沖縄旅行顛末記(前篇)

今日まで夏季休暇です。一気に書き上げています。Photoblogには撮影した画像も数枚アップしました。もしよろしければご覧下さい。
ではでは、旅行顛末記。まずは出発前のドタバタから。
◆9月14日 青森空港
いよいよ始まった夏季休暇。連続4日間なので、実質丸々1週間の連続休暇となる。何度もこのブログで言っていたとおり、今年も沖縄への渡航を予定している。とにかく台風が海上に発生しないことと、何とか天気が持ちこたえてくれることだけを祈っていた。その祈りが通じ、沖縄地方はおおむね高気圧に覆われ、向こう1週間も晴天に恵まれるだろうとのこと。
ところが、である。


台湾方面に抜けたはずの台風15号が、そりゃないだろう、という急角度で東方向に進路を変え、中国大陸をかすめたあと温帯低気圧に。そして、その低気圧から伸びた雲が北東北を覆い、14日未明から断続的に激しい雨が降っていた。しかも、この低気圧がちょうと青森県をかすめるらしく、14日の天気予報は「雨」で、降水確率は90%。
この日は、東京羽田を経由して沖縄那覇へ向かうことにしていたのだが、青森空港から飛行機が飛ばないことには、元の木阿弥。当初、9時45分発の便に席を確保していたが、天候への不安は募るばかりで、悩んだ挙げ句、とりあえず朝一番の便(8時30分発)への変更も視野に入れながら空港に向かうことにした。
ちょうど通勤の時間帯と重なったこと、しかも時折激しく降る雨に遮られたことで、ダラダラとしたスピードで車を走らせる。結局、青森空港まで1時間も要することとなり、激しい雨とうっすらと霧の立ちこめる青森空港に辿り着いたのは、8時10分だった。
出発カウンターに向かうと、搭乗手続きが進められている。ということは、欠航ではないようだ。背に腹は替えられない。ここで、便の変更を腹に決めた。
カードを差し出し「すいません、特典航空券で9時45分を予約しているのですが、8時30分の便に変更してもらえませんでしょうか…。」
「少々お待ち下さい…ハイ、空席がございますので、便の変更は可能です。」
「ぜ、是非!!!」
沖縄那覇空港までの飛行機のチェックインと荷物の預け入れも済ませ、搭乗口へと急ぐ。
これで、青森空港でいきなり足止めを食らって旅行中止という、前代未聞の事態は避けられた。
そして8時28分。約半数の座席が埋まったJAL1200便は、漆黒の雲の向こうにある東京羽田へ向けて離陸。そして、激しく揺れる機体の中、無事に旅が始まったことを確信した僕は、ひとときの眠りに就いた…。
余談ではあるが、このあと天候不良のため、羽田便を含む8便が欠航になったそうだ。
◆9月14日 東京羽田空港
9時50分。東京羽田空港に到着。抜けるような青空。飛行機から降りる際、ムッとした外気の暑さが肌に触れる。沖縄那覇空港へ向かうJAL1923便の出発時刻は12時40分。約3時間近くもある。どこに行くにしても中途半端な時間となってしまうので、空港ターミナルで時間潰しすることにした。
とりあえず書店で何度もガイドブックを見直し、軽めの昼食で腹ごしらえを済ませる。12時15分。検査場に向かう途中、出発便の案内板を見ると、沖縄那覇に向かう便だけが、満席になっていた。
検査場から8番搭乗口へ。老若男女が、今か今かと搭乗案内を待ちわびている。凄い数だ…。しかも、そのほとんどが観光客らしい。この中で一体、何人の人が沖縄の地元民なのだろう…。ふとそんなことを思いながら、促されるままに搭乗口に歩を進めた。
そして12時55分。定刻から15分遅れて、満席の乗客を乗せた飛行機が太平洋へと飛び立った。
◆9月14日 沖縄那覇空港〜ルネッサンスリゾートオキナワ
ふと気づくと、海ばかりしか見えなかった眼下に陸地が広がってきた。着陸態勢に入った1923便は、本島の東側を舐めるように沖縄那覇空港に向かっている。そして、本島南端から大きく右に旋回すると、15時05分那覇空港に滑り込むように着陸。
ちなみに前日、那覇空港に着陸した自衛隊機が滑走路上でパンクし、一時滑走路が閉鎖になったそうだ。どうやら今回は、強運に恵まれているらしい。
思えば、前回の沖縄那覇空港は、台風が直撃する直前の着陸で、横殴りの雨が降っていた。その前は、まだボロッちい小さな空港で、こんなに綺麗じゃなかった。そして今回。目の前から、かわいらしい2両編成のモノレールが運転されている。すっかり都会の雰囲気だ。田舎者丸出しで周囲をキョロキョロしながら、レンタカー会社の指定する場所へと移動。
暑い。さすが亜熱帯。外気は、30度を軽く超えているのだろうか。
マイクロバスにてレンタカー会社に移動し、受付を済ませる。ところが、外には人がごった返している。聞くと、この人たちは皆レンタカーの到着を待っているというのだ。つまり、返却されるレンタカーの空きが出来次第、順次配車していくということらしい。しかも、待ち時間は「1時間」…。
正直、これにはやられた!と思った。どこの会社も同じなのか真偽は定かではないが、某マ○ダレンタカー、いろんな意味で凄すぎ。
結局40分ほど待って、レンタカーが配車された。目立つ黄色のデ○オである。まぁ、探すのに苦労しないだけでもいいか…。
そこから僕らは、アウトレットモールのあしびなーに向かった。とりあえず先に、欲しいものを物色して、明日購入しようという魂胆だった。
ある程度の目星を付け、18時30分頃あしびなーを出発、沖縄自動車道を経由して宿泊先のルネッサンスリゾートオキナワに向かった。途中、帰宅のラッシュに巻き込まれたものの、何とか沖縄道に。時速80キロ制限のところを約100キロで駆け抜ける。それにしても、地元民の車(つまり「わ(レンタカー)」と「Y(米軍)」以外のナンバー)は、ホントに80キロで走行している。いつも何かとせかせかしている自分の言動に反省しながら、約1時間後無事にホテルに到着した。
10年ぶりのルネッサンスリゾートオキナワ。3連泊以上の客には、いろいろな特典が盛り込まれている。ホテル内にある温泉は無料、マリンスポーツも予約できれば無料、そして何とブランチも無料…と、ハッキリ言って至れり尽くせり。このホテルを選んだのは、間違いじゃなかったな。内心そう思いながら、ホテル内の寿司バーでささやかに乾杯。泡盛を堪能し、部屋に戻ると睡魔に襲われ、文字通り爆睡することとなった。
(つづく)

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