クリスマスの思い出

せっかく上昇気流に乗りかけていたのに、また自分で芽を摘んでしまいました。
気持ち的にはとてもドンヨリと凹んでいるけど、こういう時こそ明るく振る舞わなければということで、クリスマスの話でもしましょうか。

もうすぐクリスマス。
この年齢になるとサンタさんに回る側になってしまうけれど、幼い頃、そして結婚する前までは、色々とクリスマスの思い出があります。

高校1年の頃まで続けていたボーイスカウトの活動。
所属していた団体がたまたま教会を拠点に活動していたので、クリスマス礼拝やパーティーは毎年のように参加していました。クリスチャンでもないのに賛美歌を歌い、キリストに祈りを捧げ、その後ガールスカウトと合同で行われるパーティーでは老若男女を問わずクリスマスプレゼントの交換をし…。
今となっては本当に懐かしい思い出です。


しかし幼少の頃は、サンタさんの存在なんて半信半疑でした。
ある年のクリスマス・イブ。
我が家は県道から30m程奥まったところにあり、途中に小さな物置(かつて事務所として使っていた)があります。夕方に買い物から帰ってきた母が、「今、事務所の前でサンタさんと会ったよ」と言い出しまして。何を言ってるんだ?と思ったら、事務所に何か置いていった、と言うのです。
これまたあり得ない話だと思いつつ、喜び勇んで妹と事務所に行ってみたら、妹と僕に宛てたクリスマスプレゼントが置かれてありました。
あれは強烈だったなあ。あの時ばかりはサンタさんの存在を本気で信じたものなあ…。

貧乏なりにも父母が色々工面してくれたクリスマスプレゼント。
ラジコンに鉄道模型、液晶ゲームを貰ったこともありましたっけ。

気が付くと、いつの頃からかクリスマスなんて全く縁のない人になってしまいました。
中学校高校と、彼女らしい彼女もいなかった僕でしたが、大学生になると、もったいないくらいの美人さんとお付き合いすることとなりました。ちょっと気が強い彼女でしたが、気が付いたら僕の伴侶になっていました。

その彼女と過ごしたいくつかのクリスマス。結婚するまではあれやこれやと手を尽くし、シコシコと蓄えた僅かながらのバイト代で指輪やアクセサリーを買ってあげたり(実は彼女は、この類に一切興味なかった)、給料を稼ぐようになってからはもうちょっと高価なバッグなんかを買ってあげたり。
一方彼女から貰ったクリスマスプレゼント。箱を開けてみると何故かレディスサイズのセーター。結局じゃん子がその恩恵に授かった、ということもありましたなあ。

彼女も僕もお互い天の邪鬼的なところがあって、イブだというのに居酒屋でモツ鍋を食らいながら酒を飲んだ年もあったし、かと思えば違う年には、予約もしていないオシャレなレストランに突然彼女が飛び込みで入店。偶然キャンセルがあったということでクリスマスディナーを頂くこととなったのですが…。
僕のいでたちはジーンズにセーターという、とても店の雰囲気に似付かぬ容姿。隅っこのテーブルで慣れぬ手つきでナイフとフォークを手にしたものでした。しかし、この時飲んだヱビスの樽生は実に美味かった!
確かあの日は、店を出る間際になって雪が降ってきたんだよな…。

あれから約15年が経ち、クリスマスにもほとんど関心を寄せることはなくなりました。
とはいえ、昨日のグリーンサンタ然りで、ちょっぴりクリスマスの気分を味わってみたいところもあり。今年のクリスマスイブは日曜日ですね。皆さんどんなクリスマスを過ごされるんでしょうかね…。
うちは…今年も鍋か?

愛している人も 愛されている人も
泣いている人も 笑っている君も
平和な街も 闘っている街も
メリー・メリー・クリスマス
Tonight's gonna be alright

(Christmas Time In Blue / 佐野元春)

4 thoughts on “クリスマスの思い出

  1. じゃんこ

    ちなみに、サンタクロースの正体は親だ!!としつこく私に諭してくれたのはnonveyでしたけどね・・(沈)。

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