やはりダメでした

 
昨日の釣果。
カレイ1枚、ホッケ1匹。以上。
情けなくて、写真を撮る気にもなれませんでした。

朝3時30分過ぎに家を出発、青森市郊外にあるマリーナから、昨年秋に船舶免許を取得し、中古の船まで購入してしまったT先生の操縦する船で沖合へ。


ところが…エンジンがかからんのですよ。ガソリンは満タンなのに、チョークを引いても何をしてもエンジンがかからんのですよ。

何度も何度もスターターを回すT先生。

(あんまり繰り返すと、エンジン焼けるんじゃねぇのか…)

ブルルゥン!!
あ!掛かった。ヨカッタヨカッタ…ゆっくりと陸奥湾へと進み出す船。エンジン全開ぃ!

ブロロロロ…ボボボ…プシュン….(シーン)

あっ!止まった…(汗)。どうやら、2000回転を超えるとエンジンが止まるらしい…。

これを繰り返すこと15分以上。船はほとんど先に進まず、他の船からは、「一度戻って点検した方がいいよ」と指導される始末。
船長T先生、大丈夫ですか?

さすがに焦りの色を隠せないT先生。「やっぱ、一度マリーナへ戻りましょう」ということで、ようやく掛かったエンジンのスピードを緩めながら、スルスルと舵を切り、マリーナ方向へ舳先を向けた途端…。

ブロロ…ブルルゥーン!
何故か急にエンジン音が快調に。

あ。大丈夫、かも?というわけで、そのままエイや!で再び陸奥湾へと向かったのでした(苦笑)。

周囲を見ると、遊漁船がたくさん集まっています。ポイントの選択は間違っていないらしい…。
何でも、他の船で75センチの真鯛が釣れたとか…ふと反対側の船を見ると、明らかに真鯛と思われる魚影を釣り上げ、意気揚々とする男性の姿が。サイズは50センチくらいかな。

ほほぉ…これは期待してもいいかも?

もちろん狙いは真鯛だったのですが、我が軍が陣取る船には(予想どおり)真鯛のアタリは全くなく、明らかにカレイと思われるアタリばかり(しかも太い真鯛用の針にエサを房掛けしているので、カレイが食いきれないのです)。

それでも、44センチのマコガレイというこれまで見たこともないような巨大カレイをT先生が釣り上げたり、我が師匠の畏友タガシ先生も、コンスタントにカレイを釣り上げておりました(それにしても、バラシが多すぎました)。

僕はというと、最初にカレイを釣り上げた以降は音沙汰ナシ。何となくアタリはありますが、アワセが早すぎるのか食いが渋すぎるのか、なかなか獲物を針に掛けることができません。

いい加減アタリもなくなってきたので次のポイントへ移動しようとしても、やはり例のごとくエンジンの不調は続き、ホントにこのままで帰れるのか?と思ったところへ海上保安庁の巡視船が。

救助されるのか?と思ったら…。

「ここは航路ですので、至急移動して下さい!」

と叫ばれました。うちらじゃなく、隣の船が(笑)。

徐々にエンジンの調子は上がってきたので、無事に移動は出来ました。かなり騙し騙しではありましたが…(ホントに怖かったです)。

ところが、日が高くなるとともに、徐々に波が高くなり、僕は例のごとく船酔い気味に。こうなると、エサを針に掛けるのも死に物狂い。下を見てエサ掛けしていると、左右に船が大きく傾いているのがわかるので、どんどん気分が悪くなっていきます。
それでも辛うじて踏みとどまり、「撒き餌」のリバースまでには至らず。その場で30分ほど仮眠を取ったら、何とか生き返りました(どうやら睡眠不足だったらしい)。

それにしても、寝ても覚めてもアタリがなければ魚影もナシ。単発で釣れるのはカレイばかり。
やっと来た!と思ったらフッと軽くなり、慌てて糸を送り込んで釣れたのはホッケ。はぁ…。真鯛なんて簡単に釣れるモノじゃないよなあ。

船に乗っていた我々3人には、明らかに疲労の色が濃くなり、タガシ先生と僕の顔が赤鬼のように日焼けしていくのがわかりました。船長T先生は、竿を持ったまま寝てるし(苦笑)。

結局6時に出港した船が帰港したのは14時過ぎ。真鯛は、タガシ先生が唯一釣り上げた30センチ弱の1枚のみ。これ、釣り上げたどの魚よりも小さいサイズでした。それでも真鯛は真鯛ですから…。

タガシ先生は早くもその場で来週のリベンジを宣言していましたが…。

軽めの朝食を早朝6時前に取っただけで、昼食も取らずに夢中(ムキ)になっていた我々。

結局、憔悴しきったまま帰宅すると、祖母(ババちゃん。推定年齢91歳)が遊びに来ていました。

ババちゃんは「来てしまったよ」と苦笑していましたが、こちらは大歓迎♪

30センチほどのカレイには切れ目を入れ、同じくらいのサイズのホッケは、3枚に下ろしてそれぞれ焼き魚に。
ホッケも釣ったばかりなので臭みが全くなく、美味かったよ!
「美味いねぇ。これ、美味い。」とカレイとホッケを一口ずつ食ってくれたババちゃん。
「いやぁ、あんたの顔、ホントに真っ赤だね」と僕の顔を見て笑っていました。

鏡を見ると、ホント赤鬼みたいだったよ…(凄い顔なので写真は載せられません。笑)。

ババちゃんありがとうな。
魚をホントにおいしそうに食べるババちゃんの顔を見られただけでも、魚を釣ってきた甲斐があったよ。

やはりダメでした」への5件のフィードバック

  1. ちゃき

    最後のババちゃんの話に。゚(゚´Д`゚)゚。ホロリ
    うちの従兄弟は小泊沖で真鯛3匹釣ってきて
    昨日は真鯛のカルパッチョを召し上がりました。

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  2. nonvey

    >昨日は真鯛のカルパッチョを召し上がりました。
    ねぇねぇ、ひょっとして俺に喧嘩売ってる?(笑)
    今年は今のところ日本海側の調子がいいみたいですね。湾内は、もう少し気温が上がってからかな。
    久しぶりに日本海も攻めてみようかな…。

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  3. ゆまこママ

    ゴメン
    釣りの話よりババちゃん推定年齢91歳にビックリだよ・・・
    もうそんなになるんだね

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  4. nonvey

    ゆまこママ…名前を見れば分かります(笑)
    そう。ババちゃんも90歳超えちゃったよ。まぁ…食も細くなっているし、かなり痩せたな、って思うけど、この年齢になっても我が家に行きたいと思うバイタリティがあるというだけでも凄い。

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