5月7日の釣果

7日夕方から、青森港に友人3名(のちに遅れて1名参戦)と釣りに行ってきました。場所は青森駅のすぐそば。本当であればこの日は、ホタテで有名な平内町某所に行く予定だったのですが、強風で船を出せない、とのことで泣く泣く断念せざるを得ませんでした。
午後4時頃、曇り空の弘前を出発したのですが、青森市内に到着する頃には、霧雨が降り、風も強くなっていました。さらに、海には濁りもあって、これまでの釣行の中で、ワースト5に入れたいくらいの酷いコンディション。正直、かなりキツかったです。


これほど天気を恨んだのも久しぶりでした。だって、夕方から曇りだといっていたのに、一向に雨の止む気配がないのですから。まぁ確かに霧雨でしたから、曇りといえば曇りだったのかも知れませんが…。これで釣れなければもう、最悪。今年のGWは鼻水と憂鬱とともに終わることになるのでしょうか…。
午後6時頃から開始。いつもはソフトルアー(ゴムのような疑似餌)で釣りをするのですが、この日は時間が早いということもあり、午後9時過ぎまでは、久しぶりにエサ釣りに興じていました。
開始直後、いきなり私に20センチ程のアイナメが釣れました。思えば苦手としている大潮・新月の前日で、しかもこの天候。若干気が滅入っている状況の中、釣れることはほとんど期待していなかっただけに、釣った私自身がちょっとビックリしました。これを機に、同行していた友人は俄然やる気モードに。
程なく、投げ釣りもしていた友人には34センチのイシガレイが。パッと見たところ、ヒラメにも見えたので、私が慌てて網を入れました。次いでもう一人の友人には、40センチ近いアイナメが。再び網が入ります。
私には一向に網の入る気配がなく、幾度となくあるアタリを早アワセし過ぎて取り逃がすこと数回。ようやく18センチほどのアイナメが釣れましたが、さすがにリリース。
その直後、風が収まるとほぼ同時期に、再度私の竿にアタリがありました。釣れたのは、前回釣り損ねた念願のムラソイ。大きさにして20センチ強でしたが、体高があって非常に重量感がありました。そして、この時点でソイはまだ誰にも釣れていなかったのが、まるでこれを合図にしたかのように「ムラソイ祭り」が始まりました。
22時過ぎに場所換えするまで、私には型の揃った25センチ前後のムラソイが3匹。友人の分と合わせると、ムラソイだけで釣れた数は10匹を超えていたのではないでしょうか。ちなみにこの時点で、霧雨のせいで既に私の下半身はびしょ濡れ(パンツの中までビショビショ…)となり、例年より低い気温と吹きつける風が、私の体力をどんどん奪っていきます。
風雨が強くなり、アタリもなくなったので、場所換えのために車で移動。
この時点で、相当体力が低下しているのがわかりました。次の場所で雨が降っていたら、このまま車内にとどまって休息を取ろう…。そんなことをぼんやりと考えながら、程なく次の場所(というかいつもの場所)に到着。
するとどうでしょう。ほとんど風雨はなく、絶好のコンディションとなっていたのです。濡れたままの下半身を気にしながら(実はこの時点で着替えが1着しかなく、再び濡れることを恐れ、着替えることを躊躇ってしまったのです)、防波堤へ繰り出します。ところが、それぞれの仕掛けで獲物を狙うも、一向にアタリがない。
こりゃ駄目だ…とリールを巻き上げ、そろそろ足下に仕掛けが来たハズと思ったその時。
ガツン!
あ。来た来た!リールを巻くと、ズシリと重みがあります。逃すまいと、慎重にリールを巻いていきます。程なく水面に浮かび上がってきた魚影を見て、思わず大声で「玉網!」と叫んでしまいました。サイズは25センチを超える程度でしたが、幅のあるムラソイは、腹がデップリとしていて、私の技術で陸に引き上げるのは、ちょっと無理がありました。でけぇ!と歓声が上がり、一同目の色を変えて仕掛けを水中に放り込みます。結局、ここでも全員が釣り上げることとなり、私はその後もう一度玉網を入れてもらいました。
しかし、雨を含んで重くなった下半身からどんどん体温が奪われ、歯の奥がカタカタと鳴りだしたのがわかりました。こりゃまずい、と思い、一人先に納竿。その直後に一同も続き、車に乗り込んだのは午前1時でした。

結果、私には20センチのアイナメ1匹と、20〜27センチのムラソイが6匹。久しぶりの「大漁」でした(笑)。
翌日になってもまだクーラーの中で生きていた(!)ムラソイは日本酒と塩に大葉を添えて酔っぱらい煮にし、残りは刺身に捌き、アイナメも刺身に。ムラソイのアラは煮込んで味噌仕立てに。これが絶品でした!!
ただ、悔いが残ったことはムラソイ6匹中4匹に卵が入っていたこと。しかもこの魚、卵胎生で卵ではなく魚を生むのです。ひょっとしたら…と思っていましたが、腹の中からは、魚になりかけたムラソイの稚魚が無数に出てきました。今思えば、産卵の時期ということもあって浅瀬にいたのかも知れません。しまった!と思ってもあとの祭り。ムラソイの個体数を減らしてしまいました…。ガックリ。

4 thoughts on “5月7日の釣果

  1. ラヴ

    「ムラソイ祭り」・・・羨ましすぎ!
    強風・濁り・中潮で、この釣果は素晴しい!
    やはりロックフィッシュはいいですねぇ。
    回遊魚じゃぁ・・・御陀仏だw
    アタリの感触なんて忘れちゃったよ〜(悲)

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  2. nonvey

    コメントありがとうございます。
    どうですか「ムラソイ祭り」!
    場所移動してからは、ジギングで攻めたのですが、そちらの方がアタリが少ない分、確実にフッキングさせることができたのが、釣果に繋がったみたいです。
    でも、食卓も「ムラソイ祭り」になってしまったので、昨晩の夕食は非常に静かでした(笑)。
    ちなみに回遊魚は、一度予期せぬシーバスにラインブレイクされてから、全く不得手になってしまいました。真鯛なら昨年、バンバン釣ったんですけどねぇ…。

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  3. nonvey

    >>たけぽん
    キミの名前を見て、思いっきり赤面してしまった。
    タコヤキ娘とゲロゲーロ奥さんにもよろしく。

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