なぜか小田和正

鈴木雅之のライブが明後日に迫っています。デビュー25周年ということで、何か仕掛けがないものか、と密かに期待しております。
そんな鈴木雅之繋がりで、今日は小田和正の話を。
実は小田和正といっても、特に熱烈なファンだというわけではありません。むしろかつては、僕の中ではどちらかといえば「好きではない歌い手」に篩い分けされていました。
むかしムカシその昔、まだオフコースが存在していた頃。オフコースというのは、どうも内容の暗い歌ばかり唄うグループだという印象があって、正直好きになれませんでした。
そのオフコースが活動に終止符を打ち、小田和正がソロに転向してからも、そんなに注目していたわけではなく、たまに流れる彼の曲に「ああ、小田和正か」くらいにしか思っていなかったわけで。もっとも今思えば、ハイトーンボイスのアーティストばかりが名を馳せる今日のことを考えると、彼はそんな先駆けだったのかも知れません。


彼のことを注目するようになったのは、「ラブストーリーは突然に」ではなく、鈴木雅之のプロデュースでした。彼が作詞作曲プロデュースを手がけた「別れの街」は、鈴木自身にとって代表作となる1曲となりました。この曲を初めて聴いた時、正直、ちょっと感動してしまったんです。
余談ではありますが、小田の「ラブストーリーは…」のカップリング(両A面)である「Oh!Yeah!」には、鈴木雅之がちょっとだけコーラスで参加しています。
そして、その後も99年に一緒にライブを行ったりと、親交は続いているようです。
まぁ、この頃から「オフコース」の冠が取れた小田和正という存在を、僕の中では徐々に認知するようになったのです。とはいえ、特に強い思い入れがあるわけでもなかったのですが、ここ最近ブラウン管を通じて登場していた彼の姿(「クリスマスの約束」と「風のようにうたが流れていた」でしたっけ?)に、ちょっとした感銘を覚えたといいましょうか、聴かず嫌いって、ダメだよなぁと改めて思ったわけでして。
彼のベスト盤を聴いてみました。それも、結構ヘヴィロテでした。あまり好んで聴いていないといいながら、いざ聴いてみると、ほとんどが聴き覚えのある曲ばかりだったというには、ちょっと驚きました。恐るべし小田パワー。それだけ耳に残る、素晴らしい楽曲を生み出しているという証なのでしょう。
そんな小田和正が、今度青森に来るそうです。彼にとって初めてだというアリーナツアーの合間を縫う形で、追加公演(ホールコンサート)が8月9日に青森市で行われることになり、なぜか衝動買いにも近い形でチケットをオーダーしました。それも、妻が言い出したとはではなく、僕が。迷いは全くなかったけれど、昔のことを考えると、自分にちょっと苦笑い。
昔は嫌いだったのに、あることがきっかけで惚れ込んでしまったアーティスト。僕にとっては、プリンス然り、岡村靖幸然り。
小田和正も、自分の中で「好きなアーティスト」に化けるかも知れません。いや、コンサート告知のCMを見て、行ってみたい!と咄嗟に思った時点で、既に洗脳済みなのかもね(笑)。
ツアーの詳細はこちら

2 thoughts on “なぜか小田和正

  1. ちゃき

    ある生命保険のCMでつかわれていた
    「言葉にできない」を聞いて涙が出そうになりました
    しばらくエンドレスで聞いていました。
    小田和正自己ベストもってます。。。

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  2. nonvey

    あの曲を聴いて小田和正のファンになった、という人は少なくないはずです(特に若年層)。我々の世代では、「ラブストーリーは突然に」でファンになった人が多いですからね。実はつい先日発売されたアルバムも既に一聴したのですが、なかなかいい感じです。何せ初めて観るコンサートですからねぇ。どんな感じなのか、ちょっと楽しみです。

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