Princeが繋いだ「点」と「点」

ちょっと信じられないことがありました。今でも狐につままれたような、そんな気分です。
私こと、PrinceファンであることをWeb上で公開してから、北は北海道、南は九州まで、全国各地にPrinceファンのお仲間が増えました。とはいっても、プリパにも足を運べない私にとっては、お会いしたことがない方が大半。でも、Princeに対する思いは一緒ということで皆様と仲良くさせて頂いております(こちらが一方的に思い込んでいるだけかも知れませんが)。そしてその繋がりは、今日私が生活していく上で必要不可欠な友人・知人のカテゴリーの中でも、特別なものとして存在しつつあります。


昨日、そんなPrinceファンの一人だという女性の方から、あるサイトを通じてメールをいただきました。何でも、某サイトで私の存在を知り、同郷出身のPrinceファンだということで、思い切ってメールをしてみたとのこと。年代もほぼ一緒で、ヒョッとしたら共通の知人もいるかも知れませんね、といった内容でした。見ると、相当ディープなPrinceファンの模様。私としては、周囲にPrinceファンを公言する人がほとんどいないため、あー、世の中にはこんな奇遇めいた方もいるのだなぁ、程度に思っていたのですが…。
ところが、先方からの自己紹介を拝見し、私はちょっと身震いを感じてしまったのです(それは悪寒といった類の身震いではなく、感動に近い身震いでした)。
というのも、そのメッセージを拝読するに、「共通の知人がいるかも知れませんね」以前の話として、もしかしたらこの方は私が存じ上げている方(以下Dさん)のご令嬢で、幼い頃に一緒に遊んだFさんではないか、という確信めいたものを感じたからです。
Dさんは、私の父の先輩に当たり、父が公私ともに、本当にお世話になっていた方でした。そして、私が幼い頃から家族ぐるみでお付き合いをさせて頂いておりました。その関係で、Fさんたちご兄弟ともよく遊んでいたのです。ところが、20年以上前にDさんが他界して以降、Dさんのご家族の方とはほとんどお会いすることもなくなり、ご家族は県外に引っ越しされました。そういったことから、お付き合いに関しても、私の父とDさんの奥さんが年賀状をやり取りする程度で、どんどん疎遠になっていきました。いわば、か細い糸で辛うじて繋がっているような、そんな感じでした…。
いつ忘却の彼方へと消えていってもいいような、私とDさんとの記憶を唯一繋ぎ止めていたのは、毎年お盆になると、うちの先祖の墓そっちのけでDさんの墓前へ手向ける父の姿でした。
もし、私の勘が当たっていれば、約25年ぶりにFさんとの接点が生まれることになります。それって、出来過ぎたドラマみたいじゃないですか?何だか(笑)。ワクワクドキドキしながら、こちらの素性をある程度明かし、探りを入れるように、遠巻きにそのことを聞いてみました。
程なく、先方からメールが送られてきました。
私の勘は、当たっていました。
私にメールを下さったのは、他ならぬFさんだったのです。その事実を知った時、私は涙が出そうなくらいに感激し、そして例えようのない嬉しさがこみ上げてきました。それは、本当に久しぶりに得た「感動」でした。もちろんFさんも、私が幼い頃に一緒に遊んだヤツだとは思っていなかったようですので、事実を知った時には相当驚かれた様子でした。
Princeが約25年ぶりに繋いだ「点」と「点」。Princeという存在がなければ、一生涯Fさんとこうやってメールを交換することもなかったでしょうし、DさんやFさんとの記憶もいつしか消えていったかも知れません。
それにしても、何という偶然!!しかし、これを単なる偶然と言うには、(ここでは明かせませんが)あまりに不思議なことが重なっていました。ですから、これは偶然ではなく、亡くなったDさんがこういう方向へと導いたのかも知れません。
私は今Princeを介して、何か本当に素敵なモノ(過去の記憶や思い出といった類、かな?)、そして素敵な再会を果たした気分に満たされています。そして、こんな気分になったのは本当に初めてではないか、というくらいに昂揚しています。
実は今日、父の58回目の誕生日を迎えました。父には、この話をまだ教えていません。でも多分、相当ビックリするんじゃないかと思います。
父とPrinceの間には何の関連性もないけれど、今晩はDさんを偲びながら、近いうちにFさんにお会いできることを祈りつつ、父の誕生日を祝ってやりたいと思います。

Princeが繋いだ「点」と「点」」への3件のフィードバック

  1. mayte

    すごいじゃないですか!
    こう言うときに、プリンスを好きになった自分の運命ってのも感じますよね。
    プリンスと自分の繋がりって言うものを感じると言うか。
    すごいなすごいな。
    こう言うお話大好きです。
    いつか会えるといいですね−。

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  2. てつ

    すごい話です!
    きっとなにかの縁だったのでしょう。これで一段とプリンスにのめりこむ事間違いないですね^^
    プリンスが縁で広がる輪。すばらしいですね。本当にnonveyさんとはお会いしたいです^^

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  3. nonvey

    プリンスという存在が、とても偉大に思える今日この頃。
    そして、プリンスファンで本当に良かったと思っています。こんな巡り合わせがあるなんて…ねぇ。
    >>mayteさん
    いや〜。これってホント運命的ですよね。まだちょっと余韻に浸っているんですが、彼女とは近いうちに会えそうな気がしています。いや、間違いなく会うことになるんだと思う。そういう風に、Dさんが導いているんだと思っています。
    >>てつさん
    ねー。何か凄いでしょう?ウソみたいな話で、実はまだ半信半疑なんだけど、本当に縁って不思議だなぁって思います。それとも、会いたいとずっと思い続ければ、思いは通じるのかな…。私も、お会いしていない皆さんには、是非一目でいいからお目にかかりたいです。

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