日別アーカイブ: 2004-11-05

Dear Mr.Man


第43代米国大統領 George Bush Jr.様
今回の「見事」な再選、おめでとうございます。僕に言わせれば、相手に恵まれたといった感じですが。
前回の選挙では、フロリダ州の得票を巡って大混乱に陥ったわけですが、今回はケリー候補があまりに早く敗北宣言をしてしまったため、あっさりと勝利宣言することができましたね。第41代大統領である父もなしえなかった2期目ということで、さぞかし鼻高々なのではないでしょうか。大体そういう鼻は、へし折られるものですが。
今回の選挙は、大統領を選出するというよりも、大統領という看板を盾にして、イラク派遣の是非を問うという信任投票的な要素が非常に大きかったような気がします。まるでゴーストライターが書いたような胡散臭い貴方の演説に、熱狂的な支持者が狂喜乱舞する姿は、もはや茶番のようでした。
選挙後、貴方は言いました。「選挙で二分された米国を一つにまとめ上げよう」と。思わず笑ってしまいました。貴方にその能力は備わっているのでしょうか。民主党との融和、協調路線を持ち上げたかったのでしょうけど、貴方が他人の話を聞くとは思えない。誰の意見にも耳を貸さずに、国連も無視してイラク派兵を決めたのは、誰ですか?そうそう、あの時の大義名分は、「大量破壊兵器を発見する」ということでした。あれから何年経ったでしょう。大量破壊兵器は見つかりましたか?イラクの混乱を招いたのは、誰でしょうね。
それでも我が国の首相は、貴方との友好関係を深めようと必死の様子ですが、他国にすり寄る前に、自国で起きている混乱の収拾に尽力しろ、と言いたいのです。
話題が逸れてしまいました。
最後に、もう一つ祝福を。このたび英映画誌の読者投票で、貴方が「年間悪役賞」に選ばれたそうです。英国民も、貴方を見る目があるようです。
『スターウォーズ』のダースベイダー、『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士といった並みいるヒールを抑え、貴方が「映画史上最強の悪役」に選ばれる日も遠くなさそうですね。
私も、米国民のみならず、他国民の命を犠牲にすることも厭わない貴方の豪快な悪役ぶりに、最大級の賛辞を送ります。あ…あれって「役」じゃなくて「素」なんですね。
ま、せいぜい頑張って下さい。