ふざけるな。

今度の配属先から一向に引継の連絡がない。
痺れを切らして訪ねてみたら、担当の方は会議で不在とのこと。聞くと、色々立て込んでいて席にいる時間が短いんだとか。夕方になって再度訪問したら、どうやら全く引継の準備はされていないらしく、しかも1日で引継ぎできるか…等と言われてしまった。不安だ。非常に不安だ。結局30日午後一杯で、ということになったのだが、大丈夫なのか?

一方のこちらも引継書を作成中。といっても既にほぼ9割方仕上がっているといっても過言ではない。
実は3年前この職場にやって来た時、前任の担当から「この仕事を複数年続けてやっている人はいませんから!皆1年で替わっているんです!」と言われた。
それなら…というわけで、実を言うと1年目から引継書を準備していた。

それがどうだろう。気が付いたら丸3年。正直言って、3年も苦痛を強いられるとは思わなかったよ(苦笑)。



去年の今頃も「ひょっとしたら?」という思いを抱いていたが(何せそれまでは、4度続けて2年で異動していたので)、結局新採用以来2度目の同一業務3年を経験させられた。
しかも今年度に入り、減員の影響で約一人分上乗せさせられたので、実質1.6?1.7人分くらいの仕事をさせられたことになる。
ただ、不思議とそのことに対しての不満は出てこない。
むしろ今は、残務整理の最中に出てきた厄介な埃をどのように処理するか。
どうやってこの埃まで引継するかが悩みの種となってしまった。

たまたま廊下で会った人から言われた。

「また全然違う職種に異動なんですね。」

そう。希望していたわけではないが、これまでとはまた異なる業務に携わることになる。気分はすっかり、新採用よりタチの悪い初任者なのだ。

聞くところでは、今度の職場は4月がピークらしい…。全く無知の状態からいきなりピークを迎えるというのもまた、
軌道に乗るまではしばらく時間が掛かることだろう。

頑張れ。俺。

ところで、こちらの引継に関して、実はとてもおかしな事があった。うちのグループはほぼ総入れ替えの状態となっているのだけど、既に配置が決まり、それぞれ後任に対し引継の日時等について手配したのだが…。主管課から横やりが入った。
「○○さんは身体の具合が今ひとつなので、◆◆さんの業務ではなく、nonveyさんが担当している業務に配置換えできないか。」

この話を聞いた途端、一気に血圧が上がったのがわかった。
呆れを通り越し、腹が立って仕方がなかった。これでは暗に、僕の仕事が「楽だ」と言われているようなものではないか。冗談じゃない!
そんなこと鶴の一声みたいなので配置が替わるなんてことが許されていいのか?これでは内政干渉ではないか。
その話を聞いた上司は烈火のごとく怒り、「大体nonveyさんの仕事が楽で◆◆さんの仕事が大変だなんて、誰が判断するんだ。仕事は皆平等なはずだろ?そんな人員を配置する方が間違えている!」と当たり散らす始末。
でも、その姿を見ていたら、溜飲が下がった。

ふと、主管課の方々は僕の業務をそんな目で見ていたんだなぁ…と空しくなった。
こっちだって他人と交渉したりあちこちに出張したり、精神的な苦痛はハンパじゃないのに。

僅か3年でこの部から追い出されることに、今は清々しささえ覚えるよ、僕は。
「もう戻ってくるなよ!」と上司から言われたけれど、戻る気もありませんから。

さようなら。

Leave a Reply