強風→足止め

昨日は、この辺りでも雪がちらつきました。それも、時折霙交じりで結構降りました。積もるまでは行かないにせよ、寒風吹く外は、すっかり冬支度。
さて私、昨日は18時17分の「快速」で帰路に就きました。ただしこの「快速」、青森から弘前に向かうのではなく、弘前の2つ手前にある川部という駅から、風光明媚な海岸線を走ることで知られる五能線に入り、深浦というところまで向かうため、川部駅で乗り換えなければなりません。乗り換えるのは、逆に深浦から川部経由で弘前に向かう五能線の列車(電車ではありません)。五能線は単線のため、川部でいわゆる列車交換となるわけです。


私が乗ったのは、快速とはいうものの2両の気動車。途中いくつかの駅を通過しますが、非常にゆっくりとしたスピードで進んでいきます。川部の一つ手前の駅で特急電車との交換があり、5分停車。川部駅へは更にスピードを緩めて進み、18時55分に到着します。五能線からやってくる弘前行きは、19時08分の発車となるため、結果的に川部駅で約10分ほど待たされることとなります。
乗り換えた列車の弘前到着は19時17分。結果的にちょうど1時間を要することになります。朝の弘前発青森行きの電車が所要時間35分ですので、いかに時間を要するかというのが、おわかりいただけるのではないかと思います。ちなみに、青森からの次発は18時48分発。こちらは19時33分に弘前に到着します。五能線の弘前到着とそんなにタイムラグがありませんので、別にこちらで帰路に就いてもよかったんですけどね…。
で、昨日はかなり風が強かったので、「もしかしたら…」という不安があったのですが、その不安は見事に的中することとなりました。
青森からの列車は順調に進み、定時に川部到着後、10名ほどが弘前行きに「乗り換え」のため、反対側のホームへ渡りました。
程なく、イヤな予感の「構内放送」が。
「弘前方面にお越しのお客様に申し上げます。本日五能線、強風によりダイヤが乱れており、乗り継ぎとなります弘前行きは約20分ほど遅れて運転されております。到着まで今しばらくお待ち下さい…。」
と、放送が終わるか終わらないかのうちに、「列車交換のため待ち合わせ」のはずの深浦行きが出発してしまいました。
しつこいようですが、五能線は単線です。さらに、五能線内で交換施設のある駅は限られており、普通に考えても20分で来るかどうか…といった感じなのです。
この時点で僕は完全に諦めていました。
約10分後。次の放送が。
「弘前方面へお越しのお客様は、五能線より先に、青森からの奥羽線が到着しますので、反対側のホームでお待ち下さい…。」
やっぱりな…。
結局30分近くも川部駅で足止めを食った私。降り立ったホームで再び電車に乗り込み、半ば放心気味で弘前駅に到着しました。所要時間約1時間20分。
これまでも、大雪で足止めされた経験は何度もありますが、後発の電車に乗り換えたのは今回が初めて。
この時期、電車も慎重に選ばなければならないというのは結構辛いものがあります…。

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