ああ、夏季休暇恒例の沖縄ふらり旅からもう1か月も経ってしまいました。あと11か月後、また行くことになるのかな?
…それはともかく、今回の旅行記最後の投稿です。
沖縄の食は独特な料理が多いですが、非常にあっさりとした味付けが多いような気がします。
その一方で、酸味の効いた料理が多いのも特徴的かも知れません。
沖縄だけで販売されているボンカレー(といっても最近は各地で手に入りますが)、A1ソースに代表される調味料、カツオの効いた赤だしの味噌汁などのほか、パイナップルやシークヮーサーといったかなり酸味の強い果物がドレッシングに使われているケースもたくさんあります。
ポンジュースが出てくる蛇口が愛媛県の松山空港にあるのは有名な話。
実は、沖縄県にはシークヮーサージュースが出てくる蛇口があります。
設置されているのは、豊見城市にある「ヨナーズ」。沖縄県南部のレンタカー拠点とも言える豊崎地区からほど近いところにあります。
そして、ここで食べられる「そば」が密かにうまいのであります。
沖縄のそばといえば「ソーキそば」ですが、アレンジされたものとして、中味汁の中に麺が入った「中味そば」があります。これがまた、ソーキそばとは異なる趣で実に美味なのであります。「中味」とは、いわゆるモツ。鰹のだしの染み込んだモツ、陸と海とのコラボレーションが最高です。
ご存じの方も多いと思いますが、ソーキそばの「ソーキ」はいわばスペアリブ(骨付き肉)。
個人的には骨を取るのが面倒(=食べることに集中したい)なので、三枚肉の載った「沖縄そば」を注文します。
麺の太さや縮れ具合、もっちり感などが店舗によって微妙に異なりますし、出汁やトッピングも同様。
ちなみに、沖縄県内では最近、豚骨系ラーメンのチェーン店が各地に進出しており、お昼頃には行列が出来ているのを目撃しています。(「天下○品」もあります。)
食堂のメニュー、一品料理のように書かれているもの(「○○チャンプルー」など)は大体が定食です。そば屋であれば、定食の汁物は、お椀に注がれた汁が沖縄そばであるケースが多いです。
お邪魔したのは、名護市中心部にほど近い「ひがし食堂」。
名物の「ちゃんぽん」は、長崎などのそれとは異なり、ご飯の上に野菜の卵とじのような具材の載った丼。
そして、一躍この店を有名にした「ぜんざい」は外せないでしょう。
ガイドブックに掲載された情報よりも、自分の直感を信じるのはとても重要。
といいつつ今回は、もっぱらガイドブックに頼った食事になってしまいました。
今まで幾度となく足を運んだ沖縄。実はリピートしている店はそれほど多くありません。
裏を返すと、それだけ食事には困らないぐらい多種多様なお店があるということ。つまり「食うには困らない」ということです。
地物の野菜、肉、魚。その地域で獲れた自然を味わう。これも「沖縄料理」ですかね。いや、「沖縄産料理」なのか?
そんな料理を楽しむことができるお店がこちら。
名護市にある「ネオパークオキナワ」からほど近いところにある「なごアグリパーク」、ここの一角にあるのが「Cookhal(クックハル)」。
やんばる食材をメインに、ヘルシーな食事を提供してくれます。
野菜たっぷりのカレーは、時季によっ提供される内容が変わるらしく。
「YAKI-Panino」は、全粒粉のパンに自家製ソーセージの乗ったホットドッグ。
棚に並ぶのは「やんばるピクルス」。その名の通り、沖縄県産の野菜で作られたピクルスです。
店内では県産の野菜も販売されている他、スムージーが絶品。
かつては野菜メインのビュッフェもあったようですが、今は提供をやめてしまったとのこと。しかし、それを差し引いても美味しい物を頂けて大満足でした。
最終日に訪れたのは、空港にほど近い「那覇亭」。これまで何度も通ったことのあるこの建物に、ようやく入店。
ベタなチョイスではありますがこちら、創業40年を迎える老舗なのだそう。
こういうところはメニューが豊富ですが、定番は外せません。
沖縄そばにゴーヤーチャンプルー。
しかし何で沖縄のゴーヤーってこんなにパクパク箸が進むんでしょう。ただ苦いだけではなく、味わいに深みがあります。
この他、撮影はしなかったのですが今回は「アグー豚のしゃぶしゃぶ」も頂きましたし、沖縄近海で獲れるマグロの刺身も美味しかったです。
最後に、空港1階で販売されているスパムおにぎりを。
「ポークたまごおにぎり本店」は、注文を受けてから具材を挟むスタイルで、すっかり「行列のできる店」に。撮影はご遠慮くださいとのことで店舗の写真はありませんが、購入後のおにぎりをどうぞ。
個人的にはこの「人参しりしり」(250円)がお勧め。ちなみに、異国の方の「爆買い」に巻き込まれると、とんでもなく待たされることになるので要注意。(ちなみにこの日に見たのは、一人で12個も注文する異国の方でした。しかも途中で何度も注文変更して、大迷惑この上なかった!そのうち数量制限されそう。)
しかし、今回の旅では雨の日が多く、あまり走ることもできずに飲んでばかりいたので、一気に体重を増やすこととなってしまいましたが、1週間後の健康診断で数値に全く異常がなかったのは、本当に奇跡的でした。