土曜日の飲み会

土曜日は、小中学時代からの悪友というか畏友というか、僕にとっては家族の次に大事な仲間との飲み会だった。18時開始ということで、てくてく歩いて居酒屋へ。

当初いつもの6名だったのに加え、「是非参加したい」という1名が増えて7名になるはずだった。
ところが開始早々に、この日の主役だったZ先生から携帯に連絡が。
「ゴメン、実は一番下の子(9月に生まれたばかり)の具合が悪くて、今日ちょっと無理っぽいわ…。」

抑えたような声ではあったが、声の震えで動揺が伝わってきた。
何しろ一番この日を楽しみにしていたZ先生。何とか都合をつけてでも来たかったはずだ。
実際、今回の主旨はZ先生の第3子誕生のお祝いを兼ねた飲み会だったのに、主役不在が決定。
まぁ、仕方ないか…ということで当初は5名で、その後、遅れてやって来たS先生も加わり、総勢6名での飲み会となった。

ゲラゲラ笑いながら、いろんな話に花を咲かせていたんだが…。

22時頃になると、既に店内の客は我々のみとなっていた。そろそろ場所を移動しよう、ということに。
徒歩で次の場所に移動するも、実はこの頃には既に記憶が朧気になりつつあったり…。
どうやら酩酊に近い状態となっていた僕、次の店では失態の連続。
ビールの入ったグラスをこぼしたり…あとは何だ?とにかくこの頃には記憶が大分薄くなっていて…。

その中にあって一つ衝撃的だったのは、K隊員のご子息が来年4月に中学校入学なんだが、そのことにまつわるある話を耳にしたこと。

その話を本人から聞いた時、思わず動揺したというか、スゥッと酔いが覚めたような感覚にとらわれた。

そういえば一次会の席上、何かそういう話題になっていたよな…。実はK隊員の心を深く傷つけるようなことをベラベラ話していたかも…。そう思ったら、その場に居たたまれない気分に苛まれてしまった。

何を隠そうビールをこぼして迷惑を掛けたのもF隊員。「大丈夫!いいからいいから!」と本人は気に留めることもないような振る舞いだったけど、ひょっとしたら腸が煮えくりかえるような思いだったのかも知れない。

帰路、途中で帰った1名を除く5名で中華そばを平らげたけど、何だかそのことが引っかかって、味なんてどうでもよかった。
ただ、何時に帰宅したのかは、記憶にない。多分日付変更線は超えていたのだろう。

結局僕は、かなり酔っぱらっていたらしい。

翌朝。
これは僕に限ってのことなのだが、久し振りに後味の悪さが残るというか、懺悔に苛まれるような、そんな気分の目覚めだった。

実際、本人は気にしていないのかも知れないが、本人に直接聞く勇気もなく、あとは胸にしまっておくしかない。

このメンバーでの次の飲み会(忘年会)は、12月30日に開催するということが既に決まっているので、それまで気を落ち着かせよう。いや、落ち着くだろう。
それにしても、口は災いの元。特に僕は、誰に似たのかは敢えて言わないけど、調子に乗るとホントに余計な一言が多いので、気をつけなければならないということを痛感させられた飲み会だった。

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