2024年の振り返り

《七転八倒》今年は最初から最後までドタバタの一年間だった。清水寺で揮毫された今年の漢字は「金」。金とはなかなか御縁のない個人的な今年の漢字は「乱」。
そんな波乱万丈な今年1年を、ざっと振り返ってみようと思う。これ、自分自身の回顧録であり、備忘録です。すいません。

【1月・一意専心】元旦に発生した能登半島地震を受け、被災地支援業務のため富山県射水市へ。3度目の富山県、立山連峰は一度も拝むことができなかったが、これまで知らなかった富山県を色々知ることができた。任務を終えて帰青した直後の29日に53歳の誕生日を迎えたが、所詮は毎年当たり前に繰り返される+1の足し算。

【2月・二六時中】母の生まれ故郷・(旧)合川町(北秋田市)での開催された林弘樹監督作品「惑う」の上映会に出向く。会場に母を連れて行かなかったことを悔いたが、久し振りの再会もあり、心の洗濯に。

1月2月。富山県射水市にて能登半島地震の支援業務を行い、北秋田市にて懐かしい面々と再会。

【3月・三寒四温】恐らく人生最後となる新型コロナウイルス感染症のワクチン接種。振り返ると、コロナに振り回された数年間。失ったものが多過ぎて、得たものは何もなかった。でも、あの数年間は自分の糧にするしかない。中旬には定例異動の内示。所属は変わるが、4月からも同じフロアで9年目を迎えることに。ただ、2年間で大した成果や実績を挙げたという気分には程遠く、モヤモヤを残したまま異動となった。

【4月・四面楚歌】昨年5月に引き続き、The Street Slidersのライブを日比谷野音で鑑賞。色々気になるところはあったが、ライブ自体はとても良い内容だった。23日、高校生の頃から尊敬そして敬愛する弘前の音楽番長がパーソナリティを務める、地元コミュニティFMの番組にゲスト参加、プリンスを1時間にわたって紹介。選曲まで任され、ホントに楽しかった。
そして4月最終日、3月まで一緒だった元同僚の突然の訃報に接し、激しく動揺そして狼狽。

3月4月。弘前市で名画を放映し続けてきた映画館が閉館。日比谷野音を初めて訪れたあとは、プリンスをテーマにラジオで放談。楽しかったなあ。

【5月・五里霧中】別れがあれば出会いもある。お初にお目に掛かります、お久し振りです!が多かったこの月。19日は八戸市で開催された「うみねこマラソン(ハーフ)」に、約10年振りに参加。が、自己ワーストのタイムで走り終えた後、明らかに熱中症と思われる症状に見舞われ、フラフラになりながら電車を乗り継いで帰宅。その3日後、初めて警察官から一時停止違反の反則切符を切られた。35年にわたり維持してきた無事故無違反が遂に途絶えた。

【6月・六根清浄】4月から相次ぐショックも癒えぬまま、仕事に追われる。肉体的というよりも、精神的な疲労や苦痛が絶えない。4月以降、3か月連続で下北半島の自治体を訪問。結局8月を除いて11月まで訪問することとなった。

5月6月。久し振りのうみねこマラソンは、まだ元気だった頃。こんなに輝く宝石みたいなサクランボは初めて見た。26年、青森県で国スポ障スポ開催です。

【7月・七転八起】上旬は重要な業務での県内行脚もあり疲弊の連続。疲労が全く抜けない中、久し振りに高校同窓会に出席。中旬には公務員と現役大学生がクロストークする企画に参加。21日は、山下達郎のコンサートを初めてNHKホールで鑑賞。柴又も初訪問。初物づくしが多かった1か月。

【8月・八面六臂】業務の面で一つのヤマ場を迎える。14日までのお盆休みの後、16日には人間ドック。今年は何かと間が悪い。そんな中、長年にわたりお世話になった方が店を畳むことを知った月末。

7月8月。県内で上映されたプリンスの映画は、映画館独り占め。赤羽で最高の居酒屋と出逢い、イトーヨーカドーをバックに最後の弘前ねぷたを堪能。

【9月・九分十分】7日、亡父の17回忌。時が経つのは早い。今回こそ家人だけでこぢんまりと法要を営む予定が、13回忌とほぼ同じ人数となった。数年に1度のこと、遠方からわざわざ来て頂くのはありがたかったが、事前の準備が大変だった。14日、仙台にて13年振りに福山雅治のライブを鑑賞。相変わらずエネルギッシュなステージで、力をもらった。15日には久し振りに高校の同級生数名と一献。
この期に及んでアキレス腱炎を発症するという事態に。数日後、前月の人間ドックで指摘を受けた腫瘍マーカのCTスキャン受診は、咳を理由に病院から門前払い。足が痛くて歩けないし検査は受けられないし。泣きっ面に蜂の大群襲来といったところか。

【10月・十人十色】やり直しとなったCTスキャンの検査後、足の痛みが引かずアップルマラソンの出場を泣く泣くキャンセル。その大会から4日後に内視鏡、その2日後には胃カメラと検査ラッシュ。更に泣きたくなったのは、検査の結果大腸にポリープが3個見つかったこと。泣きっ面に蜂の大群がやってきた挙げ句、背後から熊に襲われた気分だ。

9月10月。イトーヨーカドーの看板が外され、鬼の尻を眺め、走れなくなったことに嘆いた時期。

【11月・十年一日】所属主催の実動訓練は土曜日開催。反省すべき点は反省し、課題を洗い出し、計画やマニュアルの実効性を高めるしかない。訓練の2日後、ポリープ切除に向けた日程調整を行った結果、Xデーは12月10日に決定。

【12月・十二指腸】怒濤の1か月。11月30日からは2泊3日で沖縄へ。1日は昨年に続き「NAHAマラソン」に出場。結果は散々だったけど何とか完走できて良かった。8日、約2年振りに吉川晃司のライブを鑑賞するため秋田市へ。10日、大腸ポリープの摘出。約30分で2ミリ、3ミリ、7ミリの計3個を切除。切除後は食生活に相当気を遣う。23日からは今年最後の上京。二十数年ぶりに口にした串の味に感動。27日、切除したポリープの病理検査の結果が判明、予定通り「シロ」。
そして29日、いつものメンバーによる忘年会。みんなの顔を見られてなんかホッとした。久し振りの二日酔いは余計だったけれど。

11月12月はあちこち行脚。沖縄、秋田、東京。年末まで休まる日は…いや、休んだか。

この1年間だけで波瀾万丈喜怒哀楽悲喜交交が詰め込まれ過ぎた感じ。診察券が3枚増え、体重が2kg増え、白髪が2000本ぐらい増え、酒の量が1.4 倍増え、苦労が人一倍増えた。一方で、髪の量が5000本ぐらい減り、気力体力がガクンと減った。

心も体も乱されまくりだったが、振り返ってみると因果応報だったのかも。
来年は虚心坦懐で臨みたいと思いますので、よろしくお願いします。どうせなら「乱」を「ラン」に充てたいところだけど。
どうか穏やかな1年を迎えられますように。