正直悔しい。

まぁ、今日はこぞって皆さんこの話題を取り上げているようですので、私も仲間に入れて下さい。

ブラジル4-1日本

何が悔しいって、4点取られたことが悔しいです。
しかも、散々調子が悪いといわれていた大五郎…じゃなくてロナウドに2本も決められたことが悔しい。

万が一でも奇跡が起きない限りは、今の日本チームがブラジルに勝つのは無理なんじゃないだろうか、そう思いながら、朝5時30分頃にテレビのスイッチをオン(遅)。
既に3-1になっていました…。この時点で万事休すの空気がプンプン漂っていましたが、何とか次の南アフリカ大会への布石となるような戦いを…と願掛けしてみても、ブラジルのあまりに的確なボール回しに日本はほとんど子供扱い。

まぁ…あとはいいでしょう。ここでああだこうだいっても、試合は終わっちゃったんだから。


結果が全ての世界にあって、結果を出せなかった。これは紛れもない事実。
試合を観ていて腹も立ったけれど、選手の皆さんには、いろんなプレッシャーの中、お疲れ様と声を掛けてあげたいです。
欲を言えば、美酒に酔いしれたかったな…。

で、にわかに外野が賑やかになってきましたね。

中田英が代表引退をほのめかす発言をしたとか。
じゃぁ、中田に次ぐようなプレイヤーを日本は発掘しているか?

これで退任がほぼ決定的なジーコ監督。次期監督が既に決まりかけているとか。
それはすなわち「ジーコイズム」を継承するのか。それとも再度ゼロからのスタートを意味するのか。
イヤ、今回の結果を見る限りでは、マイナスからのスタートになることでしょう。

いずれにせよ今回のサムライブルーに関していえば、前回大会(日韓共催)の時と違って、鬼気迫るような迫力がありませんでした。というか、日本開催という地の利があったからこそ前回大会は一次リーグを突破できたと考えれば、今回の結果というのは、ある程度予想できたのではないでしょうか。

同じグラウンドにいながらにして、各選手のベクトルが微妙にずれていたような気がします。
更に、それを修正すべき監督も「個人に任せる」といった放任主義で、これがチームの結束力を緩めていたような、そんな感じです。
結局のところ、オーストラリア戦が今の日本の実力を如実に現していたんじゃないのかな。

今朝のブラジル戦だって、彼らが本気の戦いをしていたならば、点差はもっと離れていたことでしょう。
何とか一筋の光明を見出すならば、Fグループにあってブラジルから得点を挙げたのは、唯一日本だけだ、というくらいでしょうか。

ジーコ監督は「日本に足りないのはプロ意識」と発言したようですが、お言葉を返させて頂くなら監督、あなたの采配はプロ意識に基づくものですか?と苦言を呈して差し上げたいです。ハイ。

で、今大会を観て思ったこと。

・ 過去の名プレーヤーが名将になるとは限らない。
・ 日本の決定力不足は明らか。
・ 今回のメンバーは、焦燥感や失望感が観ていても如実に分かりすぎ。
・ 川口には「W杯で勝てないジンクス」が深く根付いている。
・ ジーコの采配は最後まで解せなかった。
・ 中田英には4年後にも目を向けて欲しい。
・ 日本のチームが得たものは何もなかった。失うものが大きすぎた。
・ テレビをはじめとするマスコミは過度の期待を煽りすぎた気がする。
・ 結局のところ日本人はお祭り騒ぎが好きだ。
・ 成田空港には防御用の透明なビニールシートを用意した方がいい。
・ 噂に聞いていたロナウジーニョの国歌斉唱はホントに気味が悪い。

日本は敗れましたが、W杯はまだまだ続きます。ここからが本選なのですから。

5 thoughts on “正直悔しい。

  1. ちはる

    nonveyさん、冷静な分析だなあ。
    さすがっ!
    各選手の微妙なズレ。。。確かに。
    後、他国の選手ってピッチに入る前に十字切ったり、祈ったりするじゃない?
    そういう、何ていうのでしょう?
    モチベーション自体が日本とはあまりにも懸け離れているような気がします。
    ま、そればかりとは限らないでしょうが。
    それから、ロナウジーニョの気持ち悪さは、ちょっぴりプリンスが時々気持ち悪いと言われる部分に似てるかも?なんて。。。
    ロナウジーニョもプリンスもすごい人だし、カリスマって部分も共通点あるような。。。
    一緒にするな!って怒られそうだな。。。

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  2. nonvey

    いやいや、見たまんまを字面にしてみただけです。>冷静な分析
    (かなり端折ってですが)今回の3試合を観て感じたことは、前回の結果が結果だけに、それに慢心してしまったことと、W杯に期するものが何か欠けていたんじゃないのかなぁ、って思うんです。背中に日の丸背負って…なんていうナショナリズムに溺れるんじゃなくて、もっと楽しんで自分のプレーをして欲しかったな。
    明らかに集中力を欠いたピッチの上で、中田英や川口が鬼の形相で叫んでいる姿が何度もあったと思うんですよね。
    あぁ、前にも同じシーンを観たことがあったなぁ…って。
    別に選手が育っていないということではない。むしろスキルはどんどん上がっているはず。じゃぁ何が欠けていたかといえば、間違いなくチームの結束力ですよ。今回のチームは、完全に分業制のように見えたんですね。FW-MF-DF-GKの連携が取れていなかったのかな。それぞれが意思疎通を図っていなかったのかな、って。
    何かまた長くなりそうなので、この辺で。
    あ、ロナウジーニョには、プリンスにはない「気味悪さ」がありますね。それも、妖艶とかではなく、ホントに気色悪いという(笑)。そのうち真似するヤツが絶対出てくると読んだ。

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  3. nonvey

    そうそう、僕は4年後の平山相太に密かに期待を寄せています。彼には決定力を持つFWとして軸になって貰わないと。

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  4. mash

    nonveyさんの日記に激しく同感です。
    歴史の違いというか、宗教を持っていない国の弱さというか、スッキリしない終わり方でしたね…ホント、もっと若手を強化して欲しいです!

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  5. nonvey

    mashさんありがとう。
    今後勝ち上がるチームがどういったプレーをするのか、というのは見ておいた方がいいような気がしますね。
    そこから、日本には何が欠けていたのか、何が不足していたのかということを少しでも見出せばいいのではないか、と思います。まぁ、協会の上層部はそこまで考える余裕なんてないでしょうけど。
    思い起こせばオーストラリア戦。終了10分前からの3失点。
    あの試合で、選手にもサポーターにも張り詰めていた緊張の糸がプッツリと切れてしまったような気がするんです。
    確かに信じられない試合でしたし、信じたくもない光景でした。ファンが失望するのも分かりますし、僕も失望しました。
    でも、ピッチに立っていた選手の心情を改めて思うと、彼らが一番悔しく、自分に失望し、一刻も早く記憶から消し去りたいと考えているはず。でも、記憶から消えても記録は残りますし、記憶から消えるはずもありません。
    世代交代が今ひとつ進んでいないような気がしますが、スキージャンプやショートトラック(スケート)の後塵を拝するようなことだけは避けて欲しいです。
    僕は、宗教心や信仰心や愛国心といったものよりも、日本人が一つになれる何かがあるはずだと信じています。WBCの時のようにね。
    4年後、より厳しい戦いを強いられることは必至。それをどうクリアしていくかが、今後の大きな課題になるのでしょうね。
    また長くなっちゃいましたね。自分のブログなので許して下さい(笑)。

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