「Disco K2?Kikkawa Koji Dance Remix Best」(初回限定盤)


Disco K2~Kikkawa Koji Dance Remix Best~(初回限定盤)
Disco K2 へようこそ!K2=吉川晃司のダンス・リミックス・ベストがついに完成!
1986年にリリースされた『SATISFACTION FAKE』を完全復刻!さらに12インチシングル『MAIN DISH』から「MONICA」「Sleep Baby Sleep」を収録、ボーナストラックをも加えた、まさにコンプリートな内容のDisc1『SATISFACTION FAKE+』!
気鋭のアーティストが結集し、リスペクトする吉川晃司のナンバーを入魂のリミックス!シングル曲「Juicy Jungle」、さらにボーナストラックを加えたDisc 2『DISCOTHEQUE K2』 !
初回限定盤封入特典:オリジナルジャケットステッカー (12インチシングル「MAIN DISH」、「Can’t you hear the RAIN-DANCE」、「NERVOUS VENUS」、そしてCD「SATISFACTION FAKE」のジャケット絵柄を使った4種類のステッカーうち、どれか1つが封入されています。)

DISC1 『SATISFACTION FAKE +』
1.「No No Circulation」
2.「Can’t you hear the RAIN-DANCE」
3.「Hello! Darkness」
4.「Nervous Venus (Complex Version) 」
5.「Psychedelic Hip」
6.「Mis Fit」
7.「Nervous Venus (Simplex Version) 」 ※
8.「MODERN TIME II」 ※ (‘86年「BOY’S NIGHT OUT- Sound Tracks From TAKE IT EASY -」収録曲)
9. 「MONICA」 ※ (‘84年 12inch SG「MAIN DISH」CW曲)
10.「Sleep Baby Sleep」 ※ (‘84年 12inch SG「MAIN DISH」CW曲)
※Bonus Track

DISC2 『DISCOTHEQUE K2』
1.「Juicy Jungle」/ DISCO K2 TWINS
2.「MONICA (DJ TASAKA REMIX)」/ DJ TASAKA
3.「LA VIE EN ROSE (Trident’s MEGALO-FUNK Remix) / Shinnosuke (SOUL’d OUT)
4.「You Gotta Chance ?ダンスで夏を抱きしめて?(KAGAMI’S WATCHING TONIGHT K2 Remix)」 / KAGAMI
5.「せつなさを殺せない (NIRGILIS VENUS MIX)」/ NIRGILIS
6.「BOY’S LIFE(Hot Winter Hase-T Remix)」/ HASE-T
7.「ジェラシーを微笑みにかえて (Extended Overdrive Mix)」/ (‘92年SG「Brain SUGAR」CW曲) ※
8.「ナイフ (UNREAL MIX)」/ (‘00年AL「Spirit×ナイフ」収録曲) ※
9.「パンドーラ(Darka mix)」/ Kenji Jammer / (‘02年SG「パンドーラ」CW曲)
10.「BE MY BABY (MONTSERRAT MIX)」/ COMPLEX / (‘89年SG「BE MY BABY」CW曲)
※Bonus Track

初回盤は2枚組、通常盤は1枚です。しかし、通常盤が初回盤を集約したものに過ぎないことを考慮すれば、どう考えても購入するなら初回盤でしょう。差額500円だし(初回盤3,000円、通常盤2,500円)。というか、初回盤を最初から通常盤にすればよかったんじゃないかな。


86年に発表された「SATISFACTION FAKE」は、猫も杓子も12インチシングルに飛びついていた頃に発売されたCDで、既に発表されていた吉川晃司の12インチ「MAIN DISH」「Can’t you hear the RAIN-DANCE」からのナンバー、そして数ある彼のアルバムの中でも、僕が勝手に名盤だと思い込んでいる「MODERN TIME」からの12インチシングル「NERVOUS VENUS」の全曲を収録したミニアルバム。
しかし、収録曲が若干中途半端な感は否めず、僕はレンタルしてテープにダビングするにとどめたのですが、擦り切れるまで何度聴いたことか…。

というか、この頃の邦楽はハッキリ言って面白かった!(と思う…。)
勿論僕が、当時青春時代を謳歌していたからということが、面白かったと断言するバックグラウンドにあることは否定しません。そういう意味では、自分の生きてきた年代に聞いた音楽こそが最高だ!という持論は、下手をすれば単なる「押しつけ」になる可能性もあるので、ちょっと怪しいんですが…。

このCDのブックレットにも書かれていましたが、邦楽の12インチシングルが国内で最初に登場したのは、佐野元春の「TONIGHT」。これを機に、「遊び心のある音楽」として次々と発表されていった12インチシングル。知っている限りでは、尾崎豊、中森明菜、小泉今日子、チェッカーズ、レベッカ、C-C-B、松田聖子、久保田利伸等々、当時のヒットチャートを駆けめぐっていた歌い手の多くが、12インチシングルに飛びついていたような気がします。

その後12インチシングルは下火となり、現在に至っているわけですが、今改めて聞いてみると、やっぱり面白いですな。
今回発表された「Disco K2」、DISC1の「SATISFACTION FAKE +」には、当時収録されなかった「MAIN DISH」からの2曲が遂に収録されることとなりました。これでレコードでしか聴くことのできなかった12インチシングルの音源が全てCD化!説明するまでもありませんが、2曲目の「Can’t you hear…」は「RAIN-DANCEが聞こえる」、9曲目「Sleep Baby Sleep」は「サヨナラは八月のララバイ」のリミックスバージョンです。これに「MONICA」が加わるわけですから、吉川晃司初期の頃のリミックス音源が、20年以上の時間を経て改めて登場したということになります。ハッキリ言って、これだけでも感涙モノ…。

一方のDISC 2は、現在活躍するDJ等によるリミックス音源が主となっています。といっても未発表は10曲中5曲のみで、1曲目はDISCO K2 TWINS名義で発表したナンバーですし、7曲目以降は既発シングルのカップリング曲などにとどまっており、まぁ、正直ホントの「オマケ」みたいなものになっています(とりわけCOMPLEXの「Be My Baby」を収録する必要があったのか…)。こうなると、本編がDISC1なのかDISC2なのか悩むところ。一連の作品として聴くにはあまりにタイムラグがありますし、ミックスの具合なども全然違うんですよね。そこが面白いんだ、とも言えますけどね。
ま、そんなところに目をつぶったとしても、吉川フリークにとっては貴重かつマストな音源資料であることには変わりがないわけで。

20年以上前の作品を、こういう形でまた発表してくれたことに感謝感謝。

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