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第三次オイルショック

今日は真面目な話をしようと思う。

福田首相内閣の改造により、新たな顔ぶれでの組閣が決まった。それにしても、顔ぶれを見ると新鮮味に欠けるというか、「安心実現内閣」とは名ばかりで、解散総選挙行われるまで、あるいは引導が渡されるまでの、言わば「つなぎ内閣」のようにしか見えない。

もはや日本経済は足踏み、停滞どころかずるずると後退を始めている。その元凶とも言える原油高は天井知らずであり、第三次オイルショックが既に始まっているといってもいいのではないだろうか。

原油の価格が1バレル=100ドルを超え始めたころからは「スーパーオイルショック」という言葉が使われるようになった。1バレル=100ドルを超えたのが2008年1月2日で、それからわずか数か月の2008年6月には140ドルにまでなった。2003年初めには20~30ドル程度だったから、わずか5年で4.5倍~7倍となったことになる。(出典:Wikipedia)

にもかかわらず、これといって打つ手もなく、デモさえ起こせば国(政府)が何とかしてくれるのではないか、という妙な期待感(他力本願)すら、一部業界では高まっているのが現状だ。

個人努力とか地域間格差解消だとか地方再生だとか、そんな流暢なことを言っていられる次元ではなく、もはや世界規模で本腰を入れて取り組まなければならない喫緊の懸案事項だと思うが、現状を見ると、世界中が指をくわえて市場を黙認しているだけのようだ。

先般、旧知のガソリンスタンドが廃業した。
地域のため、地元に根付いたガソリンスタンドは、規制緩和による外敵(セルフスタンド)の襲来と原油高に、退かざるを得なかったというのが現実のようだ。

その一方で、青森県内では、7月の倒産が平成に入ってから5番目の高水準という負債高を記録した。
恐らく今後もこの状況(倒産、自主廃業)は続きそうな気配であるし、個人消費の落ち込みも更に一層激しさを増すことだろう。結局、地域間格差は一向に埋まることなく、お金は全国チェーンを有する企業にばかり吸い上げられている。やがてこれらのお金は県外(あるいは国外)へ排出されるだけなのだろう。その一方で、県内に流通する貨幣量はどんどん低下し、そのことが個人消費を鈍らせ、更に一層景気を悪化させることになりそうだ。

ただ、残念なことにこの状況に歯止めをかけるための妙案、特効薬は未だ現れていないのが事実だ。

このままのペースで行けば、恐らく年内、それも早い時期にレギュラーガソリン200円台もあり得る。

原油高の高騰、そして原材料の高騰もあいまって、物価がどんどん上がっている(弘前市内にある某中華そば屋の中華が一杯700円になっていることを知った時は、さすがに言葉を失った)。

結果次第ではあるが、解散総選挙の後には、間違いなく消費税増税の話が具体性を帯びてくるはずだ。3%から5%になった消費税が、いきなり10%になることだって十二分に考えられる。手っ取り早い税源確保策が、逆に消費者行動を鈍らせ、一層景気を悪化させる可能性を孕んでいることを、今一度頭の良い議員の皆様には考えて頂きたい。

少なくとも、日本国内においてはスタグフレーションが、もう既に始まっているような気がしてならない。

テロ支援国家指定解除と日本の対応

北朝鮮が核申告へ=テロ指定解除迫る?6カ国協議(6月26日9時0分配信 時事通信)

【ソウル26日時事】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で、焦点となってきた同国による核計画の申告が26日中にも行われる見通しだ。米国はこれを踏まえ「極めて速やかに」(ペリノ大統領報道官)北朝鮮のテロ支援国指定を解除する手続きに踏み込む。拉致問題を抱える日本は厳しい立場に追い込まれることになる。
ブッシュ米大統領は25日、福田康夫首相と電話会談し「拉致問題を忘れない」と強調。指定解除に向け日本側に配慮を示した形だ。

米国は、北朝鮮からの申告後、ただちにテロ支援国家からの指定解除に着手する、とな。ううむ…。

いつも思うことだが、何故北朝鮮の問題で、日本は他の国と歩調を合わせなければならないのだろう。特に、米国の顔を窺いながら外交を行うということは、第二次大戦以降ずーっと続いてきた事ではあるが、この辺で一発「米国離れ」しなければならないような気がしてならない。

結局のところこの6カ国協議にしたって、米国と北朝鮮の「対話」に他の国が巻き込まれているだけの話であり、板挟みとなっている中国、存在だけは示しておきたいロシア、どっちつかずの韓国、そして米国にべったりの日本と、果たしてこの6カ国が協議したところで一体何になるのか、と思うのだ。

そもそも、ここでも主導権を握りっぱなしの米国。「テロ支援国家」にしたのは米国であり、それを解除するのも米国である。ハッキリ言えば、勝手にどうぞ、というお話しである。

ブッシュ大統領は、我こそが地球全体の統治者と言わんばかりの暴君ぶりを相変わらず見せつけているようだが、福田首相もこのあたりで「拉致問題の解決の糸口が見えないうちは、協議には参加しない」ぐらい強い態度で臨んだ方が、ご自身の支持率含めいろんな方向に(いい意味で)波及すると思うんだけどねぇ…(笑)。

少なくとも日本は、北朝鮮という国を挙げての「テロ」の被害者なのだ。核の問題と拉致の問題。一見すると全く異次元の問題にも見えるが、「テロ」という共通項がそこにはあるはずだ。

北朝鮮のテロ指定解除は、前々から報じられていたことであり、もはや既定路線であることは間違いない。
しかし、これまでもウソと虚構とパフォーマンスだけで塗り固めてきた国が、いくら「核申告」をするからと言って、「核放棄」を本気でやるとは思えない。

「拉致問題を忘れない」というブッシュ大統領の言葉は、その場しのぎの逃げ口上にしか聞こえない。日本は、もっと毅然とした態度で外交すべきだ。

裁判員制度が始まったら…

国民が裁判の量刑の決定に参加する裁判員制度の施行が、いよいよ1年後に迫った。
この制度は法律に則ったものであり、20年4月1日から施行される。

裁判員の参加する刑事裁判に関する法律

一度妻のところに、この関連の手紙が来たことがあったのだが、妻もそのまま放置してしまったため、その後何の音沙汰もなくなった。

ま、それはともかくとして、裁判員制度が始まると起こりそうなことを想像してみた。

1.うっかり口外、瞬時に拡散

守秘義務が設けられている(法第9条)にもかかわらず、テレビカメラやマスコミを前に「うっかりポロリ」が続出、司法が振りかざしてきた秘密主義は、形骸化。情報が漏洩した後、某巨大掲示板をはじめとするネット上の評論がもっとも正しい、という結論に。

2.正義漢ぶる人間が増加

たった一度裁判員制度に参加したがために、我こそは日本の正義と勘違いする輩が続々と登場、下火となったクイズ番組に代わって、評論番組が各局の目玉となる。結果、何を言っても噛み合わないおバカキャラはテレビ局から敬遠されるようになり、屁理屈キャラに注目が集まるようになる。

3.結局公務員

裁判員制度を辞退する人たちが続出、致し方なく、自治体職員の実地研修の場として活況を帯びる羽目に。

4.評議で揉め、裁判員同士が乱闘騒ぎ

自分の主義主張を絶対に曲げようとしない裁判官同士がヒートアップ、しまいには水風船、ではなく筆記具が飛び交う始末。やがて乱闘騒ぎに発展するも、ひ弱な裁判官は止めに入ることが出来ず、その日の裁判が延期になるケースが続出。

5.外国人、「人種差別」として裁判員制度への参加を要求

大相撲は外人だらけなのに裁判員に外人がいないのはおかしい、として、日本国籍を持たない人たちの裁判員制度参加運動が高まる。外国人の犯罪は自らの手で裁く、というモットーの下、裁判員制度に参加するためだけに帰化する外国人が増加。

…とまあ好き勝手なことを書いてきたが、ホントはもっといいたいことがあるのだよ。
他人事だと思っていたら、自分が当事者になる可能性だって大いにあり得る。

法律には念のため目を通しておきましょう。

地球の過渡期

「地球温暖化」が叫ばれて以降、個人の自然環境に対する意識啓発や企業の取組に注目が集まっている。
そういう中でリサイクルだとか環境保全だとか、傍目から見ると「いいことしてるんだよ」という取組が、一種のステイタスになっている風潮がある。企業側からすれば、環境問題に真摯に取り組んでいる(ということを社会に見せる)ことが、企業戦略の一環になっているのだろう。

先日発覚した製紙会社の古紙混入率偽装の問題にだって、元を辿れば環境問題への取組みが根底にある訳で、資源再利用等を進め、環境保全に努めているんだ、というアピールが先行した結果、最初から無理とわかっていながら古紙配合率100%などという、虚偽の誇大広告を打ち出してしまったのだろう。

もっともこの件については、企業側に全責任を負わせ、一概に責めることもできないだろう。官製主導で進められて来た環境問題への取組が、こういった事態を引き起こしたとも言える可能性があるからだ。

食の偽装に関してだと、自分自身の健康を脅かす問題にもなりかねないということで市民の反応(批判)も激しかった一方、今回の製紙会社の件のように、直接的に自分の身を脅かすことがないようなことに対しては、市民の反応というのは今ひとつのような気がする。

法令遵守違反という点では同じ土俵に乗っているような気がするのだが、結局のところ、食の時ほど関心が寄せられていないということは、我々一般市民の環境問題への意識が、まだ成熟のレベルまで達していないということなのかも知れない。

妻の会社では、古紙混合用紙の販売自粛が始まったそうだ。
ふと僕自分の名刺を見てみると、左下に小さく「R100」の文字が躍っている。R100とは、古紙パルプ配合率100%の用紙(要するに再生紙)を使ったということだが、これも恐らく「偽装製品」なのだろう。

環境ISOとして知られているISO14000シリーズは、企業戦略の一環として認証を取得する企業が相当数に上っているはずだ。しかし、例えば消耗品としてリサイクル品を使っているから環境問題に取り組んでいる、といいながらも、使っているリサイクル品が実はリサイクル品ではなかったということになると、 もはや本末転倒どころの話でなくなってしまうような気がする。こうなると、みんな一度認証を返上しなければならなくなるのではないか。

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最近思うこと。

今更参院選の話をしても仕方ないのかも知れませんが、思うことを一つだけ。

与党から出馬して当選した弁護士も、野党から出馬して当選した何とかパパも、所詮客寄せパンダ的扱いで当選したに過ぎず、どうせすぐに飽きが来て、きっと辞めてしまうに違いない。そう、あの要領の得ないフェミニストな大学の先生やら、一体何を求めて立候補したかわからない、放送作家だかタレントだというあの人みたいに。

結局のところ政治の世界というのはそれほどつまらない世界であり、裏を返せばいくら街頭演説で持論を展開しようとも、その持論が全く通用しない世界なのだろう。

さて、弁護士もパパもどれだけ持ち堪えることができるやら…。

もう一つ言わせて貰うなら、横綱を巡る騒動。
神経衰弱だか七並べなのかババ抜きなのかは知らないが、一度「仮病」と思しき行動を取った以上、何人の同情、同意を得られることだろうか。本人を国へ帰すべき、との意見もあるようだが、どうせ国に帰ればそのまま帰って来ず、年末はDynamite!で元横綱対決…というオチだろうか。
敢えて擁護するならば、これまで一人横綱の重責を担わせておきながら、二人になった途端手の平を返したように厳格な態度に転じた相撲協会。最初からそういう毅然とした態度を取っていれば、こんな事態にもならなかっただろうに。

というか、トラブルに巻き込まれて廃業したモンゴル人力士、つい先日、暴力団とのトラブルにより廃業に追い込まれたことが明るみになったが、要するに昔も今も暴力団との関係は断ち切れていないということを暗に示していることに、相撲協会の何人が気づいているのだろう。

実は問題の根は深いぞ、相撲協会。