テレビなんてさぁ、

「トリビアの泉」行き過ぎ演出か、フジは捏造否定

フジテレビは13日、バラエティー番組「トリビアの泉」の企画コーナー「雑種犬の能力検証」で、飼い主ではない動物プロダクションの社長を飼い主であるかのように放送していたことを明らかにした。

NPO法人「動物実験の廃止を求める会」の指摘に回答した。

フジテレビによると、この番組は2005年9月14日に同系列で放送された。雑種犬100匹で「飼い主が突然倒れ、苦しみ出したらどうするか」を調査した。

このうち1匹は、飼い主ではなく、その犬が所属する動物プロダクションの社長が出演した。また、うまく撮影できなかったため、撮影時にドッグフードを使ったという。

この番組に噛み付いたのが「動物実験の廃止を求める会」なるNPOだったというのがミソですね。これ、僕も観ましたけど、そこまで目くじら立てるほどの内容だったか?という気もしないわけじゃないんですが…。それにしても、またフジですか。製作会社が持つ体質の問題なんですかね?

所詮テレビ番組なんていうのは「やらせ」「捏造」の塊。というのは言い過ぎでしょうか。


「あるある」に端を発した騒動は、「データ改ざん」という「捏造」がきっかけとなっているもので、「真実」を伝えるべき「情報番組」が真実ではないことを伝えていた、ということに問題があったわけで。

ねつぞう【捏造】  実際にはありもしない事柄を、事実であるかのようにつくり上げること。でっちあげ。

やらせ【遣らせ】 事前にしめしあわせて事を行わせること。

簡単に言えば、事前に口裏を合わせるのが「やらせ」で、口裏合わせすることなく情報を全く異質のものにしてしまうのが「捏造」。地方議会の一般質問では、「やらせ」と思しきことがしょっちゅうあります(笑)。

やらせと捏造、どっちがいいかと言えばどっちもいいことではないです。
でも、結局のところテレビなんて、口裏合わせて情報操作して視聴者を誑かすという手法で視聴率稼いでハイなんぼ、の世界なんでしょ?

例えば、この間青森県にノコノコとやって来たアニータだって、チリのテレビ番組の取材が云々…って話だったけど、結局は日テレが金出しているんでしょ?青森から山形までタクシーで行こうなんて、凡人じゃ考えつかないし、大体にして、アニータの旦那が今どこに収監されているかなんてちょっと調べればすぐわかる話だと思うのに。

それをわざわざ青森に行かせたわけでしょ。やらせの臭いがプンプンします。全くもって青森県民の感情を逆撫でしているというか、あの事件が青森県にどれだけ暗い影を落としているかなんてことは、全然わかっちゃいないんでしょうね。
どうせ密着取材だとかいいながら金を出しておいて、独占取材だとか言って放映するんでしょうが。「バンキシャ!」で。アニータも日テレもそんな金があるなら、少しは青森県に還元しろっつうの。

あ…話が逸れてしまいましたね。すいません。

いずれにせよテレビから「捏造」「やらせ」を排除しろ、なんてことになったら、バラエティもドラマもみんなテレビから消えるんじゃないですか?

ま、最近のテレビは「やらせ」や「捏造」があってもつまらないと思うのは僕だけですかね。
ここ最近の取り上げられ方を見ると、「捏造」と「やらせ」の区別が曖昧になっている、というかあの事件をきっかけに、「情報」を取り扱う全ての番組(とりわけ製作会社と構成作家)は、戦々恐々としてるんじゃないんですか。

番組を作る側は真実だけを伝えればいい。少しは肝に銘じて欲しいものです。

5 thoughts on “テレビなんてさぁ、

  1. とーます

    プリンスでこの問題をあてはめてみると…
    プロビアで髪を植えるのは、やらせ
    かつらを被るのは、捏造
    ってことでよろしいでしょうか!(笑)

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  2. nonvey

    プリンスの捏造は既に捏造でなくなっています。髪型よりも、足元を飾るヒールの高いブーツが全てを物語っています。これももはや「既成事実」になっているので、ホントはどれぐらい小っちゃいオッサンなのかがわからなくなってしまっていますから。
    結局のところ、彼の生き様に「やらせ」はない、ということでどうでしょう?(笑)

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  3. けいこりん

    プリンスの厚底ブーツ・・・・ぷぷっ
    トリビアの犬の回は私も見てました。面白い内容だったので個人的には捏造だろうがどうでもいいんだけど、「これは面白いから良いけど、あれは面白くないからダメ」というものでもないですもんね
    間違いなくうちの犬たちは助けないな・・・

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  4. shuqoo

    テレビが事実だけを伝えるものになると、おっしゃるとおりバラエティもドラマもなくなってしまいます。
    結局「ここの部分は手を加えてはいけない」という線引きが、「視聴率」「スポンサー」「会社の利益」というとこが関係して、できなくなっているんでしょうね。
    個人的には、トリビアの泉の本編では面白おかしくつくったとしても事実を曲げてはダメだと思いますが、「トリビアの種」のコーナーなら、事実じゃなくてもネタとしてある程度の演出込みでつくりこんでもいい部分だと思います。

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  5. nonvey

    結局のところこの判断は、「自分自身あるいは周囲の身近な人間や動物にどういった影響を与えるか否か」という基準が根底にあって、「自分が被害に遭わなければいいや」みたいな部分があると思うんですよね。自分に影響がない程度のやらせであれば許すけど、自分のモラルやポリシーに反するようなやらせは許さないよ!みたいな。そう考えると、人間が一番勝手な動物だということに。
    犬たちは、どういう目で人間を見ているんでしょうね。「こいつら、ホント頭悪いな…」みたいなことを思っている犬もいるかも知れませんね。
    ちなみに。他聞に漏れず我が家でも同じような実験をしましたが、無反応でした(爆笑)。

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