料理のお話(2)

最近になって、再び台所に立つ機会が増えた。

料理のお話は3年前に一度このブログに投稿したことがあったが、今日はその続編、みたいなお話。

もともと料理を作ることに対する抵抗は全くないし、むしろ積極的に台所に立ちたいぐらい。このブログではランニングの話か音楽の話題ばかりを取り上げているが、料理にもかなりこだわりを持っている方なのかもしれない。

僕にとって料理は趣味ではない。むしろ生きるための術、と表現した方がいいだろう。というか、それが普通なんじゃないだろうかと思ってしまう僕の感覚、おかしいですかね?

台所に立っていれば、無心で食材と向き合いながら、さてどうやってあなたを調理して差し上げようかと思いを馳せることになる。食材の処理、味付け、そして見た目。イメージを膨らませること自体が、脳のトレーニングみたいなものだ。

ただし、一つ重大な問題があって、ほとんど思いつきで作っている料理ばかりなので、レシピを残していないのですよ。なので、二度と同じメニューを作るのはほぼ困難。

また、「余り食材」や「リメイク」をよく作るため、元々の料理に左右されることもしばしば。

例えば今日の昼に食べたのはキーマカレーだったが、これ、元々はハンバーグだった。それを最初はミートソースへリメイクしたが、更にそれをキーマカレーに再生した、というもの。元のハンバーグは僕が作ったものではないので、下味やその他はわからない。

最初の頃は自分で美味しければいいや、と思っていたのが、いつしか家族や友人にも振舞うようになり、どうしたらみんなに美味しいと言ってもらえるか…という方向に意識がシフトしてから、もうどれぐらい経つだろう。

結果的に自分好みの味付けになってしまうこともしばしばではあるが、意外な食材を意外な味付けで仕上げることで、「おお、こういう食べ方もできるのか。」という新しい発見があったり。

何よりも、自分があまり食べなかった食材を食べるきっかけになったりして、これはこれで自分のためにもなっている、ということで。

「美味しそうだな、自分でも作ってみようかな」と思ってもらえるのであれば本望だし、実際に食べてみて「美味しい」と思えば、いや、思ってもらえればなおありがたいこと。そういえば、甥っ子のために「お子様ランチ」を作ったこともあったっけ。

食材も味付けもバラバラ。和洋中何でも作ってみようという気になるし、以前は釣ってきた魚を自分で捌いて自分で料理していた。釣りを嗜む者、道具の手入れと魚料理は自らやるべし。

※オムライスにケチャップで「ラーメン」と書いたのは、突如「ラーメン食べたい」というリクエストがあったからです。

台所に立つようになってからもう30年以上経つが、もしも自分が一人になっても、食いはぐれる心配はなさそうだ。

ちなみに今日は日曜日。明日の弁当のおかずを自分で作った。月曜日に #エール飯 を注文しない理由は、ここにある。