MASH UPとmF247

最近毎日がダラダラでユルユルの私が相当気に入っているのが、HOTEI vs RIP SLYMEの「BATTLE FUNKASTIC」。
BATTLE FUNKASTIC
HOTEI vs RIP SLYME RYO-Z ILMARI
B000DN6D28
ご存じの通りTOYOTA bBのCMでもすっかりお馴染みのこの曲は、世界的にメジャーな手法となりつつある(なっている?)MASH UPを「国内で初めて」取り入れた文字通り先駆的で斬新な作品です。

映画「KILL BILL」のテーマとして世界中で知られる、お馴染みのHOTEI 「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」と、RIP SLYMEからは、LIVEで最も盛り上がるアッパーなヒット曲「FUNKASTIC」の2曲を融合させ、新たにギターやベースやラップやFAKEを加え、ここに日本初の本格的なMASH UPが完成した。

「日本初の本格的な」ということでしたが、DJの方々が趣味でMASH UPした作品(まぁ、ブート盤だといえばそれまでですが…)はたくさんあるようですし、こうやって公式な形でのMASH UPというのがこの作品初めて、という解釈でいいのでしょう。
僕なんかは布袋の作品は結構聴いている一方で、RIP SLYMEの作品は今回が事実上の初体験。
どんなに入れ替えをしても、この曲だけはiPodから外すことができず、しかも毎朝(なぜか朝だけ聴きたくなる)ヘヴィローテーションで僕の耳を刺激しております。HOTEIのギター、RIPのラップが何の違和感もなく融合しているというのが、とても不思議です。
海外では結構前から取り入れられているMASH UP。当然作品も数多存在するわけで、僕もいろいろ聴いてみましたが、どれもこれも既発の曲で耳にしているはずなのに、MASH UPによって生まれ変わった曲はとても新鮮で、非常に面白い試みだと思っています。正直、かなり好きです。
一方、ようやく始まった国内のMASH UPの展開は、この先どうなるんでしょうか。
落ち目のアーティスト、一発屋なんかがいいように弄られて、復活を遂げる…なんてこともありそうな予感が。逆に、そりゃねえだろ、といった作品も登場するのでしょうか。
あるいは、結局のところ日本語ラッパーの独壇場になってしまうんでしょうか。
それとも、ここぞとばかりに演歌歌手が幅を利かせたりするのでしょうか。
音楽業界の温故知新にちょっとだけ期待してみようかな。
もう一つ、最近ちょっと気に入っている面白い音楽サイトがありますのでご紹介。
>>music forecast 247(mF247)
新人アーティストの発掘や、キャリア・アーティストの楽曲プロモーション支援などを目的としたサイトとのことですが、ウィークリーチャートの1位は佐野元春の「SOMEDAY」を【DJ TK】なる人物(TKって、どう見ても最近鳴りを潜めたあのオッチャンだろ)がミックスしたもの。しかも、佐野本人も公認らしいです。ただし、評価は低いです(おいおい)。
このサイトの音楽を色々聴いていると、それだけでお腹いっぱいになる可能性がありますのでご注意を(カテゴリー「沖縄」に収められている楽曲は、こういった曲になかなか接する機会がないことからも、結構新鮮です)。

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