恥ずかしい話

 
誰にでも人に知られたくない恥ずかしい話ってありますよね。ありますよね?あるよな?あるべ?(しつこい)

この手の話は僕よりも妹じゃん子に分があるのですが(笑)、僕の恥ずかしい話と言えば、幼い頃通っていた近所の銭湯、「男はつらいよ」の映画のポスターを見ては「はつらいよ」の意味がわからず悶々と悩んでみたり。

今更ながらのカミングアウトをするならば、家族揃って初めて映画館で観た映画が「塀の中の懲りない面々」だったというのも相当恥ずかしい話だと思うし、しかもその時の同時上映が「男はつらいよ」だったというのですから、もはや目も当てられません。


小学生の頃は「鉄ちゃん」の素質十分で(これだけでも十分恥ずかしい)、東北新幹線(盛岡?大宮)の暫定開業を目前に控えた試運転(盛岡?一関)に乗車することが出来たのですが、帰りの列車で特急券の購入方法を誤り、しかも青森駅に降り立って食べた肉まんが致命傷、残金60円で寝台特急に乗り込んだまでは良かったのですが、検札の車掌から「特急料金が足りない」と指摘され、請求された金額何と70円…。哀れ僕は弘前駅で車掌から引渡しを受けた駅員に首根っこを掴まれたまま、「このボウズの親いるかー!?」と、好奇の目に晒されたのでした(顔を真っ赤にして駆け寄ってきた両親の姿、忘れられないっす)。

中学生の頃は「雰囲気」をずっと「ふいんき」と読んでいたし、「一球入魂」を「一球闘魂」と勘違いしていたのはホントに恥ずかしい話。

高校生になり、修学旅行で京都を訪ねた際、自由行動でたまたま阪急京都線に乗る機会があったんですが、「特急」には「特急券」がないと乗れないものなんだと信じ込んでいました(嗚呼、元「鉄ちゃん」としたことが)…。

大学受験で訪れた仙台。
本格的なインド料理店でパンとナンを間違えた話は、帰りの車中で一緒になった同期生(助教授S)に「内緒だよ」と話したにもかかわらず、翌朝登校した頃には学校中に広がっていました(その日以来「ナン」はトラウマに)。

ちなみにこの時、夕食付きのホテルに宿泊したまでは良かったのですが、よりによって「高級ステーキ」が提供され、「焼き方はどうされますか?」と聞かれ、「ミディアム・レア・ショウガ焼き」しか浮かんでこなかったという話は親戚の間では有名な話(しかも一番食べたくなかったレアをオーダー、受験にも失敗というオチ付き)。

学生時代に歯軋りによって前歯が欠けたというのもかなり恥ずかしい。
結局その歯は差し歯となりましたが、初の海外渡航となるサイパン旅行前日にその差し歯が取れるという最悪の展開。しかも、サイパンのプールで危うくその差し歯を紛失しかけ、監視員の黒人とともにプール内を慌てて探したというのは、未だに妻と妹の語り草となっております。

就職した1年目、上司である課長に仕事の相談をするため意を決して課長席へ。、大声で「先生、ちょっとよろしいでしょうか!」と言ったことは、誰にも話したことがありません。

恐らく、死ぬまで忘れることの出来ない恥ずかしい話の数々。

そんな恥ずかしい話にもう一つレパートリーが加わってしまいました。

最近、健康志向というわけではないのですが、やたらと身体に良さそうなものを摂取し始めている私(その前に酒を減らせば?と言われそうですが)。

マイ水筒にお茶を持参し始めたのもここ最近のこと。
容量約0.5リットルの水筒を帰宅後洗浄し、あらかじめ茶葉をセットして翌朝起床時に熱湯を注ぎ、職場に持参する、というのが日課になりつつありました。
ちなみに茶葉はプアール茶。
近いうち一度でいいのでマサラチャイを持参しようと企んでいるところですが、その布石としてまずはプアール茶を、というわけです。

今朝も起きがけに熱湯を注ぎ、マイ水筒を職場に持参して来たまでは良かったのですが…。

ハイ、お気づきの方はもうおわかりだと思いますが、もう少々ご辛抱を。

早速お茶を飲もうとマグカップを用意、水筒を開栓し、お茶を注ぎ込むと…。

あれ?何で?

出てくるのは無味透明なお茶。

そう。何と僕は茶葉を入れ忘れ、お湯だけ入った水筒を我が家から持参していたのです。

しかもタイミング悪く隣の席の人から、「nonveyさん、最近何持ってきてるのよ?」とマグカップの中を覗かれてしまったのです。

あ…ええと…ここにはお茶が入っているハズなんですけど…。

その人はマグカップの中を不思議そうな顔をして見ていました。

「それって…何かの薬?」

あ、イヤ、イヤ、そういうんじゃなくて、ええと…ホントはここに茶色いお茶が入っているハズなんですけどね…。

茶葉を入れ忘れてきました!

そう言うと、憐れみにも似た目で見られてしまいました。
二人の間に漂う気まずい雰囲気。結局僕は、何も言わず無味透明なお茶を捨てに給湯室へと向かったのでした。
うえーん恥ずかしい…。

2 thoughts on “恥ずかしい話

  1. けいこりん

    うぷぷっ 恥ずかしい話なら・・・・思い出すと体中がカユカユな状態になっちゃいそうで思い出さないっと。
    水筒に水入れてる人なら結構いるけど、お湯とはw
    そしてタイミング悪いね。

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  2. nonvey

    カユカユになっちゃうような恥ずかしい話、他にもあります(苦笑)。俺も思い出さずにいよう。
    しかしお茶ではなくお湯、衝撃的でした。恥ずかしすぎ。

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