老婆の休日(1) #沖縄旅行2025

この世で平等なこと。それは、誰しも一つずつ年齢を重ねることだ。
気がついたら自分は54歳。母も77歳の後期高齢者。

まだまだ先は長いとずっと思っていたが、あと3年もすれば80歳になる母のことを考えたら、この先何回一緒に旅行に出かけることができるのだろうと、ちょっと身震いした。
もっとも、母と連れ立って旅行に出かけるようになったのはここ数年のことだ。

12月に開催されるNAHAマラソンにエントリーしたことを口実に、母を無理矢理連れ出したのが2年前、75歳になった年のこと。
この時は、僕が羽田から那覇に向かう機内で諸々のカードが入ったケースを座席に置き忘れるという大失態を犯し、家に戻るまで母に余計な心労を与えるという不遇な旅となった。(その後、カードケースは無事に戻ってきた。)

昨年もNAHAマラソンにエントリー、母を連れて再び沖縄本島を訪問したが、この時は2泊3日の強行スケジュールとなり、母に疲労感ばかりを与えるという旅となった。
リベンジというか満を持してというか、今年は初めてとなる「夏の修学旅行」を計画しようと4月早々(今の職場への異動直後)に旅程を組み、3泊4日の行程で航空券やら宿泊場所やらを確保。しかし、母にはずっとそのことを伝えぬまま過ごしていた。
7月に入ってようやく行程を伝えたところ、あまりにも突然だったためやや狼狽気味ではあったものの、また旅行に行けるということを素直に喜んでいたようだ。

考えてみるとこれまで20回以上にわたり沖縄本島を訪れているが、8月に彼の地を訪れるのは今回が初めて。
かつては台風やら前線やらの動向を気にしていたこともあったし、実際に台風の直撃を受け、えらい目にあったこともあった。しかし最近は、気温も雨の降り方も本州の方が遥かに酷い。亜熱帯地域が徐々に北上しているような、そんな感覚だ。四季が二季になってしまうのではないか、といういろんな方々の懸念も何となく理解できる。

2週間ほど前から沖縄地方や周辺地域の天気の動向や天気図に目を凝らしながら、出発の日を心待ちにしていた。
三度目の正直となる今回は、絶対に取りこぼさないようにしないと。

何度も本島を訪れたといっても、これまで訪ねたことのない場所、未体験のことはまだまだたくさんあるし、常宿も決まっている訳ではない。
沖縄県庁向かいにあった朝食の美味しいホテルに宿泊しようと目論んだのだが、なんと今年の6月末で営業終了…。
ということで今回は、那覇市内に1泊、中部の恩納村に2泊することとして、これまで訪れて良かったところ、美味しかったところを再訪しつつ、初体験となることや初めて訪問する場所など、母だけではなく我々も楽しめるような旅程を計画した。

●1日目:弘前市→(青森→東京羽田→沖縄那覇)→豊見城市→糸満市→那覇市

羽田空港からの航空機が定刻前に離陸したのは初めてだった。結果、沖縄那覇空港にも15分前に早着した。これは幸先がよい!のか?

約9か月ぶりの「めんそーれ」

ちょうど昼の時間帯だったが、機内でいろいろつまんでいたのでそれほど腹は減っていない。レンタカーを借りた後は、「道の駅いとまん」を再訪し、漁協が運営する「お魚センター」で寿司などを購入、外の飲食スペースで軽く食事。わかってはいたが、周囲はアジア系の外国人しかいなかった。

夏のオキナワは空が高い

続いてアウトレットモール「あしびなー」を訪問し、その後国際通りを散策。

沖縄初日、盛夏。

自分たちが欲しいと思ったものをめいめいに購入、そして甥っ子への土産探しに奔走。ちなみにこの日の宿泊は国際通りから少し離れたオリオンホテル那覇。オリオンビールが経営するだけあって、ウェルカムドリンクはオリオンビール!

ウェルカムドリンク

実はその「あしびなー」にて、今回の旅最大にして最強のハイライトに遭遇。元々外国人率が高い多いこの施設、青森県民が津軽弁で会話をしていようものなら、もはや外国人と区別がつかないだろう。
とある店舗に入店した時のこと。別に何も会話をしていたわけではないのだが、スゥっと母に近づいてきた店員がおもむろに話しかけてきた。

店員「Excuse me, this corner is wide size items…」
母 「??????」
隊長「We,Janapeeeeeeese‼‼‼‼」
店員「(顔を真っ赤にしながら)し、失礼しました!」
私 (爆笑)

英語で話しかけてきた店員もさることながら、それに対してなぜか英語で返した隊長、そしてポカーンとする母の姿にただただ笑うしかなかった。

ホテルの冷蔵庫内の飲み物は事後精算なし。