新型コロナウイルスとマラソンの共存を考える


気がついたら6月も中盤に差し掛かり、このブログへの投稿も1か月程度ブランクが空くこととなってしまった。

相変わらず新型コロナウイルス感染症の対応(対策)に追われる日々が続いていたが、ようやく、少しだけだが落ち着きを取り戻した感がある。

4月はほとんど休みがない状態、5月も大型連休がない状況…とはいえ、非常事態宣言で一気に自粛ムードが高まり、多くの方が自宅に籠っている状態だったことだろう。結局、青森県での感染者が全員退院した5月末ぐらいから、少しずつ平常時のペースに戻りつつある。(と入力していたら、東京都の感染者が47名まで膨れ上がったとのニュース速報。振出しに戻る、元の木阿弥。震源地はまたしても東京。きっと2週間以内に地方へ飛び火。シャレにならない。しばらく続きますよ、これ。)

職場では #エール飯 の取組が始まり、7月末まで続けられるとのこと。週2回を限度に僕も利用させてもらっているが、いずれのメニューもかなりボリューム感があり、普段の手弁当の倍はあるんじゃないかという容量。

4月以降、ジョギングすることもままならぬ状況に陥り(仕事に追われていたのも理由だが、外出自粛要請のこともあり、少し自重していた)、家と職場の往復だけが続く中、結果として何が起こったかというと、はい、言うまでもなく太ったワケで。

ということで入院患者がゼロになった今月に入ってから、少しずつではあるがジョギングを再開し始めた。本当は、ランニングクラブの朝練習を再開してもらいたいところもあるけれど、ソーシャルディスタンシングの考え方を取り入れながら、あらゆる場面において「三つの密」を避けること等について協力をお願いしている側の立場としては、なかなかそれも言いづらいところ。

当面は、「新しい生活様式」の定着を推進しながら社会経済活動との両立を図るため、「人と人との距離の確保」や「マスクの着用」など、基本的な感染対策を継続してもらいながら再開にこぎ着けてもらうしかないのかな、というのが正直な思いだ。(↓こういうマスクは使っちゃダメです)

さて先日、地元弘前市で開催される予定だった「弘前・白神アップルマラソン」の中止が正式に決まった。県内外のマラソン大会が相次いで中止となる中、いわゆる「新しい生活様式」を取り入れての大会運営となると、今後の大会の開催もなかなか厳しいのではないかと思ってしまう。

少なくとも、感染症に係るワクチンや薬が開発されないうちは、ランナーだけが特別扱いされることは、絶対にない。もっとも、42.195kmを確保できる私有地をお持ちの方は別として、市民ランナーのほとんどは、不特定多数が利用する公の場所や施設を使わせてもらっているはずた。

今の状況を鑑みると、そんなランナーだけのために道路の使用許可が下りるとは思えないし、そもそも大会を開催しようにも自治体は主催者として名乗りを上げないかも知れない。

なぜなら?

昨今の感染状況がどうとか言っているが、結局は大会から感染者を出したくない、それだけのことだろう。

主催大会で感染者が出ました、クラスターが発生しました、なんてことになろうものならば、首長の責任問題に発展することは火を見るより明らか。そんなリスクを犯してまで大会が行われることはないだろう。

大会に参加する皆さんを絶対にウイルスに感染させることなく大会を開催することは、現状で取りうる、いかなる感染症対策を講じようとも無理だと思う、ましてや不特定多数が大勢集まる場を作るということ自体が、無理…で、いいんじゃないですかね。

ウェーブスタートにして少人数から始めれば?

…いや、スタートを待つ人たちはどうすれば?

応援は?

…実際、厳しいよね。

ランナーのマナーがなっていない、という声も聞かれる中、いかなるルールを作ろうとも、ルールは破るためにあるもの、と曲解する人たちもいますからねぇ…(ブロック分けの無視とか代走とか。)

一時期のマラソンブームでは、各地で新たな大会が開催されるようになり、マラソンは一気に市民権を得たような雰囲気だった。だからこそなおさら、昨今の感染症対策において、マスクもせずに呼吸を荒げて駆け抜けるランナーは、邪険な存在なのかも知れない。

ちなみに今年は、「東京五輪2020」の影響で北海道マラソンが中止となった。

その五輪は来年に延期となり(といっても開催できる可能性はどうだろうか)、となると、北海道マラソンは来年も開催されない、ということになるのだろうか。

もっとも、こちらも1万人規模での開催となるため、よほどの感染症対策を講じない限りは、なかなか開催にこぎつけるのは難しいとは思うところだけれど。

北海道マラソンは是非とも開催してほしいと思う一方で、あまり考えたくないことだが、個人的にはいよいよマラソン大会が淘汰されていく時期が、このタイミングでやってきたのだと思っている。

3年前に投稿した記事、賛否両論色々あったけれど、この中で紹介した「さいたま国際マラソン」は、大会中止が決まった。

やはり警鐘は鳴らされた。-マラソン人口の減少、大会の飽和状態を懸念する

大会関係者は、これからどうやって大会を開催すればよいのか、しばらく頭を悩ませることだろう。

我々市民ランナーも、感染症の収束が見通せない中、どうやったら再び市民権を取り戻すことができるか、もう少し本気になって考えた方がいいような気がする。

「俺は大丈夫だから」「私が感染するはずない」

それ、絶対にありえないから。