この話、日曜日掲載を目論んでいたのですが、釣った魚を捌くのがあまりにも忙しくて、掲載できませんでした（ウソです）。
誰も興味ないと思いますが、もしよろしければお付き合い下さい。

今期（今年）初の筆下ろし、いや竿下ろしに行って参りました。天候は、午後まで曇り空で強風。しかし、我々が出発した午後8時30分過ぎには大分風も収まっていました。3名で向かったのは、青森市内某所。いつも釣り慣れしている場所です。とはいえ私、約3ヶ月のブランクがあり、キャストしても方向が定まらないし、距離も伸びず、釣り方を忘れているなぁとブツブツ漏らしながら釣りに興じていました。結局、約3時間でアタリは一度もなし。新月のジンクス、未だ破られずといったところでしょうか。
結局そこでは、40センチ近くのさながら丸太のようなアイナメが1匹釣れただけ（といっても僕が釣ったわけではありません）。やむなく場所移動ということになりました。
温泉地に近い防波堤で、再びキャストを始めた我々。既に1時20分を回っていました。相変わらず風は無風に近い状態。寒さは思ったほど感じません。
それにしても、一向に釣れる気配がない…。
今日はボウズだな。と思ったその時。
同行していた人が、「来たぁ！」と絶叫。程なく、30センチ近いムラソイを釣り上げました。これ、刺身にして食すると美味いんですよね。羨ましいな…。とはいえ今は自分が釣り上げることで精一杯。何でもいいから釣れてくれ…。
ひたすら念じること30分。ゴツン、というアタリがようやくありました。来たっ！竿が撓ります。お、重いかも？これって、大物じゃ…。
すいません、玉網お願いします！

ところが、波で洗われたテトラポットはとても足場が悪く、滑落する可能性があります。慎重に網を近づけてもらいますが、魚がどこにいるのか見えません。この辺りも、3ヶ月のブランクが生んだ手際の悪さでした。あれ？見えない？でも間違いなく魚は食いついたままなんだけど…？何と私は、誤ってテトラポットの穴に、仕掛けに食いついたままの魚を落としてしまったのです。
右にも左にも動かせない状況の中、同行した方が慎重に糸をたぐり寄せます。しばらくすると…。
うわっ！でっけぇ！！ぁ…。
期待に胸膨らませていたのですが、最後の「ぁ…。」が気になりました。「nonveyさん、カジカだよ、これ（笑）」何と今年の一匹目は、約30センチ近い丸々としたカジカでした…。
ううむ…やっぱり今年もカジカかぁ。このポイントでは、他にいろいろ魚がいるはずなのに、本当にカジカばっかり釣れるんですよね。
それにしても、ソイが釣れない…。第一の狙いはムラソイだったのに…。ムラソイはおろか、クロソイも見えない…。その後、ちょっとだけポイントを替え、仕掛けも全く異なるモノに変更。
これが功を奏したのか、いきなり（恐らく）大きな魚に潜られるというアクシデント。ただし、ドラグ（リールの遊び、エンジンブレーキみたいなもの）を緩めすぎていました。
ドラグを締め直し、再度ポイントを狙いますが、アタリはなし。致し方なく、ちょっと遠目にキャストした途端、ガツンというアタリ。これは間違いなくソイです。
来た来た！

上がってきたのは、25センチほどのクロソイでした。ムラソイでなかったのは残念でしたが、結局キープはこの2匹のみ。これ以外にもう1匹クロソイが釣れたのですが、手のひらを広げたところキープできるサイズではないと判断、大きくなったらまた釣ってやる、と海に帰してあげました。午前3時納竿。結局私は2匹でしたが、他の2名はともに4匹。
新月に苦手意識を持っていた中で、1匹には潜られてしまいましたが、アタリは取りあえず全てフッキングすることに成功、それも2匹キープというのは、3ヶ月のブランクにしては上出来ではないか、と自画自賛しております。
あとは体調さえよければ、そして天気と潮、月の巡りがよければ、毎週でも行けそうな感じです。ただ、やってみてわかったのですが、魚の誘い方をかなり忘れていました…。実戦で感覚を戻すまでにはもう少し時間が掛かりそうな感じ。