灯油がないっ!

ここ最近になってほぼ毎日食卓に並ぶハタハタのような、大量のスパムコメントが久しぶりにこのブログにやってきた。
うざったいので、スパム対策を講じた。
前のバージョンと比較すると、かなり強固な対策だ。
海外のコメントやトラックバックを全て拒否するということは、いささかながら抵抗があるけれど、致し方ない。
全て英文は最初から弾くように設定、その上ひらがな3文字以上は必須。これなら海外のスパマーも手を出せないだろう。ハッハッハ。
投稿に際してエラーが発生するようでしたら、また教えて下さい。
閑話休題。


nonvey宅には400リットルの灯油タンクがあって、そこから細いパイプを通じて家のストーブ、風呂釜に灯油を送り込むという仕組みになっている。裏を返せば、この灯油タンクが空になると、家のストーブが点火することはなく、風呂や洗面台からも水しか出てこない、ということになる。ちなみに、これまでこのタンクの中を空っぽにしたことが一度ある。雪が積もりすぎて、油量計が見えず、空になっていたことに誰も気づかなかったのだ!寒いし風呂には入れないしで惨めなことこの上なし。もう、二度とあんな経験はイヤだ、と思っていたのだが…。
何と、灯油タンクが空っぽになるという悪夢のような出来事が、昨日再び起きてしまったのだ!
悲劇が起きたのは、昨晩18時頃のことだった。
昨日二度目の雪かきを終え、家に入ってから、冷えた身体を温めるために浴槽の蛇口をひねった。
…約5分後。異常を知らせる音声メッセージが風呂釜から聞こえてきた。
な、なんだなんだーっ?
ほぼ時を同じくして、それまで煌々と部屋を温めていたストーブからも警報アラームが鳴り出し、火が消えた。
ま、まさかっ!
その、まさかだった。程なく、母が一言。
「あら。灯油切れたか。」
母ちゃん!「あら」なんて流暢なこと言っている場合じゃねえよ!灯油タンクが空になる前に、何で気づかなかったんだよ!
「いや、おっ父には言われてたんだけどね…。」
おいおい!おっ父に言われていたって、その時に配送注文しようよ!
泣く泣く僕は応急処置として、18リットルのポリタンク2つ分の灯油を、そのタンクの給油口へと注ぎ込んでみることにした。
タンクは、家から約20mほど離れた場所に設置されている。
外の気温はマイナス6度を下回り、よりによって猛吹雪だった。
タンクにたどり着くまでに凍死しそうだ。
灯油タンクの残量を示す油量計は、雪に埋もれて何も見えなかった。これだと気が付かないか…。雪を掘り起こしてみると、油量計は「空」を更に下回っていた。タンクを叩いてみると、グォーンという金属音が響き渡り、中はホントに空っぽですよー!と僕に教えているようだ。嗚呼…。
しかも給油口が凍結して、蓋が開かない。一気に手が悴んでいく。やかんの湯を注いで、何とか蓋を開けることができた。
ところが…どうやら焼け石に水、いや灯油らしい。僅か二つのポリタンクでは油圧が足りないので、灯油がパイプに送り込まれていないようなのだ。
結局我が家のメインストーブは、それから1時間経っても2時間経っても3時間経っても、点火する気配がなかった。
取りあえず寒さをしのぐため、他の予備ストーブを緊急出動させ、何とか取り繕うことはできた。
しかし、当然のことながら風呂釜に灯油が送り込まれることはなく、その結果、実に中途半端な量のお湯だけが、浴槽からモウモウと湯気を上げていた…。

今朝も凄い雪だった。5時30分に起床し、せっせと雪片づけに勤しんだ。少し汗を掻いた。身体が冷えた。でも、温める術はない。
半分冷えた身体のまま、朝食もそこそこに駅に向かった。この大雪ならいっそのこと、電車が運休になっていればいいのに…。
運休になっていたら、そのまま強引に休暇を取って、温泉にでも行ってやる…。
淡い期待は、予想どおりあっさりと打ち砕かれた。
そんなわけで、今日はちょっと風邪っぽいです。
というか、今日は何人もnonveyに近寄るべからず。やばいです。ちょっと臭っているかも知れません。
とにかくもう、早く家に帰って風呂に入りたいです。ハイ…(涙)。

4 thoughts on “灯油がないっ!

  1. ラヴ

    暖をとる術の灯油を切らしてしまうなんて・・・
    酷寒の吹雪の中、外での作業をするなんて・・・
    命に関わりますよ!
    気をつけてくださいね〜!

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  2. へなこ

    雪国の生活は本当に過酷ですよねぇ…
    本日も母と2人で、こんな寒さも青森に比べればなんて事無いよね〜。でもやっぱり寒いものは寒い!!!!! と話しておりました。
    青森って寒いと言うよりも、「痛い」いや、「凍え死ぬかも」って感じですよね。あたしゃもう無理!
    あ、動物達はお元気ですか〜?

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  3. ペーズリー

    400リットルの灯油が何日持つかは想像もつかないけど、雪がちらつくだけで「今年は寒すぎ〜〜!!」と叫ぶうちの周辺の灯油消費量とは比にならないんでしょうね。。
    パート先で灯油を販売してますが、1ヶ月1P(18リットル)じゃ足らない位だそうです。(それもファンヒーターorストーブと思われる)
    ↑のnonveyさんの日記は小説の世界ですわ(別世界)。

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  4. nonvey

    ホントにですね、今年の冬は暖冬です。なんて予想した気象予報士の資格を剥奪したいような気分です。でも、実はこの後案外雪の量が少なかったりして。というか、かなり期待しているんですけどね。
    外の作業は慣れてはいるんですが(極寒でも夜釣りに行くくらいですから!)、寒いというよりは確かに痛いですね。鼻水が垂れていても、感覚がないからわからない(笑)。
    全国各地で雪が舞っていますが、太平洋側の雪なんて、こちらにしてみれば大したことないですよ。要するに「慣れ」ですな「慣れ」。これに尽きます。
    でも、慣れって恐ろしい(笑)
    ちなみに我が家の動物は、雪が降ると大喜びするヤツと引きこもるヤツの二手に分かれます。犬は喜び庭駆け回る、猫はこたつで丸くなる。まさにこのまんま。
    そして今年は、動物よりも人間が大変です。先週あたりから風邪気味だった母から、妻に伝染した模様。母は「腹が超特急」だったらしいですが、妻は「吐き気で口から通勤快速」らしいです(意味不明)。あ、間違いなくつわりじゃありませんから。

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