ミラクル連発な出張

今朝はわずか5秒のありがたいお言葉を聞くために朝5時40分に起床、7時36分発の新幹線で東京を発ち、昼前に青森着。

しかしまぁいろんな意味で「ミラクル」連発の出張でした。こんな忙しくもあり面白い出張も久し振りかも。
昨日今日と上京するよ、ということを事前告知しましたが、実際自由時間はほとんどないものと思っていたため積極的に誰かに会うことを敢えてしようとしませんでした。普段上京する時は、大概妹と会う時間を作るのですが、今回は時間が不確定だったため、キャンセル。

そんな中、ある方から一通のメールを頂きました。
2年前、ビール1杯ごちそうしますよ。という内容のメールを頂いていたのですが、当時その約束が果たされずじまい。ところが何とその方は、ふとした弾みでそのことを思い出したらしく、わざわざご連絡下さったのです。

その方とは、TUNAさん。
プリンスファンの方なら皆さん御存知のはず。そのTUNAさんが、私のためにわざわざお時間を割いて下さるということに。
これは何としても都合をつけないと…。

さて、19日は朝7時過ぎに弘前を出発。昼食にありつけない可能性があったため、あらかじめおにぎりを購入し、特急に乗車しました。行路は順調で、11時40分過ぎに大宮駅に到着、埼京線に乗り換えました。
予想通り昼飯を食っている余裕などなく、大宮駅のホームで人目も憚らずおにぎりを立ち食い(笑)。

12時30分頃、会場であるNHKホールの最寄り駅である原宿駅に着くと、雨。しかも吐く息が白いほど、寒い。
私、兼ねてからある方面からは「嵐を呼ぶ男」と呼ばれており、上京する時に限って天気が悪いというジンクスを持っておりましたが、今回もそのジンクスは破られずじまい。嗚呼。

しかも出がけの天気予報で「東京地方・曇り」という文字だけを目にしていたため、傘を持たぬまま上京していたのです。
やむなく原宿駅で1本500円の傘を購入する羽目に。

ちなみに聞いたところでは、都内で17年ぶりの冷え込みだったそうで、またしても私の出張で一つ不名誉な記録を残すことになりました。これだけでも十分ミラクル…(凹)。

さて、1つ目の用務は予定より30分も早く終了。次の用務の開始時間(18時)まで時間があったので、渋谷あたりをふらついてみようかと歩き始めてみたのですが、何せ寒い。しかも、さすがにおにぎり一つでは小腹が空いて、歩く気にもなれません。結局軽い腹ごしらえを済ませ、雨降る寒い渋谷の街を、そそくさと後にしたのでした。
で、向かったのは東京駅。丸ビルにある、「クラチカヨシダ」を訪問してみたかったのです。ところが、思った以上にこぢんまりとしているクラチカヨシダに思わず腰が引け、滞在時間10分足らずで撤収…(何しに行ったんだか。トホホ)。

結局その足で水道橋のホテルにチェックインし、17時頃出発。ホテルニューオータニへ向かいました。
18時からは、県選出の国会議員の方々も出席する会合だったのですが、例のモラトリアム法案でゴタゴタしており、本人出席予定だった議員の方々は軒並み欠席。結局参議院の3名のみ出席となってしまいました。
ふと某議員の代理で出席している顔が、どうも見覚えあるぞ…。うーん、誰だったっけ?と考えていたところに、名刺を持った彼がやってきました。
「先輩!先輩!お久しぶりです!!」

ニコニコしながら大声で僕の名前を連呼する議員秘書。
思い出した!!高校の時の後輩だった!何と約20年ぶりに再会です。まさかこんなところで会うとは…うーん、ミラクル!

さて、上座の方々が政務多忙で退席する頃合いを見計らって、僕も会場を後にすることにしました。
折角お誘いを受けていることだし、TUNAさんに連絡してみよう。


事前に「ぼちぼち終わりそうですので、もしよろしければ」メールを送信していたのですが、返事が来なかったので、直接電話。

「お忙しいところ恐れ入ります…。」と電話したところ、本当に忙しい時間に電話してしまったみたいで。TUNAさん、すいませんでした。

約30分後、赤坂見附駅でTUNAさんと合流。
ネット上では幾度となくやりとりはありましたが、直接ご本人とお目にかかるのは、実は今回が初めてでした。
「初めまして!…なんですよね!」

その後、僕がビール好きだということで、赤坂にあるベルギービールのお店に二人で入店。
考えてみると、こういったビールをこういうお店で飲むのって、初めてかも知れない(笑)。

 

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ほんのり甘い口当たりに、クリーミーな泡。地ビールみたい。旨いなぁ。
とそこへ、ITAさんがやってくることが判明。程なくITAさん登場。
再度乾杯を交わし、談笑が始まりました。
ちなみにITAさんも今回初対面。最初はお互い、何となくぎこちない雰囲気もありましたが、徐々に時間と酒がほぐしていってくれました。

ちなみに僕は、2杯目突入。こんなの、青森で飲める店あったかな(笑)。

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大分お話しも暖まってきたところで、次の場所に向かうことに。
「お代は…」と財布を出したところ、「東京では青森の通貨は使えないんですよ!なーんてね!」
やんわりと断られてしまった…。ここはご厚意に甘え、ご馳走になることにしました。

続いて向かったのは、「ソウル・バーの総本山」だという赤坂のソウル・バー「Miracle」。

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入店した我々の目に飛び込んできたのは、何とプリンスが唄っているシーン。どうやらミューコロツアーの模様や、イギリスのテレビ番組に出演した時の模様だったらしいです。
これにはTUNAさんもITAさんもビックリ。
「この店で、いきなりプリンスが観られるとは!」「のんべさんが来たからだよ。」「まさにミラクルだ!」

これで一気にヒートアップ。
お話しを伺うと、そんなに皆さんお会いする機会があるわけでもないらしく、逆にこういうきっかけがないと集まることもないようで…。
特に今回は急だったこともあり、TUNAさんから声掛けした方々も残念ながら先約があり、ITAさんだけでした。私から積極的にお声掛けすれば良かったのかも知れませんが、それも何か厚かましいといいましょうか気が引けるといいましょうか、今回はTUNAさんに全てをお任せしていたのでした。まぁ、私自身年に一度上京するぐらいですし、これまでお目にかかったプリンスファンの方はいくら指を折っても10名に達しません。なので、私と会う機会があるというのはレアなんですよ、ということを強調させて頂きました(笑)。

しかも実際集まるとプリンスの話題はほとんど出ないらしく、そういう意味では、今回は非常にプリンスの占める割合が高かったようです。音楽遍歴、嗜好、きっかけ、その他いろんなお話しを繰り広げながら、折角なので何かリクエストしよう、ということに。
しかしいざ何か、となると出てこないんだなこれが。「好きなプリンスの曲、何でも!」とはいうものの、これもまたなかなか浮かんでこない…。「TUNAさん、お任せします!」

何が流れたかは、敢えて秘密にしましょう。思わずニヤリとするような選曲、そして感嘆の声が上がるような流れに、一同感動と賞賛の嵐。これが一番のミラクルだった!?
あ!そういえばあの曲をカバーしていた某女性のお名前をメモるのを忘れました。後で教えて下さい。>TUNAさん、ITAさん

その後もプリンスのみならずいろんな話に花が咲いたのですが、しかし時間というのはあっという間で、気がついたら23時30分に。もうすぐ日付変更線を越えてしまうし、終電も気になるところ。ということで、またの再会を誓って、おひらきとなりました。

ちなみに「Miracle」の場所、僕の頭の地図にインプットされましたんで、「一人で来い」と言われれば行きます。次回機会がありましたら、また…(笑)。

 

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最後の最後までTUNAさんとITAさんに甘えっぱなしでホテルに戻ったのは、0時ちょっと前でした。TUNAさん、ITAさん、本当にありがとうございました。

しかし、どうにも興奮して頭は覚醒し、なかなか寝付けぬまま、朝を迎えました。

5時40分起床。いつもより10分遅い起床。眠気は残っていますが全く酔いは残っていません。
別の用務で上京していた同じグループのメンバーとは、6時40分にホテルロビーに集合し、総武線の水道橋駅まで徒歩で向かいます。朝も寒いと思ったら、一番の冷え込みだったようで…皆さんホントすいません(謎)。

最後のミラクルは東北新幹線車内から。
上野駅を過ぎ、埼京線との併走区間に入ったあたりでふと窓の外を見ると、富士山、のような山がヌゥッと真横に見えるのです。

あれ?東北新幹線から富士山見えるの!?というかあれって、富士山?違うよね?

写真に収めようにも残念ながら収めることができなかったのですが、冷え込みと澄んだ空気、晴れというさまざまな気象条件が作用して、本物の富士山(笑)を大宮あたりまでずっと眺めることができました。

普段は岩木山や八甲田山ばかりで、富士山に接する機会のない私たち。年甲斐もなくちょっとはしゃいでしまいました。

帰青後、午後1時過ぎから、わずか5秒のありがたいお言葉を無事聞くことができました。

おまけのミラクル。新幹線の車内で惰眠を貪ろうかと考えていた時に、妹から一通のメール。何と、ディズニーランドのパスポートとホテル宿泊パック(総額10万円相当)の抽選に当たったって(笑)。旅費は自己負担らしいですが。そういえば「Miracle」でもそんな話をしていましたね。何かあまりにも出来過ぎた話で、笑えます。

※Miracleのスペルを全てMilacleと書いていました。TUNAさん、ご指摘ありがとうございます(苦笑)

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