共稼ぎ夫婦の給与明細

そういえば今日は期末手当の日だった。以前であれば茶封筒に入った明細を、ドキドキしながら覗き込んだものだが、最近ではオンライン上で自分の明細を確認できるようになり、以前のように紙媒体での明細が欲しい人は、各自画面を印刷するようになっている。
ログインした途端に金額が目に飛び込んでくるので、封筒を開ける時のドキドキ感はすっかり薄れてしまった。

時代はIT化。電子決裁(決済ではない)なるものの導入も徐々に進められており、休暇や時間外勤務の届出は、全てオンラインで行うようになった。
なので、隣の人、向かいの人がいつの間にやらいなくなったと思ったら、「ああ、○○さんは午後から休暇だよ」なんてこともしばしば。上司に休暇の伺いを立て、決裁になりさえすれば、誰に宣言することなく休むことができる、というわけだ。

この先、オンライン化が進めば進むほど、ますます職場内の会話が減っていきそうな予感。


ところで給与明細。
実は僕は、これまで自分がどれだけの給与を貰っているか、という給与明細を家族に見せたことがない。逆に、家族がどれだけ稼いでいるのかということも聞いたことがないし、妻がどれぐらいの給料を貰っているのかも、知らない。

この話をすると、大概の人は「えー?それって変だよー!」と言う。
でも、妻と俺はお互い働く身であり、妻がどれぐらい稼いでいるかなんて全く興味がない。
それに、自分で稼いだお金を自分の好きなことに使うことに対しては何ら抵抗はないし、事実これまでそうやって十数年間を過ごしてきている。

ただし、二人にとって必要なものは、お互いが折半して購入する。家財道具然り、旅行代金然り。要するに、ガッチガチではないけれど割り勘するというわけだ。外食した時も、基本的には割り勘。どちらかに不意の臨時収入があった時だけ、奢るといった具合だ。
なので、「割り勘夫婦」と言われたこともある。
…と、この話をすると大概の人は「やっぱり変だよー!」という。

うちはこれで成立してるんだから別にいいじゃん、と思うけど(笑)。

お互い、毎月家に入れる生活費を除けば残りのお金は自由に使えるということになる。ただしそれは自己管理を伴うものでもある。調子に乗って散財したところで、妻に救いを求めることはできない。
そういえば35歳の割には預貯金がメチャクチャ少ないと思うし、この先に一抹の不安がないわけではない。かといって今更二人の給与を一つにまとめ、そこから月額いくらの小遣い制にすれば、お互いのストレスはどんどん募ることだろう。
うちらにとっては、こういう関係がちょうどいいのかも知れない。

そんな妻も、今日期末手当を受け取るという。
しかし妻はその手当を懐に携え、今日から義妹と日曜日まで上京。
貰った手当をどうやって使うのかは俺は知らないが、今日から買い物三昧に明け暮れることだけは間違いなさそうだ(笑)。

2 thoughts on “共稼ぎ夫婦の給与明細

  1. きっこ

    うちも1カ月の食費を2万ずつ出して、あとは各自です。のんべ家と同様、ほとんど、割り勘です。
    おかしいかなぁ、、とも思いましたが、フランスの夫婦は、子どもの教育費まで割り勘ってのが多いと、何かの雑誌で読みました。
    。。。ってことで、私ら、おフランス流ってことで♪
    ぼんそわ?

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  2. nonvey

    あら、まぁ。では次回お会いする時はボンジュール♪ということで(笑)。
    うちは10年以上このスタイルを貫き通し続けているので、違和感なし。ま、これで子供が出来れば状況は変わるんでしょうね。

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