江角マキコの功罪

もう一つ。
国民年金のインパクトあるCM。一見、こりゃ恫喝か?と思わせるような過激な台詞を吐いていたのは、江角マキコ。しかし、その本人が国民年金を払っていなかった、というんだからこれは洒落になりません。恐らく、彼女自身のイメージダウンを恐れて謝罪会見を開いたのでしょう。しかし、手にした国民年金手帳さえも贋物に見えてきてしまいます。相当ダメージは大きいと思います。
もっと洒落にならないのが、97年から確定申告で国民年金保険料を計上していた、というのですから、脱税していたのでは、という見方もされているようです。本人は否定していますが…。
一方、6億2千万円も広告費をかけた社会保険庁にも非難殺到。大体、その6億2千万円が国民年金保険料から支出されていたといいますが、その必要性や、費用対効果を見越していたのでしょうか。全く、やってくれるモノです。
ただ、江角側が開いた会見そのものが、国民年金制度のあり方や広告効果への疑問に一石を投じたという意味では、かなり大きな宣伝効果があったのかも知れません。何とも皮肉なモノですな…。
今回の江角の謝罪会見を、あの恫喝シーンにカットインさせたCM、これなら相当インパクトがありそうですが、社会保険庁の皆様、いかがなものでしょう。

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