この話、日曜日掲載を目論んでいたのですが、釣った魚を捌くのがあまりにも忙しくて、掲載できませんでした(ウソです)。
誰も興味ないと思いますが、もしよろしければお付き合い下さい。
「釣りの話」カテゴリーアーカイブ
鮭
秋の味覚といえば、鮭であります。
ところでみなさんは、鮭が遡上する姿を目撃したことありますか?川での遡上は結構ニュースなんかで報じられますから、実物を見たことがなくてもテレビや何かで見たことあるよ、という人は多いはず。僕はですね、3年前に仕事していた事務所の管内に流れる河川で、何度も目撃したことがあります。ちなみに河川区域に入ると、鮭の捕獲は制限されることとなり、基本的には漁協が権限を有するということになる、はずです。
私ことですが昨日、久しぶりに「夜釣り」に出かけたんです。といっても、ホントは夕方から。4人で釣りに向かったんですが、まだ明るい空の下、気温がわずか5度という状況で防波堤の突端まで歩を進めていきました。突端に到着すると、我々は思わず息を呑んでしまいました。というのも、当然三方海に囲まれたその突端では、何と鮭の大群が背鰭を水面に出しながら、時折ジャンプして水しぶきを上げているのです。もう、10匹20匹ではありません。ホントにもう、言葉に表せないような光景。
まさかそんな光景を目の当たりにするとは思っていなかったので、当然カメラなんて持っていないし、携帯に付いていたカメラのことすらも忘れていました。
貴重な友人であり釣りの師匠でもあるタガシ先生が、「釣れたらすげぇな」と真顔で竿を振り出すと…。
船上のベリークルシミマス

結局12時間以上も船上にいたことに。それでいながら釣れたのはたったの2枚(30センチと50センチオーバー)。船酔いはするわ嘔吐はするわ仕掛けは切られるわで散々でした。やはり前回はまぐれと見た。
(今度は)日本海の端ッこで「タイ!」と叫ぶ
青森はあいにくの雨模様。雨が降るたびに秋が深まっていく、そんな気配です。
さて私こと、日焼けにより、鼻の先が季節外れのトナカイのように真っ赤になってしまいました。ついでに言えば、右手人差し指にも、魚の背鰭が刺さって赤く腫れ上がっております。
昨日は、父の誘いで、父の友人の乗り込む船に便乗させていただきました。
早朝4時、日本海に面した鰺ヶ沢漁港を出港(深夜3時に家を出ました…)。10名の乗り込んだ中型漁船は、北に向かってスピードを上げて進んでいきます。約40分程で、最初のポイントに到着。聞くと、津軽半島のかなり北の方まで来たようです。
5時頃から、いよいよ鯛釣りがスタート。仕掛けは、陸奥湾と同じブラー釣りなのですが、水深が平均で約60mと非常に深い(陸奥湾では30-50m)ため、私の持っている軽いブラー(28号)では使い物にならないかも、と言われてしまいました。実際他の人たちの使っているブラーは、最低でも40号。この時点でこりゃ勝負アリか?と思ったのですが、そういうセオリーが単純に通用しないのも釣りの楽しいところ。誰に何を言われようと、とことん金色のブラー28号にこだわり続けました。
確かに潮の流れが速く、底が取れずに苦心しましたが、リールからしばらく糸を出した状態にすることで着床させることにしたところ、この作戦が見事成功。最初はアタリを合わせることができず、なかなか釣り上げることができなかったのですが、ようやく6時前に約50センチほどのマダイを釣り上げました。あとはもう、揚がるわ揚がるわで納竿までに13枚!多分、普段の釣りでもこれほど釣り上げたことはなかったのではないのか、というくらい記録的な釣果でした。最低でも約30センチ、圧巻は最後の一投げで捕らえた64センチ(前回の記録と同じで、自己タイ記録)。そんなわけで、実は午前7時の段階でクーラーから溢れていました。というか、クーラーが小さすぎた(写真がその状態)!
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そんなわけで、僕にもこれくらい釣れるのですから、ひょっとしたらここでは、海底に鯛が敷き詰められていたのかも知れません(もちろん冗談ですが)。
正直、これまで日本海での釣果は芳しいものではなく、また、湾内と違って波風が強いため、今回も大して釣れるとは思っていませんでしたし、船酔いへの危惧もありました。ま、釣れてもせいぜい小振りだろう、と。事実、7時頃に波の感覚がなかなか掴めず、船酔いしかけたのですが、空腹であることに気づき、持参したパンを食べたところ完全復活。波を掴む感覚が蘇り、もうあとは、何の迷いもなくがむしゃらに釣り続けていました。風もほとんどなく、絶好の釣り日和だったと言っていいでしょう。
5度ほどポイントを変えたのですが、釣れなかったのは1ヶ所だけ。あとはコンスタントに釣り上げることができました。日頃の夜釣りで鍛えられたのでしょうか、我ながらアタリあわせ、魚へのフッキングがうまくなったものだと自画自賛。
父も、初めての鯛釣りながら約50センチを筆頭に5本も釣り上げることができました。結局同船した10人のうち、一匹も釣り上げられなかった人は皆無。釣り上げた数では私が2番目、大きさでも1-2位を争う結果となりました。もちろん、船頭さんのポイント選びが的確だということは言うまでもありませんが、船上での情報交換や玉網入れなどの意思疎通が非常に巧く、かつスムーズに行われたのも、釣果が伸びた理由の一つかも知れません。聞くと、この地域でのアベレージは30センチ前後で、50センチを超える鯛がこんなにたくさん釣れることは、滅多にないんだとか。ただ、同行したメンバーの中には、今回初めて鯛のブラー釣りに挑戦したという方が数名おり、まだ日本海側ではこの釣り方そのものが主流ではないようです。
14時に納竿、15時前に漁港に戻ってきました。
が、問題はここからでした。父とともに釣り上げた計18匹の鯛を、どうやって捌くのか。
結局、6軒の家庭に1〜3匹の鯛を振る舞いましたが、それでも我が家に残った64センチの鯛と30センチ前後の7枚の鯛。最後は本当に辟易しながら、約1時間30分かけて全ての鯛を捌き終えました。指を腫らしたのもこの時に、誤って背鰭を刺したため。
でも、よく考えるとこれってこの上ない贅沢ですよね。鯛を釣り過ぎて捌くのに困った、だって。
ま、当面鯛釣りは、いいかなぁ(などと、一度でいいから言ってみたかった!)。
第2回遠征結果
8月6日から7日にかけて、太平洋→陸奥湾と【釣り遠征】に出かけて参りました。根魚掃除の旅。参戦者は「FC釣王(←これ、知らぬ間に僕もメンバーになっていました)」の3名と私。遠征先は、下北半島の付け根に位置する上北郡六ヶ所村。六ヶ所村を訪ねたのも初めて、太平洋で釣りをするのも初めてと、初物づくしの今回の遠征。大体こういうときはうまくいきません。そうそう、六ヶ所村といえば、核燃料再処理施設や関連施設のある村で、県内唯一の不交付団体(国からの交付税交付を受けない自治体。財政力指数がなんと1.9!)。遠くには、巨大風車が不気味に立ち並んでいます。ちょっと異様な光景です。
閑話休題。
初日にアタックしたのは、むつ小川原港の沖堤。高さが約7mもあるという巨大堤防、漁船で渡してもらったのですが、堤防に上がってみると、片側2車線の道路でも余るくらいの幅がありました。さすが太平洋…規模が違います。いや、これも再処理燃料が海上輸送される影響なのかも知れません。うねりもハンパではなく、潮が堤防にぶつかって渦巻く光景を目の当たりにしたときは、純粋に「怖い」と思いました。午後3時過ぎからスタート、仕掛けはブラーにアオイソメだったのですが、小物のマゾイが数匹、アイナメとメバルを足して2で割ったような魚が1匹釣れる程度。午後8時まで粘ってみましたが、最終的な釣果としては、お持ち帰りできそうなのはドンコが1匹のみと芳しいものではなく、ほろ苦い太平洋デビューとなってしまいました。ちなみに、同行者の友人S氏、メタルジグ(いわゆるルアー)で20センチ大の鯖をバンバンと釣り上げ、その鯖を追ってきた全長1m近くのイナダ(ブリの出世前)に仕掛けを力一杯持って行かれるというアクシデント(?)に遭遇、さらには見たことのない30センチオーバーの黒メバルを釣り上げるというシーンも目撃しました。
その晩宿泊したのは、六ヶ所村にある「ホテル市原クラブ」。正面看板はクラブの「ク」の字が剥がれ落ち、「ホテル市原 ラブ」になっていました(ラブホテルかよ!)。「ホテル」と言うには程遠い設備、風呂トイレは共同、なぜかコインランドリーも設置されています。
部屋に入ってみると、タオル歯ブラシもない、殺風景な8畳の畳敷きでした。想像はしていたのですが、部屋に置かれていた「案内」を読んで納得。
「ここは、働く人のための旅館です(ホテルじゃねえのかよ!)。午後10時以降は、廊下での話し声、テレビの音量、電話の声に気をつけましょう。」なるほど…長期滞在の作業員向けのホテル、いや旅館だったというわけですね。と、気が付いたのは午前1時過ぎ。おっと、明日に備えて寝なければ…。
7日朝。夕べ食べた、「ニンニク焼き」の影響で目が覚めました。睡眠時間5時間。風呂に向かうと、大浴場は大浴場なのですが、浴室が一つしかありません。聞くと、どうやら女性のお客さんはお断りしているらしいのです。今どき珍しい旅館です。
朝食は、それなりに食えました。いや、腹に詰め込んだ感じ。これで4,425円。破格です。でもここのオバちゃん、電卓を叩いているにもかかわらず、結局4人全員の会計を間違えました(^^;;;;
この日は、主戦場でもある陸奥湾に戻ります。平内町清水川にある清水川漁港沖堤。沖堤といっても、陸からは約200mしか離れておらず、その気になればゴムボートで渡れる距離にあります。青森市では、ねぶたの会場運行と花火の打ち上げが行われるため、開始時と終了時の混雑を回避して弘前に向かわなければならず、19時に納竿することに決めました。
渡してくれるのは「北島渡船」。これで4度目となりますが、ここで私が狙うは一つ。「タケノコメバル」という魚です。オーナーに聞くと、ここ最近はパッとしない日が続いているとのこと。特に投げ竿によるカレイは全く期待薄とのことで、投げでの大物を狙っていた二人はガックリしていました。
既に堤防東側に渡っている先客がいるので、西側に陣取ります。聞くとその客、陸奥湾のタイを狙って1キロもイソメを購入し、勇んでやって来たのですが、船の故障で出港できず、やむなくここで釣りをしているんだとか。かわいそう、というより惨め…。
西からの風が強く、仕掛けが流されていきます。さらに日差しが強く、暑い。ジリジリと肌が焼けて行くのがわかります。
10〜20センチのアイナメがちょこちょこ釣れ、そこそこ「遊ぶ」という感じでしたが、昼前後になると、ピタリとアタリがなくなりました。嗚呼、辛抱タイムに突入。さらに、ちょうど軽めの昼食を済ませたばかりなので、睡魔が襲ってきます。
…ハッと気が付きました。竿を持ったまま、防波堤の上で横になっていました。約20分くらい眠っていたのかも知れません。友人S氏は、40分も竿を握りしめたまま眠っていました。両腕が真っ赤になっていました。
15時頃、東側のお客さんが撤収しました。これでこの堤防は、我々の独占状態に。いい加減西側の小物釣りに飽きたS氏とT氏が、東側に行ってみる、と向かいました。とはいえ距離にして約400m以上はあるであろう堤防。往復するのは相当億劫です。
ところが約10分後…東側から、何かを持ってくるT氏の姿が。何とその手には、30センチ超のタケノコメバルが…。目が点とはまさにこのこと。それを見た瞬間、西側で粘るのがバカバカしくなりました。ポイントを聞き、竿を握りしめ、西端から東端へ小走りです。
「絶対釣ってやる…」
東側では、友人S氏が粘っていました。が、パッとしない様子。「アタリはあるんだけどさぁ…」とぼやいています。再びT氏がやってきました。「その辺の穴を狙えばいいよ。」 その言葉を信じ、ブラーを投げ入れた直後でした。ガツンというアタリ。フッと竿を煽った瞬間、糸が横に走っていきました。「来たっ!」その時点で、なぜかタケノコメバルであることを確信した私。上がってきたのは、29センチのデップリとした魚体でした。
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(写真)刺身になる前のタケノコメバル。
これを釣りたかったのだ!!もう、これだけでもう満足です。悔いはありません。結局その後は、お迎えのやってくる19時直前に、T氏が仕掛けを切られたというポイントと同じような場所で、ガツン!というアタリとともに大きく竿が撓ったのですが、結局持ちこたえられることができずに仕掛けを切ることになりました。そういや、前回もここで同じような事があったような気が…。
納竿後、陸に上がり魚の選別作業。各々釣り上げた「これだけはキープ」の魚と、「適当に分けよう」という魚を袋に詰め入れ、クーラーに押し込んで弘前に戻りました。途中遠目に花火を見ながら。
翌朝。日焼け止めクリームの塗り損ねた腕時計の周りが真っ赤に腫れ上がっていました。クリームを塗らなければ…考えただけでゾッとする二日間の釣行でした。
