縄旅行2025

●4日目:恩納村→糸満市→(沖縄那覇→東京羽田→青森)→弘前市
14時55分発の東京羽田へ向かう便に搭乗するのがこの日最大のミッション。

9月1日朝9時

くつろぐ老婆…いや、母

まずはホテルから2㎞程離れたところにある郵便局から、土産を詰め込んだ荷物を送る手続き。初日に段ボール箱を購入し、最終日に配送手続きをするという計画は出発前から決めていたこと。「ゆうパック」を利用したのは、重さに関わらず距離で配送料が決まるから。ちなみに沖縄県から青森県まで配送料は割引込みで2500円。荷物の重さは19.5㎏だった。サイズにもよるが、他の配送会社の半値近い値段のはずだ。ただ、「不適切点呼」の問題もあり、この価格でのサービス提供は当面できなくなるのかな。

そしてこの日向かったのは、空港の南側にある瀬長島の「ウミカジテラス」。
島へ渡ると道路脇に設置された「カニ注意」の看板が目を引く。ああ、こっちは「熊注意」なのにカニなんて、何だか微笑ましいぞ。

瀬長島から

沖縄那覇空港から次々と離陸する飛行機を眺めながら、いよいよ旅の終わりが近づいていることを実感。いやぁ、楽しかったなあ。

僕のリクエストで糸満市にある「南部そば」で最後のオキナワ飯を食らい、沖縄那覇空港から機上の人となった。

最終日のオキナワ飯

20時頃に青森空港へ降り立った時は、雨が降っていた。青森県を離れている間、線状降水帯が発生するほどの雨も降ったらしい。
大きなトラブルもなく、天候にも恵まれ、本当に充実した旅だった。母が楽しそうだったのが何よりだった。
来年も…来年は…違うところに行くのもアリかな。

【沖縄あるある】
・道路をぶっ飛ばしている車のナンバーは、「わ」「れ」そして「Y」。
・逆に地元民の車は、高速でも窓を全開にしているし、制限速度以下で走る車も地元民。
・日が高いうちに海で泳いでいるのはほとんどが観光客。

地元民が入水するサンセット

・観光客が大勢訪れるところは、なんとなく殺伐。地元民しかいないようなところは、時間がゆっくり流れている。インバウンドの影響かな。
・なぜか猫がたくさんいる。

ネコ1@漫湖公園

ネコ2@漫湖公園

ネコ3@恩納村

老婆の休日(3) #沖縄旅行2025

●3日目:那覇市→今帰仁村→本部町→うるま市→恩納村

日曜日。朝6時頃には既に28度まで気温が上がっている。どうやら寝ている間に雨が降ったようで、非常に蒸し暑い。

お約束スポット

この日も北へ向かう。沖縄自動車道を経由して今帰仁村へ。最初に目指すのは古宇利島。
大きな観光施設ができてまだ間もないこともあり、さぞかし道路も混んでいるのだろうと思ったが、どうやら8月末は夏休みも終わる穴場の時期なのだろうか、すいすい車を走らせる。
古宇利大橋を渡り、久しぶりの古宇利島上陸。一望できるオーシャンタワーを目指す。
到着したのは10時前。まだオープン前だったが、数台の車が集まり始めている。

10時のオープンと同時に1番乗りで受付。自動運転のカートに乗ってタワーを目指す。
タワーに到着後、一目散で最上階を目指す。何せ誰もいない中で風景を独占できるのだ。

古宇利大橋を望む

4階からの眺めは絶景だった。
観覧を終えて下の駐車場に戻ると、すでに駐車場が満杯に近い状態になっていた。

続いて目指したのは、本部町にある「花人逢」
本部町の小高い山の上にある有名なピザ屋。11時半からの営業ということで、山道のような獣道のような細い道路を突き進み、突如開けた高台に車を停めて店に向かうと、既に大勢の客が開店を待っていた。15番目に案内されることになったが、11時半から続々と入店が始まり、結果1巡目の最後に席を案内された。注文して約15分後に注文したものが運ばれ、あまり腹は減っていなかったが3人で全部平らげた。

花人逢から美ら海水族館方面

アセロラジュース@花人逢

ここまで来たら次に目指すところはあそこしかない。昨年12月から再開された「オキちゃん劇場」でのイルカショー。美ら海水族館の一角にあるこの施設、水族館内に入館しなければ実は無料で鑑賞できる。

オキちゃん劇場@美ら海水族館

13時から始まったショーを楽しんだ後は、水牛の引く車に乗って散策しようと「備瀬のフクギ並木」を目指したが、まずもって暑い。そして水牛がいない。どうやら先に出払ったようだ。10名ほどの客を乗せた水牛は約10分で戻ってきたが、牛はこれから休み時間を取り、そして乗客が集まるのを待つので、何時に出発になるかわからないという。

備瀬のフクギ並木。避暑したかったな。

母よりも自分の体力がかなり落ちているのを実感していたので、この暑さの中で待つのはさすがに辛いと思い、水牛を諦めて国道58号を南下。まずは恩納村にある「おんなの駅 なかゆくい市場」へ。頼まれていた土産品等を買い込んだ後は、うるま市石川地区(旧石川市)にあるスーパーに立ち寄り、夜の食材やら土産になりそうなものやらを購入し、ホテルへ戻った。

ホテルの部屋には台所や電磁調理器も装備されていて、食器や調理器具を借りれば(ただしすべて有料)、ちょっとした食事も作ることができる。
さすがにここまで来て調理意欲に熱を上げるつもりはなかったので、野菜を切るとかその程度にとどめ、買い込んできたいろいろな食材をオリオンビールで流し込んだ。

部屋の玄関でヤモリの子を発見。捕獲を試みたがうまくいくはずもなく、しかもあろうことか母は虫と勘違いして叩き潰そうとする始末。頼むからやめてくれ!
そんなドタバタもあったが、あっという間の3日間が終わろうとしていた。いよいよ明日は最終日か…早いなあ。

老婆の休日(2) #沖縄旅行2025

●2日目:那覇市→名護市→南城市→恩納村
まずはお約束の早朝散策から。何せ日の出の時刻が遅いので、6時前にようやく明るくなる。夜中に結構雨が降ったようで、湿度ムンムンの中、気温28度の那覇市内を軽めにジョグ。

8月30日午前6時@那覇市

ホテルチェックアウトの後、宿所から2キロほどの距離にある「首里琉染」にてサンゴ染めを初体験。約1時間の染め物体験だったが、これがまた面白かった。結構ガッツリはまったし、思い思いの作品に仕上がった。

手ぬぐいのサンゴ染めに挑戦。

そこから目指したのは、これまた初訪問となる本島南部の「おきなわワールド」。
ところが、到着間際に突然土砂降りの雨。駐車場に停めた車中で待つこと10分。あれよあれよの間に雨雲がいなくなり、晴れ間も覗き込むように。こういう天気を目の当たりにすると、なんだか沖縄に来たなあ、と実感する。

おきなわワールド内の玉泉洞。全然涼しくない。

涼を求めて入場したものの、ただ薄暗く蒸し暑いだけの鍾乳洞をあとにし、近くの食堂に入店することに。

「よぎ食堂」。

お母さん一人のワンオペながら、出てきた料理がとっても美味。「三枚肉そば」そして「ちゃんぽん(長崎のそれとはまったく違う丼物)」に舌鼓を打ちながら、地元に愛されている店舗がまだまだたくさん残る沖縄の食文化が羨ましい。

南城市「よぎ食堂」の三枚肉そば

その後、12月に走ったNAHAマラソンのコースをしばし逆走、あの日に思いを馳せる。コースに別れを告げ、沖縄道を北上、名護市手前の「道の駅許田」へ。全国でも人気上位の道の駅ということで、大勢の観光客で溢れかえっていた。
那覇方面から北上してきた場合、道の駅の駐車場に停めた後、来た道を戻る際は、一度名護方面に向かってしばらく車を走らせ、どこかで車を回さなければならないという不便さがあるのは致し方ない。その一方、以前より駐車スペースが倍以上に広がっていたのには驚いた。

今度は恩納村へ向かい国道58号を南下、「おんなの駅 なかゆぐい市場」で妹から所望されていた品物を購入。
その後、本日からの宿泊先である「カフーリゾートフチャク」へ。

母の負担を考慮して早めにチェックインしたが、自分の負担も結構かも知れないな、と思いつつ、2階にあるプールサイドバーで梅酒ソーダ割とハイボールを1杯ずつ頂く(なんと無料)。

プールサイドバーで梅酒ソーダ(無料)

夜はホテルから700メートルのところにある「沖縄大衆酒場 やんばる屋」へ。
思ったほど混雑しておらず、出てくる料理がすべて美味しかった。

麺つゆで頂くザルもずく。おかわりしました。

念願のミミガーは自家製ラー油和え。

泡盛とチェイサーの入ったグラスが素敵♡

90分ほど滞在したのちにホテルへ戻るも、猛烈な睡魔に襲われ、21時過ぎには寝落ちしていたようだ。

老婆の休日(1) #沖縄旅行2025

この世で平等なこと。それは、誰しも一つずつ年齢を重ねることだ。
気がついたら自分は54歳。母も77歳の後期高齢者。

まだまだ先は長いとずっと思っていたが、あと3年もすれば80歳になる母のことを考えたら、この先何回一緒に旅行に出かけることができるのだろうと、ちょっと身震いした。
もっとも、母と連れ立って旅行に出かけるようになったのはここ数年のことだ。

12月に開催されるNAHAマラソンにエントリーしたことを口実に、母を無理矢理連れ出したのが2年前、75歳になった年のこと。
この時は、僕が羽田から那覇に向かう機内で諸々のカードが入ったケースを座席に置き忘れるという大失態を犯し、家に戻るまで母に余計な心労を与えるという不遇な旅となった。(その後、カードケースは無事に戻ってきた。)

昨年もNAHAマラソンにエントリー、母を連れて再び沖縄本島を訪問したが、この時は2泊3日の強行スケジュールとなり、母に疲労感ばかりを与えるという旅となった。
リベンジというか満を持してというか、今年は初めてとなる「夏の修学旅行」を計画しようと4月早々(今の職場への異動直後)に旅程を組み、3泊4日の行程で航空券やら宿泊場所やらを確保。しかし、母にはずっとそのことを伝えぬまま過ごしていた。
7月に入ってようやく行程を伝えたところ、あまりにも突然だったためやや狼狽気味ではあったものの、また旅行に行けるということを素直に喜んでいたようだ。

考えてみるとこれまで20回以上にわたり沖縄本島を訪れているが、8月に彼の地を訪れるのは今回が初めて。
かつては台風やら前線やらの動向を気にしていたこともあったし、実際に台風の直撃を受け、えらい目にあったこともあった。しかし最近は、気温も雨の降り方も本州の方が遥かに酷い。亜熱帯地域が徐々に北上しているような、そんな感覚だ。四季が二季になってしまうのではないか、といういろんな方々の懸念も何となく理解できる。

2週間ほど前から沖縄地方や周辺地域の天気の動向や天気図に目を凝らしながら、出発の日を心待ちにしていた。
三度目の正直となる今回は、絶対に取りこぼさないようにしないと。

何度も本島を訪れたといっても、これまで訪ねたことのない場所、未体験のことはまだまだたくさんあるし、常宿も決まっている訳ではない。
沖縄県庁向かいにあった朝食の美味しいホテルに宿泊しようと目論んだのだが、なんと今年の6月末で営業終了…。
ということで今回は、那覇市内に1泊、中部の恩納村に2泊することとして、これまで訪れて良かったところ、美味しかったところを再訪しつつ、初体験となることや初めて訪問する場所など、母だけではなく我々も楽しめるような旅程を計画した。

●1日目:弘前市→(青森→東京羽田→沖縄那覇)→豊見城市→糸満市→那覇市

羽田空港からの航空機が定刻前に離陸したのは初めてだった。結果、沖縄那覇空港にも15分前に早着した。これは幸先がよい!のか?

約9か月ぶりの「めんそーれ」

ちょうど昼の時間帯だったが、機内でいろいろつまんでいたのでそれほど腹は減っていない。レンタカーを借りた後は、「道の駅いとまん」を再訪し、漁協が運営する「お魚センター」で寿司などを購入、外の飲食スペースで軽く食事。わかってはいたが、周囲はアジア系の外国人しかいなかった。

夏のオキナワは空が高い

続いてアウトレットモール「あしびなー」を訪問し、その後国際通りを散策。

沖縄初日、盛夏。

自分たちが欲しいと思ったものをめいめいに購入、そして甥っ子への土産探しに奔走。ちなみにこの日の宿泊は国際通りから少し離れたオリオンホテル那覇。オリオンビールが経営するだけあって、ウェルカムドリンクはオリオンビール!

ウェルカムドリンク

実はその「あしびなー」にて、今回の旅最大にして最強のハイライトに遭遇。元々外国人率が高い多いこの施設、青森県民が津軽弁で会話をしていようものなら、もはや外国人と区別がつかないだろう。
とある店舗に入店した時のこと。別に何も会話をしていたわけではないのだが、スゥっと母に近づいてきた店員がおもむろに話しかけてきた。

店員「Excuse me, this corner is wide size items…」
母 「??????」
隊長「We,Janapeeeeeeese‼‼‼‼」
店員「(顔を真っ赤にしながら)し、失礼しました!」
私 (爆笑)

英語で話しかけてきた店員もさることながら、それに対してなぜか英語で返した隊長、そしてポカーンとする母の姿にただただ笑うしかなかった。

ホテルの冷蔵庫内の飲み物は事後精算なし。