新年度のスタートは暗中模索


年度替わりは色んなものも変わる。

自分自身、3月31日と4月1日という僅か1日の間に、大きく環境が変わった。

上司が異動となり、新しい上司が着任した。とはいえ、僕が今の職場に来て1年目に上司だった方々が出戻ってきた、といったところだろうか。当時の課長が次長、課長代理が課長、グループマネージャーが課長代理。そしてサブマネージャーだった自分は、グループマネージャーになった。

初日。隣のグループに異動となり、自席が3mほどズレただけなのに、見る景色がガラリと変わり、非常に居心地の悪い一日だった。何よりも、「マネージャー」と呼ばれることへの抵抗感というか違和感がハンパなく、なんとも疲れる一日だった。

しかし、時は待ってくれない。相当のプレッシャーと先の全く見えない不安な状況の中で始まったこの立ち位置、自分ではあまり意識していないつもりだったが、相当根詰めていたのか張り詰めていたのかはともかく、周囲からはまるで腫れ物に触れるような扱いをされることもしばしばだった。こんなのじゃマネージャー業失格だよね、と自嘲する一方で、こんなはずじゃなかったんだけど、という忸怩たる思いが渦巻いているのも事実。でも、周囲に悟られるぐらいの空気を生み出している張本人が自分だということで、何とも悲しいやら情けないやら。あまり肩肘張らない程度にしなきゃ、とは思うんだけど…。

そして気がつくと、部下に対する気配りもまともにできないほど余裕をなくしたまま、あっという間に1か月が経過していた。

勝手に働き方改革を掲げたものの、周囲からは、立場をわきまえると単なる無謀、といったような陰口を叩かれながらも、弘前からの通勤スタイルを変えることなくこの1年を過ごす!と腹を括ったまでは良かったが、2日目にして早くも終電に間に合わず青森市内に宿泊。結局4月だけで3泊することとなったが、その常宿も新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みて4月末から休業に入り、6月末まで営業を休止するという。

常宿を失い、代替のホテルを探すも緊急事態措置の影響で大型連休中は軒並み休業するようで、いよいよ「宿無し」となってしまったが、本県は比較的静穏に事態が推移していることは不幸中の幸いだった。

(自宅から唯一眺めることのできる桜は、しばらく花を咲かせていたようだ。)

職場でもコロナ、家でもコロナの状況で、文字通りコロナ疲れの日々が続き、睡眠時間が大幅に削られ、ライフワークとしていたはずの「走る」ことすらままならなくなった。ひと月で走行距離が0だったのは、走り始めてから初めてのこと。削られた時間のしわ寄せは残業に集約され、恐らくこの4月の残業時間は勤めてから25年以上の中でも3本の指に入る量だったと思うが、具体的にどの程度だったのかは敢えて触れないでおこう。まったくもってワーク・ライフ・バランスというよりも、ワーク・ワーク・バランスをどうするかに気を揉まなければならないという現状に、ちっともワクワクすることができず…。

警戒する、対策を講じることに異論はないけれど、そもそも、特定警戒都道府県と同じ尺度、物差しで物事を測ったらダメだと思うのですよ。もう一つ言わせてもらうならば、新型コロナウイルス感染症対策に託けて、全く違う議論を土俵に持ち込むのは論外。憲法改正然り、9月入学然り。少なくともそれらは感染症対策の場で議論する内容ではないと僕は思います。まずは命を守ることを最優先しましょうよ。

そして、新型コロナウイルス感染症によってもたらされるのは感染症の蔓延だけではなく、地域社会における歪みと分断だということを痛感した。感染者が発生した地域では「犯人捜し」ような状況が発生したり、県境をまたぐ遠出自粛を打ち出した途端、鎖国しろとばかりに県境封鎖を要求してくる人がいたり、特定の業種を叩き始めたり、心ない言葉を浴びせる人が出てきたり。相当の痛みと我慢を伴いながら、自粛を余儀なくされている方々が大勢いる中で、我々に牙をむいてくる方がいるのも事実。わかります。皆さんもいい加減うんざりですよね。腹が減っては戦はできぬ、というのもごもっとも。


(休日出勤の朝、青森へ向かう車両に乗車していたのは、僕一人だった。)

とはいえ、我々がこの状況を打破できればいいのかも知れないが、いかんせん得体の知れないコロナウイルスとの闘いは、長期戦であり総力戦を覚悟しなければならない。正直言うと、先が見えない状況の中で、我々も悶々としているのは紛れもない事実だろう。

まあ、そんなわけでここしばらくは新型コロナウイルス感染症対策に翻弄される日々が続きそうだけれど、感染症対策によって自分の心身が蝕まれないようにしないと。


ということで今回は何となく暗い話題になってしまいましたが、僕自身も極力前を向いて、そしてせめてこの場では明るい話題を提供できる等に努めたいと思います。しばらくは間延びした投稿になると思いますが、どうぞ引き続きよろしくお願いします。皆さん、本当に辛いけど頑張りましょうね。


投稿者: のんべ

1971(昭和46)年 青森県生まれ。弘前市在住の青森県職員。 プリンスとビールと豆腐とラーメンを愛する。安いカメラでいかに安っぽくない写真を撮影するかに興味あり。 ブログの内容の多くは、いつの間にか趣味となった「走ること」がメインです。