今週の物欲日記

上京していたまさにその時、都内では東京マラソンが行われていた。
ホテルをチェックアウトし、海浜幕張を目指していた僕たちは、赤坂から千代田線で日比谷に向かい、そこから有楽町線に乗り換えるため、地下の連絡通路を通って有楽町駅に向かっていた。ちょうどその頃地上では、雨の降りしきる中東京マラソンに参加しているランナーが走っている真っ最中。
どうやら日比谷公園あたりが10キロマラソンのゴールだったらしく、走り終えたばかりと思しき人や、小旗を振って応援していた人たちが、雨を避けるように地下にドッと押し寄せ、物凄い混雑振りだった。

そんな人を横目に歩いていると、妻が尋ねてきた。

「ねぇ、走りたいと思う?マラソン。」

「いや…」と言ったあと、何故か僕は言葉に窮した。


今から5年も前の話になるが、思い立ったが吉日というか、三十路突入の記念だ!ということで畏友数名と10キロマラソンに参加したことがある。土日になると早起きをしてうちの周りを走っていたのだが、最初の頃の走行距離は1キロ程度、それがいつしか3キロ、3キロが5キロとなり、本番の前は7キロまで走破したところで挫折。結局10キロは未体験のまま、ぶっつけ本番で臨んだにもかかわらず、終わってみると45分ちょっとで走り終えていた、なんてことがあった(余談だが、あの頃と比較すると5キロ以上も体重が増加してしまったのだ)。

翌年も10キロ走ってみようと思いエントリーしたものの、大会1週間前に風邪をひき、参加を断念したという苦々しい思い出が残っている。

一瞬走りたそうな顔をしたのかどうかはわからないが、妻が言った。

「ダメダメ。東京マラソンは第1回だからこそ記念になるんだから!」

確かにそうだ。第1回と第2回では重みが全然違う。というより、エントリー料1万円を払ってまで東京マラソンに参加するぐらいなら、まずは地元の市民マラソンに再度出るのが賢明だろう。

そういえば、たまたまじゃん子からもらった誕生日別占いのコピー、短所の欄に「極端に走る」という言葉があった。勿論実際に走るという意味ではなく、向こう見ずになるといった意味合いが込められていることは承知のつもりだが、何となくこの「走る」という言葉が頭の中に残っていたのだろう。

メタボリックなお腹も気になる今日この頃。最近、運動は全然していない。そんな中、偶然発見したこれを見て、食指がクネクネと動きまくり中(笑)。やっぱり春になったら走れってか?

Apple Nike + iPod Sport kit MA365J/B

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Nike + iPod Sport Kitを使えば、iPod nanoがあなたの専用トレーナーに早変わり。Nike+シューズに装着するワイヤレスセンサとiPod nanoに接続する専用ワイヤレスレシーバの組み合わせにより、ワークアウト中の様々な情報をiPod nanoの液晶画面に表示したり、コンピュータ(MacとWindows PCに対応)で管理することも可能。ジョギングにiPod nanoを連れて行き、iPod nanoにリードしてもらう。音楽があなたのモチベーションを高める。

nanoが万歩計代わりに!?
ただ、専用のシューズが必要なのか…と思ったら、こんなものも出てるんだ…。

Marware iPod nano(2nd)用スポーツキット SportSuit Relay for iPod nano(2nd) MW-RLNN2-BKRD

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これならシューズを買うより安く済むね。
って、実際これを購入したところでホントに走るモチベーションがあるのかというのが一番の問題。
物凄く欲しいと思いながらも、今はその葛藤で踏みとどまっている状況。
それより何より、毎晩就寝中にチョコのふくらはぎ踏みつけ攻撃から、『忍法こむら返りの術』に苦しめられ、左足はボロッボロ。
とても走るとか言ってる場合ではないんですけどね…。

今週の物欲日記」への2件のフィードバック

  1. とーます

    マラソンの話ときたら、、、ボクが出てこないといけませんかね?(笑)
    10キロ45分なら?そこそこ良いタイムじゃないですかw やってない人にしたら?!
    結婚するまでは、ジョギングやマラソン(ハーフ)出場や富士山登山、水泳など。。。心と体を鍛える鍛錬として自分に課して、かなりストイックにやってたもんですが・・・。
    結婚してからは自分に甘甘になってしまいまして、今シーズンはエントリーした2レースをキャンセル(風邪でしたが)。
    暖かくなったら、また頑張ります。
    1回はフルマラソン走るぞー(ホントかな?)

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  2. nonvey

    >10キロ45分なら?そこそこ良いタイムじゃないですかw やってない人にしたら?!
    そこそこどころか、我ながら相当良いタイムだったな、と思っていましたが、この年齢で同じタイムを出せるかと言えば、それ以前の問題として1キロ当たりで挫折しそうな予感です(笑)。
    タイムを競い合うレースなら別ですが、こればかりはホント自分との戦いですかねぇ。
    まずはメンタルな部分での戦い(笑)
    今年は雪解けが早いので、僕も再度チャレンジしてみようかな?とか思ったりして。

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