まずは旅の初日。羽田経由で大阪へ向かい、夜は大阪ドームでマドンナのコンサート！！
台風の進路にヤキモキしながら、9時25分発の羽田便に乗り込むため、8時20分頃自宅を出発。
青森空港に着いたのは9時10分。事前にWebチェックインしておいたから、とタカをくくって発券してもらおうとカードを機械に近づけても、何故か妻の分が発行されない。

あれ？おかしいな…？

慌ててカウンターに詰め寄ると、どうやら妻の分はチェックインするのを忘れていたらしい。
便は満席で、空席待ち案内が始まった直後。あと2分遅れていたら、危うく妻の席は空席待ちに回されていたことだろう（苦笑）。
 
そんなドタバタから始まった5日間の道中。「珍」が付かないことだけを祈ろう…。

この時間の羽田便は通路1本のみ、座席も片側2列と3列しかない、新幹線よりも窮屈な航空機である。
ある程度の振動も覚悟の上、いよいよ青森空港を飛び立った。

台風は沖縄から九州地方に接近していたので影響はほとんど受けず、思ったほど振動もなく、10時40分に羽田空港到着。大阪伊丹まで乗り継ぎがあることを伝えていたので、「大阪伊丹空港へお乗り継ぎのnonvey様、14番ゲートへお進み下さい。」との機内アナウンス。

うむ。わかったよ。

羽田空港内をひたすら歩き、ようやく14番カウンターへ。青森からの便より3倍は大きいであろう大阪伊丹便は定刻の11時30分に出発。ところが、滑走路の混雑とやらで、結果的に飛行機が離陸したのは11時50分を過ぎていた。
結局伊丹空港には13時近くになって到着。
モノレールと地下鉄を乗り継いで、まずは心斎橋に降り立った。

3度目の大阪。あくまで今回の来阪の目的はマドンナのコンサート。観光目的ではないので（笑）道頓堀周辺には近寄らず、軽く食事を済ませたあとアップルストアー（レンタカーでnanoから音源を飛ばすためのFMトランスミッタを購入）、大丸（義妹夫婦への結婚祝いを購入）に立ち寄り、心斎橋から梅田方面に向かっててくてくと歩き出した。隣駅の「本町」から近い場所に宿泊するホテルがあるから、と歩き出したものの、これがまたやたらと遠い。
ホテルに着くまで多分、30分くらい歩いていたのではないだろうか。
妻がキレなかったのがせめてもの救いだった（笑）。

18時過ぎになり、ぼちぼち行きましょうか、ということで、ホテルを出る。
大阪ドームまでは、地下鉄を乗り継いで約10分とのこと。ところが、最寄り駅構内がやたらと広く、ここでもまた散々歩かされることに（苦笑）。

18時30分過ぎに大阪ドーム前千代崎駅到着。ハンパではない数の人でごった返している。
ついでにいえば、年齢層は我々と似通った人が多い雰囲気。中に混じっているオッサンや元気のいいオバチャンが目立つ。この人達にもみくちゃにされながら、ようやくドームの中に入ることが出来た。

初見参の大阪ドーム、席はスタンド席の11列目。東京ドームと違ってネットがないし、グラウンドが近いので、ステージもちゃんと見える。
開演10分前になっても席は8割程度しか埋まっておらず、果たしてどうなることか、と気を揉む。
19時。当然のことながら始まる気配は、ない。
19時15分頃になると、会場の明かりが落ちた。会場がドッと沸く。
我々の席の周りは、ほぼ埋まっていて、会場も満席と言っていいだろう。

遂に19時20分、ステージが幕を開けた！

ステージ中央からスルスルと大きなミラーボールが落ちてきた。
なるほど…あの中から出てくるのだな。

予想通りミラーボールが開き、遂にマドンナの登場！！出たぁ！

以下セットリスト。

9月16日(土) Madonna Confessions Tour
大阪ドーム 19時20分開演

1.Future Lovers
2.I Feel Love（ドナ・サマーのカバーらしい）
3.Get Together
4.Like a Virgin
5.Jump
6.Live To Tell
7.Forbidden Love
8.Issac
9.Sorry
10.Like It Or Not
11.I Love New York
12.Ray Of Light
13.Let It Will Be
14.Drowned World
15.Paradise(Not For Me)
16.Music
17.Erotica
18.La Isla Bonita
19.Lucky Star
20.Hung Up

まぁ、ツアーそのものは終わってしまったのでネタバラししても何ら問題はないと思うけれど、他のサイトでも詳しくレポートしているので、俺は割愛。

個人的には「Confessions…」のアルバムをかなり聴き惚れていたので、大満足の内容だった。ただ、あれ？この曲なんだっけ？というのも1?2曲。後で知ったことだけど、ベスト盤2枚と「Confessions…」を聞いておけば、ドナ・サマーのカバー以外は完全に網羅されていたということだったわけですな。

鉄製の木馬で戯れるマドンナ、セクシーでした！
ギターを掻き鳴らすマドンナ、むちゃくちゃ格好良かった！
ホントに48歳か？と疑いたくなるようなプロポーション。惜しげもなくレオタード姿（といってもピンク色ではなく灰色だったが）を晒し出すマドンナ。あんたは凄い！
バックダンサーのスキルもハンパではなく、映像も完璧。

いろんな国で問題となった十字架張り付けもしっかり目に焼き付けたぞ！
というか、あの状態で「Live to tell」を唄うことに意味があるわけで、バックの映像に流されるメッセージ（エイズで年間200万人の子供が死ぬとか、両親を失い孤児となる子供の割合が5％だとか）と相まって、個人的には最も感銘を受けたシーンの一つでもあった。余談ではあるが、ギターを弾きながら唄う「I Love NewYork」も、かなりインパクト大で感激。

終盤になって、ドラムからノイズ音が執拗に発せられ、相当イヤな表情をしていたマドンナには、このままコンサートをやめてしまうんではないかと、正直ちょっとたじろいだぞ。

更に、会場のノリが悪いと煽るマドンナ。最後の「Hung Up」では「Time goes by so slowly」を唄えと煽るも、今ひとつ盛り上がらず（苦笑）。あ、俺は大声で唄っていたけれどな。
ミラーボールがスルスルと降りてきた頃には、ほとんどディスコみたいなノリになってたな。あ、俺だけかな？

そんなこんなで21時20分。きっかり2時間で終演。アンコールはなし。
本編とともに幕引き、明かりが付いたので、会場からは「えー！」と不満の声も上ったが、俺はこの辺りは情報を入手済みだったので、全く問題なし。
妻も「今まで観たコンサートの中でも、かなりよかった！」と満足した模様。
青森からの移動や諸々の疲れもあって「座っていようかな」といっていた彼女が、最後はノリノリだったんだから、ホントによかった。

前の席にいたアホアホカップルが、終始携帯電話で動画を撮影していて、実に目障りではあった（ステージ以外に明かりがあるのは非常に気になるものです）けれど、隣の席にいた人が半ギレして係員に注意を求め、慌てて携帯電話を隠すという滑稽なシーンも目の当たりにしたので、まぁ、いいか。

いやぁ、1万4千円は高額だという声もあったけれど、それ相応分のステージを堪能することが出来たと思っております。
ホントに大大大満足のマドンナコンサートでした。

米人気歌手マドンナ（４８）が今年の世界コンサートツアーで延べ１１６万５０００人を集客し、ツアーのチケット販売による収入が女性歌手として過去最高 の１億９３７０万ドル（約２２７億円）に達したことが分かった。ツアーを主催した米ライブ・ネーション社が２０日発表した。（時事）

まぁ、ツアーの規模も凄いが、チケットの価格もなかなかなものだったからな。納得。

22時過ぎにホテル近くで夕食にありつき、この日の行程は無事終了。あとは明日、何事もなく飛行機が飛んでくれればいいんだが…。

（続く）