憩室炎の疑い

突然ですが私、ちょっと病人になりました。

腹痛を起こすのは今に始まったことではなく、どちらかといえば腸が弱い方という自覚がありました。それを確固たるものにしたのが、1年半前の大腸検査で明らかになった「憩室」の存在。

「憩室」というのは、大腸内にできるくぼみのことで、いわばポリープの逆のものです。大腸検診をすると、かかりつけのお医者さん曰く「10人に1人か2人はいる」ようなのですが、調べてみると、老齢者に多いそうな…(沈)。

この1週間ぐらい、何となく腹部に違和感を覚えていたのですが、それとは関係なく、木曜日の夜中に突如嘔吐(これがシグナルだった)。
翌金曜日の朝、満足に朝食も食えぬまま電車に乗り込むと、明らかな脂汗とこれまでに感じたことのない痛みを発症。
職場についてからも騙し騙し仕事をしようと思ったのですが、ついに耐えきれず、11時前に早退。
寄せては返す波のような痛みがジワリジワリと押し寄せ、とりあえず胃薬を飲んで寝てみることにしました。そういえば前の晩、あまり眠れなかったし…。

夕方になり、今度は体の節々に違和感を覚え、体温を測ってみると37.3度。
これって、風邪の症状かな?
すぐに病院に行けばよかったものを、大したことないとタカをくくっていたのが失敗でした。今度は風邪薬を飲んで休んでみましたが、こんどはあの腹部の痛みが強くなり、なかなか眠りにつけません。

結局翌朝になって体温を測ってみると、熱は引いていましたが、何となく腹部にはジンワリとしたあの痛みが残っています。
これは、放っておくと大変なことになるかも知れない…。

10時ころになってようやく病院に行く決心がつきました(遅!!)。

待合室には10名を超える人たちが診察に呼ばれるのを待っていました。診察券と保険証を提出し、状況を説明。
約1時間後、ようやく診察室に呼ばれました。

まずは問診から。血圧を測ると、上が150を、下が90を超えており、かなり高め。体温を計ると、下がっていたはずの体温が、37.5度まで上がっていました。

いったん待合室に出た後、再度診察室へ。ふと僕のカルテを覗き込むと、腹の絵ばかり(苦笑)。そりゃそうだ、31歳のときに急性胃炎発症でやってきて、昨年1月に大腸検査でやってきて、今回また腹痛でやってきているのですから…。

先生曰く「去年、憩室があることをお話ししましたよね。発熱するということは、外部からのウィルスによるものか、内部からの何らかの発信、双方が考えられます。今回の症状を総合すると、どうやら憩室が何らかのシグナルを発しているのかもしれません。憩室炎の疑いがあります。いわば、盲腸みたいなものですね。とりあえず抗生物質を5日分出しますから、様子を見ましょう。それで熱が下がらなければ…(ニヤリ)」
「ひょ、ひょっとして?」
「…そうですね、最悪、開腹ということも…。」
ゾゾゾッと悪寒が走るのを覚えました。

か、開腹!?
それだけはご勘弁を!!

結局昨日は一日中熱が下がらぬまま、寝たり起きたりの繰り返しで、多分起きていた時間は8時間もなかったのではないでしょうか。
今朝になり熱は下がり(というか下がりすぎたかも)、今のところ熱は上がっていません。

しかし、まだ当面様子見の状況は続きます。

それにしても、これほど食事制限しているのに、身体を動かしていないので、体重がほとんど変わっていないのが悲しいかな…。

2 thoughts on “憩室炎の疑い

  1. こう

    あら発病しかったんですね。
    でも憩室炎で開腹手術なんて珍しいですね。
    ほとんど1週間くらい食事なしで点滴のような気がします。
    腸を切るなんて大手術になりますね。
    憩室炎は再発の多い病気なので気をつけてくださいね…と言ってもストレスとかでなる事が多いみたいですから無理かしら?
    お大事にしてください。

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  2. nonvey

    不摂生を見透かした、先生の脅しなのかもしれません。
    しかしやっかいなものを抱えてしまったなぁ、というのが正直なところです。週末は静養のし過ぎで、逆に体力が落ちてしまったようです。

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