記憶の欠落

(今日も、ギャンブルの話が盛り込まれています。この手の話が苦手な方は、閲覧をご遠慮下さい)
恥ずかしい話なのだが最近、どこに物を置いたのかわからなくなることがたびたびある。記憶を少し辿っていけば「あ、そういえば…」と思い出すことがあるが、中には全く思い出せない物もあり、しばらくしてからひょっこり出てきた、なんてこともある。
要因はいろいろ考えられる。注意力が散漫していること、自分の行う行為に対する意識が欠如していること…。
だから、最近いろいろとモノを紛失する、ということがよくある(本当に恥ずかしい話なのだが)。
昨日に限っては、何と3つもモノを紛失してしまった。一つは、ポータブルオーディオとイヤホンを繋ぐ延長コード。もう一つは、現金。そしてもう一つは、断片的な記憶…。


延長コードは、もともと購入したテクニカ製のイヤホンに附属していたもの。使い勝手がよく、非常に気に入っていたのだが、帰りの電車に乗り込んでから落としたことに気が付いた。大体紛失した場所の見当が付いていたので、今朝はその付近を歩きながら探ってみた。しかし、雪解け後でゴミが目立ち始めた歩道のその一角だけは、ゴミ一つない綺麗な清掃が施されており、残念ながら発見することができなかった。たかが延長コードでありながら、その使い勝手がかなり気に入っていただけに、ちょっとショックだった。
もう一つの現金については、その額2万円(!)。こちらについては、帰宅してから財布の中身が減っていることに気が付いた。しかし、焦燥しながら記憶を辿ってみてもどこで落としたのか全くわからず、ヒョッとしたら落としていないのかも知れない、と夜も悶々として不眠に陥る有様。
実は、日頃の浪費癖を少しでも解消するために1年ほど前から帳簿を付けていたのだが、帰宅した時点で4万円近く入っているはずの財布の中身が、どう勘定しても2万円足りないのだ。
顔面から血の気が引いていくのがわかった。
なぜだ。どこで落とした?
一方頭の中では、「よ〜く考えよう〜♪」というあの暢気な歌がグルグルと駆けめぐる。いくら考えてもわからない。誰かが財布から2万円抜き取った?いや、そんなことがあるはずもなく、じゃぁ一体2万円はどこに消えたんだ?と服やコート、身につけていたものを手当たり次第に探してみるが、見つかるわけもなく…。どこでこの2万円が消えたのか、というその気配すら思い出せない。
そして、夜は更けていった…。
短く浅い睡眠から覚めても、相変わらず頭の中では「お金は大事だよ〜♪」と何度も何度もリピートを繰り返している。ダメだ。このままでは仕事にならない。そして、もう一度最初から記憶を辿り、今朝の電車の中で出した結論が一つ。
パチンコで2万円負けた。
いや、違うのだ。1万8千円勝ったハズなのだ。…ということは、どこかで落としたのか?それとも、交換所の受取の際、2万円忘れたのか?
(え、パチンコ休んでるんじゃないの?)というツッコミがありそうだが、ハイ…仕事も一段落したので、また行きました…。
記憶を巡らすと、どう考えても景品交換所での受取の際に何かあったとしか考えられない。ただ、この時のやり取りの記憶がどうしても思い出せないのだ。でも多分、交換所が2万円渡すのを忘れたのだろう。じゃあ、交換所にクレームを…と行きたいところ。
しかし、あの時渡されたお札を確認しなかった僕が悪い。それだけはハッキリ覚えている。受け取ったお金の確認もせずに、そそくさと財布に突っ込んでしまったのだ。景品交換所の決まりとして、「その場を離れた後のクレームは一切お断り」とされている。実際、そんなクレームにいちいち応対していたら、際限ないだろう。牛肉偽装表示で消費者にお金を返すと言った途端、スーパーにズラリと並んだあの行列と同じ現象が起きるはずだ。だから、今更交換所に詰め寄って「何とかしてくれ」と言っても、あとの祭りなのだ。それに、本当に交換所のミスなのかも断定できないし、実はパチンコ屋に足を運んでいないんじゃないか…。ダメだ。完全に記憶が混乱している。
ともあれ結局僕は、本来手にするはずのプラス1万8千円を失い、更に2千円負けたことになった。逆算すると財布から2千円減っているのだから、これは間違いない。まさに自業自得。傷が浅かったのが不幸中の幸いだろう。
でも、あの時に限ってなぜ受け取ったお金を確認しなかったのだろう。お金を受け取った記憶はあるが、その後財布に突っ込むまでの記憶が欠落しているという状態なのだ。自分の不注意を今更責めたところで、どうなる問題でもない。ただただ情けなく、発狂したい気分だ。
「しばらく足を向けない」なんて言いながらまたパチンコ屋に足を向けてしまった罰だろうか。それにしても…。
で、大体こういう時に限って「取り返しに行かなきゃ!」と熱くなってパチンコ屋に行くと、また返り討ちに遭うのがオチ。それくらいは学習している。だから、しばらくほとぼりが冷めるまで、店に足を運ぶのは本当にやめようと思う。いや、このまま半永久的に足を運ぶのをやめた方がいいかも知れない。
それにしても、最近本当に物忘れが多くなったし、いろんな作業効率も悪くなった。年齢のせいだろうか?それとも…。

2 thoughts on “記憶の欠落

  1. mash

    わたしもあります。"記憶の欠落"・・・
    わたしの場合は、確実に年齢からくるものと思われますが・・・
    この間は、仕事中に一度あり、あせりました。
    どうしたらヨイのでしょうかネ〜?

    Reply
  2. nonvey

    最近ホントに多くなりました。頭がおかしくなってるんじゃないか?と思うくらい。そういえば雪かきの最中に頭頂部を強打、出血に見舞われましたからねぇ…。
    仕事でも増えました。よって最近は、メモ魔になっています(ところがそのメモを紛失するという…)。

    Reply

Leave a Reply